姿の可愛らしさと涼しげな様子から、日本の夏の風物詩として不動の人気を誇る金魚。江戸時代後期、庶民の間で広く飼育されるようになった金魚は、身近な娯楽であった浮世絵の中にも描かれています。
金魚にカエルやカメなども加え、水中の生き物たちを擬人化し、笑い、走り、唄い踊る金魚の姿をユーモアたっぷりに描いた歌川国芳の「金魚づくし」は、夏本番を迎えるこれからの季節にピッタリなシリーズ。
今回は、そんなユーモア溢れる笑って楽しい「金魚づくし」の飾り方をご紹介します。 |
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「百ものがたり」 |
■ コンパクトなスペースで1図をじっくり味わう
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「金魚づくし」は通常の浮世絵の半分ほどの大きさで、額の大きさも縦が約38cm、横幅が約29cmとコンパクトサイズ。
写真のように、玄関やリビングなどちょっとしたスペースに飾ることができ、まるで金魚鉢を置いたように涼しげな空間を楽しめます。 |
「ぼんぼん」 |
◇ ひれをまくって男らしく―「いかだのり」
江戸時代、鳶職と並んで最もいなせな職業とされていた船頭。国芳が描く金魚の船頭は、ひれをまくり上げた姿に江戸っ子の粋な男気を感じさせます。
棹を持つ金魚たちのアクロバティックな動きが、いきいきとした画面になっています。 |
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「いかだのり」 |
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◇ にわか雨!?―「にはかあめんぼう」
水中の金魚が雨をしのぐ、というこれまたおかしな作品。タイトルも「にわかあめ」と「あめんぼう」をかけたシャレになっています。
まさに、あめんぼうの細長い足を雨足に見立てています。突然の雨の襲来に慌てふためく金魚たちの描写がシュールで、国芳の遊び心を感じる作品です。 |
「にはかあめんぼう」 |
■ 自然の木目が美しい「白木額」にお好きな2図を並べて楽しむ
洋室にも飾って楽しんでいただけるよう、自然の木目が美しい「白木額」もご用意しています。こちらの額には、金魚づくしを2図並べてお楽しみいただけます。
スタッフのオススメは、金魚たちの宴会の様子を描いた「酒のざしき」。一匹の金魚が三味線を弾き、それに合わせ踊る二匹の金魚。ひれを巧みに使った仕草になんとも笑みがこぼれます。ご家庭のダイニングに飾っても、一家団欒の時間が楽しくなること間違いありません。
「酒のざしき」と組み合わせるもう1図には、「そさのおのみこと」。日本神話に登場する素戔嗚尊(すさのおのみこと)を描いた作品で、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する場面です。戦う素戔嗚尊の足下にいるのは奇稲田姫(くしなだひめ)。ウナギを八岐大蛇に見立てて、勇敢に立ち向かう金魚の姿がなんとも愉快な作品です。
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【 ご注文方法 】 |
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1.「金魚づくし3図セット」をカートに入れる
2.ご注文の最終確認画面の「備考欄」に、額装する3図の並び順を記入する 例)左:さらいとんび、中:玉や玉や、右:百ものがたり |
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■ ひとつの額に3図をまとめて、賑やかな金魚たちの世界に浸る
楽しい金魚たちを広い空間で楽しみたい方には、アダチ特製浮世絵専用額(長判)を使って、3図を一緒に飾るのもオススメです!
1図ずつはコンパクトなサイズですが、3図並べることで「金魚づくし」のユーモア溢れる明るく楽しい雰囲気がお部屋全体に広がります。季節や気分に合わせて、自由に絵柄・順番を入れ替えても素敵に飾れます。
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【 ご注文方法 】 |
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1.「金魚づくし3図セット」をカートに入れる
2.ご注文の最終確認画面の「備考欄」に、額装する3図の並び順を記入する 例)左:さらいとんび、中:玉や玉や、右:百ものがたり |
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1図ずつお部屋に飾るのもよし、リビングに3図まとめて飾って金魚たちの世界を楽しむのもよし、いろいろな飾り方で楽しめる「金魚づくし」です。
この夏は、ぜひお気に入りの金魚を見つけて、飾ってみてはいかがでしょうか。
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