新コラム「浮世絵をもっと楽しむ。」vol.1

2014.04.12

ご自宅に絵を飾って楽しんでいらっしゃる方も多いかと思います。浮世絵だけに限らず、お気に入りのポスターや絵画・写真などを飾るだけで、お部屋の印象が変わり、気分も華やかになる感じがします。
いつも同じ絵を飾っているよりも掛け替えることで、より生活に彩りが増えるのではないでしょうか。

今回は、アダチ版画から徒歩数分ほどの場所にお住まいで、いつも実演会にもご参加いただき、普段からお部屋でも浮世絵をお楽しみいただいている森様ご夫妻のお宅にご訪問させていただきました。

数年前にもお宅訪問インタビューでご登場いただきましたが、このたび一軒家を新築されたとのことでお二人の新しい こだわりの空間にお邪魔し、改めてインタビューさせていただきました。

まず目に飛び込んできたのが、玄関ホールに飾られた葛飾北斎の「踊行列図」。絵の下には重厚感のある箪笥を配し、季節を感じる小物などのインテリアにもこだわり、生活の一場面として浮世絵を楽しんでいらっしゃるようです。

<玄関ホールに飾られた北斎「踊行列図」>

Q.浮世絵を飾ることの楽しさや魅力は、どんなところにありますか?

A.浮世絵に囲まれて生活していると、とても心が和む気がします。飾る絵によって部屋の雰囲気が影響するように感じますね。水墨画などの白黒の絵に比べ、色鮮やかな浮世絵を飾ると気分が華やぎます。


◆ 掛け替えて楽しむ浮世絵

いつもアダチ版画をご利用していただき、数多くのアダチ版浮世絵版画をお持ちいただいている森様ご夫妻に「浮世絵を掛け替えて楽しむポイント」についてお聞きしました。

Q.掛け替えるペースはどのくらいですか?

A.普段、玄関やリビング、書斎などに5点ほど飾っています。飾る場所やその時の気分、季節によって掛け替えを定期的にしています。ほぼ毎月掛け替えています。

Q.飾る絵を選ぶときに、お二人の中で何か決まり事はありますか?

A.飾る作品によって生活する私たちの気分も変わるので、どの場所にどの絵を飾るか、二人で選びながら掛け替えを楽しんでいます。

<いつも仲の良い森様ご夫妻>


お気に入りの一枚に掛け替える

実際に普段、浮世絵を掛け替える様子を見せていただきました。
以前、セットでご購入いただいた歌川広重の「冨士三十六景」の中から、今回は桜の季節に合わて「武蔵小金井」に掛け替えていただきました。

<数ある中からお気に入りの一枚を厳選>


絵の入れ替え作業はご主人様のご担当とのこと。
ほぼ毎月掛け替えされているので、入れ替え作業もスムーズ。慣れた手つきで額を取り扱っていらっしゃいました。

<手慣れた様子で絵を入れ替えるご主人様>

窓際の明るい壁に額を飾られるご主人様。ワイヤーフックの長さを調節し額の左右の高さを合わせます。 玄関ホールと同様に、絵の下には季節を感じる小物などのインテリアを配置。こちらお奥様のご担当とのことで、とても素敵な雰囲気になりました。

<額の左右の高さを調節します> <インテリアにもこだわって浮世絵を楽しむ>

今回ご紹介した森様ご夫妻のように、絵を掛け替えて楽しんでいらっしゃる方も多いかと思います。飾る季節やお部屋の雰囲気に合わせ、絵を入れ替えて浮世絵をお楽しみください。

今後も随時、浮世絵を楽しんでいただいているお客様のご様子をご紹介していきます。

品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

厳選素材・道具

江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

職人紹介

最高の作品を創り出すために、日々技術の研鑽を積む熟練の職人たち。

浮世絵の基礎知識

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意外と知らない?浮世絵の世界。浮世絵の基礎知識をご紹介。