アダチ版画
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福井江太郎「嬉」

 
日本画家・福井江太郎先生の初木版画作品が完成
福井江太郎「嬉

2010年秋、アダチ版画研究所では、日本画家・福井江太郎先生の初木版画作品「嬉」(アダチ伝統木版画技術保存財団平成22年度進呈作品)を制作いたしました。
福井先生が 15年近くテーマとして取り組まれていらっしゃる駝鳥を描いた作品です。こちらを見つめる二羽の駝鳥の表情が、木版画独特の風合いで、優しい雰囲気に仕上がりました。

作家コメント
長い時間、駝鳥というモチーフに対峙しています。やはり時間というものによって何かが熟成されたり淘汰されたりしていくことを、今更のように実感しながら制作を続ける毎日です。歴史的にも綿々と続いてきた、世界から見ても驚異の技術の高さである木版画の技術。私の軌跡の全てが版画に写っていくかもしれないという不思議な感触を持ちながら絵筆を取りました。
福井江太郎先生の略歴はこちら
福井江太郎 公式サイト >>
 

アダチ伝統木版画技術保存財団 賛助会員募集中

本ページでご紹介している福井江太郎先生の木版画「嬉」は、アダチ伝統木版画技術保存財団賛助会員にご入会の方、または在籍中の方に進呈しております。(年会費 2万円/1口)財団賛助会員についてご興味のある方は、是非お気軽に財団事務局(TEL 03-3951-1267)までお問い合わせ下さい。資料をお送りさせていただきます。
また、こちらのページでもアダチ伝統木版画技術保存財団の賛助会員制度についてご紹介しておりますので、あわせてご参照ください。
アダチ伝統木版画技術保存財団 賛助会員制度について >>

福井先生版画作品 制作風景



墨の濃淡やにじみを表現するため、駝鳥の体の黒を数版の板に分けています。こちらは、頭部から首にかけて生えている細い産毛を彫った板。   駝鳥の周りの墨の点も、画一的にならないよう、堅い山桜の板にリズムをつけて彫り上げていきます。
 
使用する色の種類を抑えた作品のため、色の濃淡のちょっとした違いで作品の表情が変わります。色彩のバランスがとても重要となります。   墨がにじむ様子には、"あてなしぼかし"と言われる摺りの技術が駆使されています。水と絵の具が入り合い境界がぼけるように刷毛を動かします。
 
 

福井江太郎(ふくい・こうたろう) 【略歴】
1969年 東京都に生まれる
1994年 多摩美術大学大学院美術研究科修了。
1995年 第9回2001年青垣日本画大賞展 東京新聞賞。
2001年 第20回安田火災美術財団選抜奨励展(損保ジャパン東郷青児美術館、同 ‘08)。
2003年 平成15年度文化庁買上優秀美術作品に《阿・T》が選出。
2004年 作品集『クロトリノハオト』出版。個展「クロトリノハオト」全国6ヶ所を巡回。
2005年 個展「Flightless」(WEST WOOD GALLERY/ニューヨーク)。
  宮本亜門プロデュース新橋料亭「花蝶」襖絵制作。
2006年 「はばたく日本画―近代から現代へ―」展(佐久市立近代美術館 他)。
  春の叙勲褒章にて紺綬褒章受章。
  個展「FLIGHTLESS N.Y to JAPAN」全国9ヶ所を巡回。
2007年 アートフェア東京出品(同 ‘09)。上海アートフェア出品(同 ‘08)。
  新宿タカシマヤ美術画廊こけら落とし「福井江太郎展―ダチョウからFlowerシリーズまで―」。
2008年 東京新聞・中日新聞「未蕾掌編小説」にて12人の小説家とコラボレーション。
  「両洋の眼」展(日本橋三越)にて河北倫明賞受賞。
  シブヤ西武40周年記念「福井江太郎日本画展」。
  個展「Ostriches and Silent Flowers」(Crossing art gallery/ニューヨーク)。
 

Japan Fashion Week in TOKYO ユナイテッドアローズ×誉田屋源兵衛 着物新ブランドスペシャルイベントでボディペインティングを担当。

2009年 個展「Ostriches and Silent Flowers」(Asian Arts & Culture Center/メリーランド)。
  作品集『花』出版。個展「花」全国5ヶ所を巡回。
2010年 個展「Silent Flowers and Ostriches」(Chelsea Art Museum /ニューヨーク)。
  そごう創業180周年・西武創業70周年「福井江太郎 日本画展」全国巡回中。
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