■クリスマスから新年まで
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北斎生誕260年を記念して2020年10月にスタートした「スマホ用浮世絵壁紙」の配布。木版画の風合いを多くの方に知っていただき、浮世絵を日常の中でより身近なものに感じていただきたい。そんな思いでつくっています。
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スマホ用壁紙(2020年12月版)ダウンロードはこちら ※画像はアダチ版画研究所が制作した復刻版浮世絵を使用しています。
※個人で楽しむ範囲でご利用ください。商用利用、再配布禁止。 |
アダチ版画研究所のスマホ用浮世絵壁紙は ①あらゆるスマホの画面の縦横比に対応できる ②カレンダー型を希望する方/しない方の双方の需要に応える という2つの課題をクリアするため「お客様のお好みで画像をトリミングしていただく」というスタイルを採用しています。 お客様にお手間をかけることにはなりますが、上記リンク先の画像を保存の上、こちらの使用例をご参照いただき、ぜひご自身のお好みに合わせてご活用ください!
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スタッフ(iPhone12miniを使用)が実際にスマホのロック画面(左・カレンダーあり)とホーム画面(右・カレンダーなし)に設定してみたのが下の画像です。さまざまな機種に対応できるよう、今後も改善を重ねていきたいと思います。ぜひご意見・ご感想をお寄せください。
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■この壁紙に使用されている作品は?
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今回、壁紙に使用した作品は、歌川広重の花鳥画「雪中椿に雀」です。「東海道五十三次」などの風景画で知られる広重ですが、実は花鳥画の優品も数多くのこしています。特に、切手にもなった「月に雁」をはじめ、短冊型の細長い画面構図を活かした作品群が注目されます。 この作品では、鼠色の背景に、椿の花の鮮やかな赤、葉の深緑、そして雪の純白が映えます。この白は、絵具の白ではなく、和紙の肌地そのまま。絵具の色がついている部分は、摺る際に圧がかかるので、結果として雪の部分がふんわりと盛り上がって見えます。またこの作品、雀の羽毛の表現にもご注目。絵具をつけずに版木を摺る「空摺(からずり)」の技法によって、和紙の表面に凹凸で模様をつけています。じっくりと木版画の質感をお楽しみください。
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アダチ版復刻「雪中椿に雀」商品ページはこちら≫ |
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