現在開催中、および1月開催のオススメ浮世絵展覧会をご紹介します!
各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。

 

◆ 1月のPick up!オススメ展覧会

 

東京・六本木にある森アーツセンターギャラリーにて1月17日(木)から「新・北斎展」展が開催されます。

 

Great Waveとして世界的に知られる「神奈川沖浪裏」などの風景画を収めた代表作「冨嶽三十六景」や『北斎漫画』は、今なお世界的に高い評価を得ています。本展では北斎の絵師人生の変遷と画号によって6期に分けて紹介。国内外の名品、近年発見された作品、初公開作品などもあわせてご覧いただくことができます。

また会場では、アダチ版復刻浮世絵もお楽しみいただけます!ぜひ足を運んでみてください。



 
森アーツセンターギャラリー (東京 六本木)
新・北斎展 HOKUSAI UPDATED
1月17日(木)~3月24日(日)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。)

東京国立博物館 (東京 上野)
博物館に初もうで
1月2日(水)~1月27日(日)
太田記念美術館 (東京 原宿)
かわいい浮世絵 おかしな浮世絵
1月5日(土)~1月27日(日)
すみだ北斎美術館 (東京 両国)
大江戸グルメと北斎
11月20日(火)~1月20日(日)
 
静岡市東海道広重美術館 (静岡 由比)
静岡市・由比町合併10周年記念事業
城たび!-お城で旅する東海道-
11月27日(火)~2月3日(日)
中山道広重美術館 (岐阜 恵那)
広重とめぐるⅠ
たかが道、されど道
-山海道之記実見-
12月6日(木)~1月20日(日)
 
 
広重美術館 (山形 天童)
東海道五十三次
~狂歌入東海道と竪絵東海道~
1月1日(火)~1月27日(日)
信州小布施 北斎館 (長野 小布施)
アット驚く 読本挿絵の世界
12月1日(土)~1月27日(日)
 
 

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会


アダチ版浮世絵販売あり!

日本橋髙島屋 本館8階ホール
(東京 日本橋)
浮世絵最強列伝
~江戸の名品勢ぞろい~
1月9日(水)~1月21日(月)

展示協力あり

伊藤忠青山アートスクエア
(東京 青山)
テクニカル北斎展
~進化する浮世絵木版画の技と美~
1月17日(木)~2月16日(土)
 
 
高知県立美術館 (高知 高知市)
芳年
激動の時代を生きた鬼才浮世絵師
10月28日(日)~1月6日(日)
東洋文庫ミュージアム (東京 駒込)
大♡地図展
9月15日(土)~1月14日(月・祝)
 
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晴れの日に飾る 新春の浮世絵

新しい一年の始まりであるお正月。お正月に行われる行事には、旧年を無事に過ごせたことへの感謝と新年を迎える喜びが込められています。江戸の人々の暮らしと深く結びついた浮世絵にも、おめでたい正月にふさわしい図柄が描かれています。晴れの日を演出する華やかな浮世絵を飾って、新たな一年を迎えてみてはいかがでしょうか。

2017年に大英博物館で開催された展覧会をはじめ、国内海外問わず絶大な人気を誇る葛飾北斎。2019年1月17日(木)からは六本木の森アーツセンターギャラリーにて「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」が開催されるなど、ますます北斎ブームが盛り上がりを見せています!

そこで今号から3回にわたり、お正月のお部屋を彩るにふさわしい北斎が描いた"特別な浮世絵"をご紹介し、その魅力に迫ります!


オーダーメイドの贅沢品!? 北斎の"特別な浮世絵"とは...?

現在でも絶大な人気と知名度を誇る、北斎の代表作「凱風快晴」や「神奈川沖浪裏」は、世界中に現存する作品の状態やその数から、江戸時代当時に何千枚も摺られたと考えられています。

その一方で、わずかな部数しか摺られなかった"限定品"のような浮世絵版画もありました。それが『摺物(すりもの)』と呼ばれるものです。

凱風快晴

摺物とは一般に広く販売された浮世絵版画とは異なり、主に句会や狂歌連といった同好の仲間内で配ったり、交換したりする目的で作られたオーダーメイドの浮世絵版画。販売ことが目的ではなく、純粋に風雅を楽しむために作られた摺物は、一部の人々の間にしか出回らない珍しくて贅沢なものでした。

摺物には、お祝い事や記念の品物としての意味合いが強く、縁起の良い図柄が描かれています。版木の枚数や色数など制約の中で表現する市販の浮世絵とは異なり、最高級の和紙に贅沢な絵具を用い、淡い色合いを何度も摺り重ね上品で繊細な色合いを表現したり、版木に色を着けずに摺る"空摺(からずり)"を入れたりと、手間を惜しまず贅を凝らして作られているのが特徴です。

では、実際に北斎の摺物を見ていきましょう!


とにかくおめでたい!! 七福神が踊り歩く「踊行列図」

まず今回ご紹介するのは、北斎が手がけた摺物のひとつ「踊行列図」。細長い縦長の画面に、楽しげに踊りながら練り歩く老若男女7人が描かれています。各々の個性豊かな服装から見ると、どうやら仮装行列の踊りのようです。画面の一番上にいるおじいさんが持つ、大きな傘に描かれた宝づくし文様から、本図の画題は縁起の良いものだと考えられます。

日本各地に伝わる縁起の良い仮装行列の踊りには、七福神に仮装して踊る「七福神踊」や「七福神舞」というものがあります。実は、本図に描かれた彼らは、それぞれ七福神になぞらえて見ることができるんです!

では、上から順番に見ていきましょう。


  踊行列図

まずは一番上のおじいさん。七福神の中でおじいさんといえば寿老人です。赤い頭巾は今も還暦祝いの際にかぶりますね。健康と長寿延命の神様である寿老人にぴったりのモチーフです。

その下の黒い着物の男性。黒となると大黒様でしょうか。頭巾をかぶり、腕を高く上げているのは、打ち出の小槌を掲げるポーズに見えなくもありません。

笠をかぶった人物は、恵比寿様と考えられています。京都の十日えびすで、初えびすの際にのみ配られる、縁起物の「人気笠」にちなんでいるのでしょうか。

頭に赤い扇子をくくり付けているのは、毘沙門天でしょう。きっと兜のつもりですね。
 
お腹の飛び出たおじさんは、布袋さんでしょうか。かざした扇子は布袋さんのシンボルである団扇の代わりかも。


女性2人は弁財天と吉祥天だと考えられます。2人とも似たようないで立ちをしていますから、どちらがどちらか判別するのは難しいですね。そんなところまで、混同されがちな弁財天と吉祥天にそっくりです。

上側にいる女性の紫の着物には、観世水紋という水をモチーフとした文様が入っているので、こちらの女性がインドの水の神様が元の姿である弁財天なのかもしれません。


縁起の良い図柄で作られた摺物のなかでも、七福神に扮した老若男女が楽しげに踊り歩く「踊行列図」は、特におめでたい一図。新しい一年のスタートを飾るのにピッタリの作品。

是非、知る人ぞ知る北斎の縁起の良い名品を飾って、お正月の晴れの日を華やかに彩ってみてはいかがでしょうか。

 

縁起ものづくしで慶事にオススメ「姫小松に海老」

次にご紹介するのが、画面いっぱいに立派な伊勢海老が描かれた「姫小松に海老」です。
太くピンと張った髭や尾の内側に施された精密な描線など、細部に至るまで描き込まれた本図からは、北斎の並々ならぬ描写力がうかがえます。

"えび"は腰をくの字に曲げた老人の姿に見立てて「海老」と書き、その海老の代表格である伊勢海老は古くから長寿の願いを込め、鯛と並んで祝い事には欠かせないおめでたい食材とされてきました。主題である伊勢海老はもちろんのこと、その他にも本図には縁起の良いモチーフがいくつも描かれています。

それでは、実際に描かれている縁起物にそれぞれどんな意味があるのでしょう。


姫小松
一年を通じて緑の葉をつけ、千年の樹齢を保つとも言われる松。若い松には、さらなる飛躍の意味もあります。また、二葉一組の松葉の形は、仲睦まじい夫婦に例えられます。
 
 
  伊勢海老
腰が曲がるまで元気に長生きできるとの意味から、長寿の象徴とされています。また脱皮を繰り返して成長を続ける海老は、立身出世の意味合いも。また赤い色は、古代から邪気を払う魔よけとして用いられてきました。
 
踊行列図
 
千両の実
江戸時代、1,000両の財産を有すれば、お金持ちとして番付に載りました。お正月のお飾りにもよく使われる千両の実は、富の象徴とされています。
 
 
  搗栗(かちぐり)/椎の実
「勝ち」の音に通じることから、縁起物として出陣前に食すなど、勝利の祈願や祝儀に用いられてきました。また、椎の実はどんな環境でも発芽することから、忍耐強さを表しています。


縁起の良いものがこれほどまで揃った北斎「姫小松に海老」。北斎が手がけた摺物の中でも、逸品といっても過言ではないでしょう。新しい一年を迎える晴れの日はもちろん、慶事にもオススメの作品を飾ってお楽しみください。



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現在開催中、および12月開催のオススメ浮世絵展覧会をご紹介します!
各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。

 

◆ 12月のPick up!オススメ展覧会

 

遊興の別天地として繁栄した吉原で、そのトップに君臨したのが花魁。現代でも繰り返し映画や漫画のヒロインになるなど、その浮世離れした姿を魅力する花魁の展覧会が、東京・原宿の太田記念美術館にて開催中です。

 

江戸時代、花魁となるには美貌だけでなく、教養を備え、芸事にも秀でていることが必須でした。また、吉原は武士や裕福な町人をはじめ当時の著名人も多く通い、彼らを中心として、文化サロンの様相を呈することもありました。

本展覧会ではそんな花魁のファッショナブルな装いと、日常の生活を捉えた江戸文化や独特の存在感を示す花魁の魅力をご覧いただけます。是非、足を運んでみてください。



 
太田記念美術館 (東京 原宿)
花魁ファッション
11月2日(金)〜12月20日(木)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。)

すみだ北斎美術館
(東京 両国)
大江戸グルメと北斎
11月20日(火)~1月20日(日)
静岡市東海道広重美術館
(静岡 由比)
静岡市・由比町合併10周年記念事業
城たび!-お城で旅する東海道-
11月27日(火)~2月3日(日)
中山道広重美術館
(岐阜 恵那)
広重とめぐるⅠ
たかが道、されど道
-山海道之記実見-
12月6日(木)~1月20日(日)
 
広重美術館 (山形 天童)
江戸名所散歩
11月30日(金)~12月24日(月)
信州小布施 北斎館 (長野 小布施)
アット驚く 読本挿絵の世界
12月1日(土)~1月27日(日)
東京国立博物館 (東京 上野)
浮世絵と衣装-江戸(浮世絵)
11月20日(火)~12月9日(日)
 

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会

東京国立博物館 (東京 上野)
東京国立博物館・フィラデルフィア美術館
交流企画特別展
「マルセル・デュシャンと日本美術」
10月2日(火)~12月9日(日)
光ミュージアム (岐阜 髙山)
特別展「広重 東海道五十三次展」
~叙情の画家広重 不朽の名作~
9月22日(土)~12月16日(日)
とちぎ蔵の街美術館 (栃木 栃木市)
浮世絵で見る歌舞伎の世界
石川常四郎コレクションの役者絵
10月18日(木)~12月24日(月)
 
細見美術館 (京都 左京区)
描かれた「わらい」と「こわい」展
-春画・妖怪画の世界-
10月16日(火)~12月9日(日)
東洋文庫ミュージアム (東京 駒込)
大♡地図展
9月15日(土)~1月14日(月・祝)
GASミュージアム (東京 小平)
はがきサイズの開化風景展
10月6日(土)~12月24日(月・祝)

現在開催中、および11月開催のオススメ浮世絵展覧会をご紹介します!
各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。

 

◆ 11月のPick up!オススメ展覧会

 
現在、東京国立博物館にて「マルセル・デュシャンと日本美術」展が開催中です。伝統的な西洋芸術の価値観を大きく揺るがし、20世紀の美術に衝撃的な影響を与えたマルセル・デュシャン。
 

本展覧会は、アメリカのフィラデルフィア美術館に所蔵されているデュシャン・コレクションから、油彩画、レディメイド、写真など150余点の紹介と、日本美術のあり方や価値観を再考し、新たな日本美術の楽しみ方も提案する2部構成となっています。

第2部「デュシャンの向こうに日本がみえる。」 では、東京国立博物館所蔵の「婦人相學十躰・浮気の相(重要文化財)」をはじめ、貴重な浮世絵をご覧いただけます。

また会場出口では、アダチ版復刻浮世絵もお楽しみいただけますので、ぜひ足を運んでみてください。



 
東京国立博物館 (東京 上野)
東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展
「マルセル・デュシャンと日本美術」
10月2日(火)~12月9日(日)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。)

太田記念美術館
(東京 原宿)
花魁ファッション
11月2日(金)〜12月20日(木)
すみだ北斎美術館
(東京 両国)
大江戸グルメと北斎
11月20日(火)〜1月20日(日)
静岡市東海道広重美術館
(静岡 由比)
広重没後160年記念
めいしょ広重
8月14日(火)~11月25日(日)
 
中山道広重美術館 (岐阜 恵那)
広重没後160年記念
原安三郎コレクション公開
北斎と広重展
10月4日(木)~12月2日(日)
広重美術館 (山形 天童)
明治の夜明け
11月2日(金)~11月26日(月)
信州小布施 北斎館 (長野 小布施)
北斎VS北斎
冨嶽三十六景×富嶽百景
 
9月15日(土)~11月25日(日)

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会

光ミュージアム (岐阜 高山)
特別展「広重 東海道五十三次展」
~叙情の画家広重 不朽の名作~
 
9月22日(土)~12月16日(日)
北海道立函館美術館 (北海道 函館)
歌川広重 二つの東海道五拾三次
西南戦争浮世絵
江戸っ子たちの旅ログ!?
10月5日(金)~11月25日(日)
とちぎ蔵の街美術館 (栃木 栃木市)
浮世絵で見る歌舞伎の世界
石川常四郎コレクションの役者絵
 
10月18日(木)~12月24日(月)
 
細見美術館
(京都 左京区)
描かれた「わらい」と「こわい」展
-春画・妖怪画の世界-
10月16日(火)~12月9日(日)
東洋文庫ミュージアム
(東京 駒込)
大♡地図展
9月15日(土)~1月14日(月・祝)
GASミュージアム
(東京 小平)
はがきサイズの開化風景展
10月6日(土)~12月24日(月・祝)

現在開催中、および10月開催のオススメ浮世絵展覧会をご紹介します!
各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。

 

◆ 10月のPick up!オススメ展覧会

 

横浜・高島屋ギャラリー8階にて、10月10日(水)から「サンタフェ リー・ダークスコレクション 浮世絵最強列伝~江戸の名品勢ぞろい~」展が開催されます。

 

米国サンタフェ在住のリー・ダークス氏は、空軍士官として日本に駐留したのを契機に日本文化に関心を持ち、浮世絵版画の名品を収集してきました。本展覧会では、浮世絵の祖・菱川師宣、美人画の喜多川歌麿、役者絵の東洲斎写楽、そして葛飾北斎や歌川広重など代表的な浮世絵師の優品のみを集めたダークス氏のコレクションをご覧いただけます。

また会場出口では、アダチ版復刻浮世絵もお楽しみいただけます!ぜひ、足を運んでみてください。



 
横浜髙島屋ギャラリー8階 (神奈川 横浜)
サンタフェ リー・ダークスコレクション
浮世絵最強列伝~江戸の名品勢ぞろい~
10月10日(水)~10月22日(月)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。)

太田記念美術館
(東京 原宿)
没後160年記念
歌川広重
9月1日(土)〜10月28日(日)
すみだ北斎美術館
(東京 両国)
北斎の橋 すみだの橋
9月11日(火)〜11月4日(日)
静岡市東海道広重美術館
(静岡 由比)
広重没後160年記念
めいしょ広重
8月14日(火)~11月25日(日)
 
中山道広重美術館 (岐阜 恵那)
広重没後160年記念
原安三郎コレクション公開
北斎と広重展
10月4日(木)~12月2日(日)
広重美術館 (山形 天童)
初代広重没後160年記念
広重が描く日本の風景
8月31日(金)~10月29日(月)
 
 
信州小布施 北斎館 (長野 小布施)
北斎VS北斎
冨嶽三十六景×富嶽百景
9月15日(土)~11月25日(日)
東京国立博物館 (東京 上野)
浮世絵と衣装-江戸(浮世絵)
9月26日(水)~10月21日(日)
 

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会


アダチ版浮世絵販売あり!

東京国立博物館 (東京 上野)
東京国立博物館・フィラデルフィア
美術館交流企画特別展
「マルセル・デュシャンと
日本美術」
10月2日(火)~12月9日(日)



佐野美術館 (静岡 三島)
江戸にあそび、街道をゆく
-北斎・広重競べ-
9月8日(土)~10月14日(日)



海の見える杜美術館 (広島 廿日市)
西南戦争浮世絵
-さようなら、西郷どん-
7月21日(土)~10月14日(日)
 
東洋文庫ミュージアム
(東京 駒込)
大♡地図展
9月15日(土)~1月14日(月・祝)
GASミュージアム
(東京 小平)
はがきサイズの開化風景展
10月6日(土)~12月24日(月・祝)
 
没後160年記念 広重 月の名作選

浮世絵のアダチ版画では、今年没後160年を迎えた広重に注目が集まる中、秋にピッタリの「広重月の名作撰」を企画いたしました。ご好評につき9月30日まで期間延長になった本企画を通して広重の魅力に迫ってまいります!

風景画だけではない!広重の魅力が満載の花鳥画はなぜ生まれた??

浮世絵というと、一般的には美人画、役者絵そして風景画を連想する方が多く、花鳥画をイメージする人はすくないかもしれません。しかし、風景画の絵師として人気の広重も、大変多くの花鳥画を残し「月に雁」は代表的な作品となっています。


江戸庶民の嗜好を常に表現してきた浮世絵の世界において、遊郭のあった吉原の繁栄から美人画が生まれ、歌舞伎人気が役者絵を生みました。そして、東海道など街道の整備と庶民の経済力の向上により旅をする余裕ができると風景画が出版されるようになりました。

月に雁 三日月に松上の木菟 月夜木賊に兎

では、花鳥画は、なぜ一つのジャンルを確立するほど出版されていたのでしょうか。色々な要因があるとおもいますが、今回は広重の花鳥画の中でも特に季節感あふれる情景を描いた、心和む月を描いた中短冊サイズ名作3点を紹介しながらその謎を考えてまいりましょう。

左から月に雁三日月に松上の木菟月夜木賊に兎

 

俳句や和歌と共に味わう広重の詩的な世界

広重が花鳥画の中でも多く作品を残したといわれているのが中短冊サイズの作品です。「東海道五十三次」のように大錦サイズといわれる一般的な浮世絵のサイズのちょうど半分のサイズになります。

日本で鎌倉時代の頃から歌人の間で使われていた短冊という形式を花鳥画のジャンルに用いることにより、俳句や和歌に詠まれた世界を江戸の庶民の人々に絵を通して広重は伝えようとしていたと考えることもできそうですね。


月に雁

「こむな夜か 又も有うか 月に雁」

「三日月の船遊山(ふなゆさん)してみみづくの 耳に入(いれ)たき松風の琴」

三日月に松上の木菟
月夜木賊に兎

「夜はいとど 草のむしろに 露おきて 兎の妻も 寝つきかぬらん 河廼屋幸久」



北斎が造形的な美しさを描写し尽くすことに注力するのに対して、広重は、俳句や和歌といった文学的要素を加味しながら詩的世界を表現することを大切にしていたのでしょう。江戸の庶民はもちろんのこと、現代の私たちの心を動かす表現の豊かさは、風景画だけでなく花鳥画においても発揮されています。

花鳥画というジャンルは、江戸時代の園芸ブームがあったことが一因であるとも言われていますが、数多く残された広重の短冊の作品を見ていくと、江戸の人々に癒しを与えるもので、常に身近な生活を彩るためのものとして出版されていたと素直に捉えることも出来そうですね。

広重の中短冊の世界を満喫するのにオススメ! 短冊専用額



アダチ特製浮世絵専用額(短冊)

これまでご紹介してまいりました広重の短冊の世界を楽しんでいただくため、アダチ版画がオススメするのが「アダチ特製浮世絵専用額(短冊)」です。

通常ご紹介している大判額(外寸55.5×40.0cm)よりもひと回り小さい(外寸50.0×32.0cm)短冊専用額です。「月に雁」など短冊の花鳥画を一番美しくみせることができるように余白を調整いたしました。

是非、秋の夜長に、広重が描いた月の短冊の詩的世界を身近に味わってみてはいかがでしょうか?

 

■ 注文方法
オンラインストアでのご注文の際は、ショッピングカートに「アダチ特製浮世絵専用額(短冊)」とご希望の作品(額なし)をお選びください。ご希望の作品を額装した状態でお送りいたしますので、届いたらすぐに飾ってお楽しみいただけます!

注文画面


「没後160年記念 広重 月の名作撰」はこちら >>

現在開催中、および9月開催のオススメ浮世絵展覧会をご紹介します!
各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。

 

◆ 9月のPick up!オススメ展覧会

 

江戸時代に活躍した浮世絵師・歌川広重の没後160年を記念する展覧会が、東京・原宿の太田記念美術館にて開催されます。

 

「東海道五拾三次之内」や「名所江戸百景」といった代表作は、日本のみならず海外でも広く知られています。また海外から輸入されたベロ藍という絵具が用いられ、「広重ブルー」と称された美しい青の世界は、今なお人々の心に影響をあたえています。

展覧会では、その中から、代表作である風景画をはじめ、美人画や花鳥画、戯画など、さまざまなジャンルの浮世絵の作品も含め、200点以上選りすぐりの広重の名作をご覧いただけます。ぜひ足を運んでみてください!



 
太田記念美術館 (東京 原宿)
没後160年記念
歌川広重
9月1日(土)~10月28日(日)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。)

すみだ北斎美術館 (東京 両国)
北斎の橋 すみだの橋
9月11日(火)~11月4日(日)
静岡市東海道広重美術館 (静岡 由比)
広重没後160年記念
めいしょ広重
8月14日(火)~11月25日(日)
中山道広重美術館 (岐阜 恵那)
特別展観
「木曽海道六拾九次之内」
8月30日(木)~9月30日(日)
 
広重美術館 (山形 天童)
初代広重没後160年記念
広重が描く日本の風景
8月31日(金)~10月29日(月)
信州小布施 北斎館 (長野 小布施)
北斎VS北斎
冨嶽三十六景×富嶽百景
9月15日(土)~11月25日(日)
 
 
MOA美術館 (静岡 熱海)
歌麿とその時代
浮世絵黄金期の輝き
8月31日(金)~10月2日(火)
東京国立博物館 (東京 上野)
浮世絵と衣装-江戸(浮世絵)
8月28日(火)~9月24日(月・振)
 

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会


アダチ版浮世絵販売あり!

相国寺承天閣美術館 (京都 今出川)
浮世絵最強列伝
~江戸の名品勢ぞろい~
7月3日(火)~9月30日(日)


練馬区立美術館 (東京 練馬)
芳年
--激動の時代を生きた鬼才浮世絵師
8月5日(日)~9月24日(月・振)


石川県七尾美術館 (石川 七尾)
世界が絶賛した浮世絵師
北斎展 ~師とその弟子たち~
8月4日(土)~9月17日(月・祝)
 
那珂川町馬頭広重美術館
(栃木 馬頭)
広重没後160年記念
大広重展
7月14日(土)~9月24日(月・振)
和泉市久保惣記念美術館
(大阪 和泉)
浮世絵の妖怪とモノノケ
8月11日(土・祝)~9月24日(月・振)
 
 
東洋文庫ミュージアム
(東京 駒込)
大♡地図展
9月15日(土)~1月14日(月・祝)
佐野美術館
(静岡 三島)
江戸にあそび、街道をゆく
-北斎・広重競べ-
9月8日(土)~10月14日(日)
 
没後160年記念 広重 月の名作選

ようやく猛暑も落ち着き、すこし涼しくなってまいりましたね。秋も、すぐそこまでやってきている感じがいたします。浮世絵の世界で秋を楽しむというと、やはり叙情豊かな広重の月の名作が頭に浮かびます。浮世絵のアダチ版画では、9月6日に命日を迎え、今年が没後160年となる広重に注目して、秋にピッタリの「広重月の名作撰」を企画いたしました。本企画を通して広重の魅力に迫ってまいります!

安藤広重、歌川広重、どっち?

お客さまから、たまに受けるご質問で「広重って安藤じゃないの?歌川って書いてあるけど。」ということがあります。まずは、広重の名前の由来についてその出生から辿ってまいりましょう。

広重は、寛政9年(1797)江戸八代洲河岸の定火消同心・安藤源右衛門の子として生まれました。幼少より絵を好み、15歳のときに歌川豊広の門下となったそうです。

以前の教科書には、本名の「安藤広重」が用いられていましたが、最近は絵師として歌川派の広重ということを重視して「歌川広重」でほぼ統一されているようです。

安藤広重、歌川広重、どっち?

広重の風景画は、ここから始まった!「東都名所」

広重は、歌川豊広の門下で、はじめは、美人画や役者絵を描いていました。文政12年(1829)に師匠の豊広が亡くなった2年後、天保2年(1831)広重34歳の時、初の大判サイズの風景画シリーズ「東都名所」を手掛けました。当時広重が「一幽斎(いちゆうさい)」と号していたので「幽斎(ゆうさい)書き東都名所」ともいわれています。10枚揃いで、江戸及びその近郊の風景を描いたシリーズです。残っているオリジナルの数や摺られた具合からみてもかなりの量が摺られたことが想像でき、その人気がうかがえます。

広重の風景画は、ここから始まった!「東都名所」
<東都名所全10図>

俯瞰でとらえた風景に大きな前景を配する大胆な構図と色数を限り独特な配色でつくられたことから、庶民には、とても新鮮で人気も高かったようです。当時流行のプルシアンブルーを空や海に多用するとともに、帯状の紅色の雲がどの図にも配され、本シリーズを象徴する色づかいが見どころでもあります。穏やかで温かみある風景画は、庶民に好感を持って迎えられ、「東海道五十三次」の大作が生まれる下地となったといえるでしょう。
「両国之宵月」でその魅力に触れてみましょう!

近景に大きく両国橋の橋桁をとらえた大胆な構図

近景に大きく両国橋の橋桁をとらえた大胆な構図

紅色の雲 本シリーズ全作品に見られる
紅色の雲
 
  鮮やかなプルシアンブルー
  北斎なども使った流行色。
鮮やかなプルシアンブルー

「東都名所」の中の傑作「高輪明月」

今回は、「東都名所」の中でも月を描いた傑作「高輪明月」をご紹介いたしましょう。

「東都名所」の中の傑作「高輪明月」 「東都名所」の中の傑作「高輪明月」
摺りの風景

日本橋を出発し、品川に近くなると江戸湾の眺望が開ける所が高輪です。江戸の街から海道に出る境に設けられた簡単な関所があり、幕府の禁止事項や罪人の罪状などを記した高札が立てられた場所でもあります。その様子が図の左下の石垣や中央下の高札に見えます。
海岸に沿って茶屋など店が建ち並び、東海道を旅する人や、それを見送る人々、行楽の人々など、人の往来が盛んで、大いに賑わった場所です。湾曲した海岸線、江戸を発ってはじめて広がる江戸湾の眺望を鳥瞰し、雁が群をなして下り、宵の満月が空に光るなど多くの情報を丹念に描写した情景は、広重らしい表現で、細部に配慮することで生まれる臨場感が魅力です。

<ミニ知識>
東都名所の版元 川口正蔵は、国芳の大作「宮本武蔵鯨退治」を後年になって出版しています。版元のプロデュース力にも注目ですね!

安藤広重、歌川広重、どっち?

没後160年記念 広重 月の名作撰

今回は、没後160年を迎える広重の風景画の絵師としての出発点となった「東都名所」に焦点をあてて月の名作をご紹介いたしました。この他にも素敵な月の作品をご紹介しております。是非合わせてお楽しみください。

「没後160年記念 広重 月の名作撰」はこちら >>

現在開催中、および8月開催のオススメ浮世絵展覧会をご紹介します!
各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。

 

◆ 8月のPick up!オススメ展覧会

 

今、話題のびじゅチューンが東博とコラボ!世界の名画を歌とアニメで紹介するNHKEテレの番組「びじゅチューン」。映像作家の井上涼さんがかなり不思議かつ独自の視点でストーリー化した映像作品は凄いインパクトがあります。

 

そのびじゅチューンと東博がコラボした体験型企画展が東京国立博物館の本館で開催されています。浮世絵からは、肉筆の見返美人、北斎の名作神奈川沖浪裏、そして広重の大はしあたけの夕立などが題材に。新しい視点で名画を楽しんでみてはいかがでしょう。

会場にはアダチ版画が制作協力した大はしあたけの夕立の摺順序も展示されてます。夏休みご家族で足を運んでみてはいかがでしょう。



 
東京国立博物館 (東京 上野)
トーハク×びじゅチューン!
なりきり日本美術館
7月24日(火)~9月9日(日)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。)

太田記念美術館 (東京 原宿)
落合芳幾
8月3日(金)~8月26日(日)
すみだ北斎美術館 (東京 両国)
ますむらひろしの北斎展
ATAGOAL × HOKUSAI
6月26日(火)~8月26日(日)
静岡市東海道広重美術館 (静岡 由比)
出張日本平動物園
うきよえどうぶつ館
6月5日(火)~8月12日(日)
 
広重美術館 (山形 天童)
浮世絵かるた
8月3日(金)~8月27日(月)
中山道広重美術館 (岐阜 恵那)
思い出の江戸っ子アルバム
7月20日(金)~8月26日(日)
信州小布施 北斎館 (長野 小布施)
面白すぎる!!
北斎漫画の世界
6月16日(土)~9月9日(日)
 

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会

相国寺承天閣美術館 (京都 今出川)
サンタフェ リー・
ダークスコレクション
浮世絵最強列伝~
江戸の名品勢ぞろい~
7月3日(火)~9月30日(日)
福岡市博物館 (福岡 百道浜)
ボストン美術館浮世絵名品展
鈴木春信
7月7日(土)~8月26日(日)
細見美術館 (京都 岡崎)
江戸のなぞなぞ-判じ絵-
6月9日(土)~8月19日(日)
 
和泉市久保惣記念美術館 (大阪 和泉)
浮世絵の妖怪とモノノケ
8月11日(土・祝)~9月24日(月)
那珂川町馬頭広重美術館 (栃木 馬頭)
広重没後160年記念 大広重展
-肉筆浮世絵と錦絵の世界-
7月14日(土)~9月24日(月・振)
山種美術館(東京 恵比寿)
水を描く
-広重の雨、玉堂の清流、土牛のうずしお-
7月14日(土)~9月6日(木)

現在開催中、および7月開催のオススメ浮世絵展覧会をご紹介します!
各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。

 

◆ 7月のPick up!オススメ展覧会

 
京都・上京区にある相国寺承天閣美術館にて、7月3日(火)から「「サンタフェ リー・ダークスコレクション 浮世絵最強列伝~江戸の名品勢ぞろい~」展が開催されます。
  米国サンタフェ在住のリー・ダークス氏は、空軍士官として日本に駐留したのを契機に日本文化に関心を持ち、浮世絵版画の名品を収集してきました。本展覧会では、浮世絵の祖・菱川師宣、美人画の喜多川歌麿、役者絵の東洲斎写楽、そして葛飾北斎や歌川広重など代表的な浮世絵師の優品のみを集めたダークス氏のコレクションをご覧いただけます。

また会場出口では、アダチ版復刻浮世絵もお楽しみいただけます!ぜひ、足を運んでみてください。


 
相国寺承天閣美術館 (京都 今出川)
サンタフェ リー・ダークスコレクション
浮世絵最強列伝~江戸の名品勢ぞろい~
7月3日(火)~9月30日(日)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。)

太田記念美術館 (東京 原宿)
江戸の悪 PARTⅡ
6月2日(土)~7月29日(日)
すみだ北斎美術館 (東京 両国)
ますむらひろしの北斎展
ATAGOAL × HOKUSAI
6月26日(火)〜8月26日(日)
静岡市東海道広重美術館 (静岡 由比)
出張日本平動物園
うきよえどうぶつ館
6月5日(火)~8月12日(日)
 
中山道広重美術館 (岐阜 恵那)
花ふわり、月ひかり
-広重描く 春花秋月-
6月14日(木)~7月16日(月・祝)
広重美術館 (山形 天童)
五人の広重
6月29日(金)~7月30日(月)
 
 
信州小布施 北斎館 (長野 小布施)
面白すぎる!!
北斎漫画の世界
6月16日(土)~9月9日(日)
東京国立博物館 (東京 上野)
トーハク×びじゅチューン!
なりきり日本美術館
7月24日(火)~9月9日(日)
 

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会

福岡市博物館 (福岡 百道浜)
ボストン美術館浮世絵名品展
鈴木春信
7月7日(土)~8月26日(日)
山種美術館 (東京 恵比寿)
水を描く
-広重の雨、玉堂の清流、土牛のうずしお-
7月14日(土)~9月6日(木)
細見美術館 (京都 岡崎)
蛇足庵コレクション
江戸のなぞなぞ-判じ絵-
6月9日(土)~8月19日(日)
 
那珂川町馬頭広重美術館
(栃木 馬頭)
広重没後160年記念 大広重展
-肉筆浮世絵と錦絵の世界-
7月14日(土)~9月24日(日)
SCUDERIE DEL QUIRINALE
(イタリア ローマ)
Hiroshige. Visioni dal Giappone
3月1日(木)~7月29日(日)
Musée des impressionnismes Giverny
ジヴェルニー印象派美術館

(フランス ジヴェルニー)
Japonisms / Impressionisms
ジャポニスム/印象派
3月30日(金)~7月15日(日)
品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

厳選素材・道具

江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

職人紹介

最高の作品を創り出すために、日々技術の研鑽を積む熟練の職人たち。

浮世絵の基礎知識

浮世絵の基礎知識

意外と知らない?浮世絵の世界。浮世絵の基礎知識をご紹介。