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2021.12.07
アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、月に一度、第一火曜日に新作を公開します。今回の作品は、歌川広重の代表作「名所江戸百景」より「浅草金竜山」。浅草寺の建造物の赤と、雪の白とのコントラストが美しい作品です。
スマホ用壁紙(2021年12月版)ダウンロードはこちら
※画像はアダチ版画研究所が制作した復刻版浮世絵を使用しています。
※個人で楽しむ範囲でご利用ください。商用利用、再配布禁止。
生涯にわたり日本各地の風景を描いてきた浮世絵師・歌川広重。彼が最晩年に描いたのは、自らが生まれ育った江戸の街並みでした。「名所江戸百景」と題されたこの浮世絵シリーズは、120図(二代広重の作品を数点含む)を超える一大シリーズとなりました。縦型の画面の中に、四季折々の都市(およびその近郊)の風景を描き出し、その構図の斬新さと豊かな詩情とで、今も世界中の人々の心をとらえ続けています。現代まで変わらない観光名所である金竜山浅草寺は、雪景色。真っ白な雪は和紙の肌地そのまま、堂宇の赤や緑が鮮やかに映えます。画像ではやや見えづらいですが、絵具をつけずに版木を摺る空摺(からずり)の技法を用い、静かに降る雪も表されています。風景の抒情詩人とも言われる広重の才能がいかんなく発揮された、代表作の一つです。