江戸時代後期に活躍した絵師、歌川国芳の没後160年にあたる本年。国芳は10代後半で浮世絵師としてデビューし、30代前半に描いた「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」シリーズで大ブレーク。多くの弟子も育て、浮世絵界を牽引しました。
本展では「PART I 憂き世を笑いに!―戯画と世相」(9月26日(日)まで)、「PART II 江戸っ子を驚かす!―武者と風景」(10月1日(金)より)と、会期中に展示の全点を入れ替えを行い、国芳の生涯を改めて紹介し、国芳作品の魅力を掘り下げます。
コミカルな戯画や勇壮な武者絵を多く手掛けた国芳。国芳の底抜けに明るい作品や、ポジティブに生きる姿勢に、閉塞感のあるこの時代だからこそ、感じ得るものもあるかもしれません。ぜひ会場でお楽しみください。