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2022.01.04
アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、月に一度、第一火曜日に新作を公開します。2022年最初の壁紙は干支の寅にちなみ、歌川豊春の「竹に虎」。さて今年はどんな年になるでしょうか。
スマホ用壁紙(2022年1月版)ダウンロードはこちら
※画像はアダチ版画研究所が制作した復刻版浮世絵を使用しています。
※個人で楽しむ範囲でご利用ください。商用利用、再配布禁止。
江戸時代、浮世絵師の最大派閥として多彩な絵師たちを輩出した歌川派。豊春はその歌川派の祖にあたります。他の浮世絵師同様に美人画や役者絵を描きましたが、豊春の画業において特筆すべきは風景画です。西洋の銅版画などを参照した独特の遠近法による「浮絵」と呼ばれるジャンルを確立しました。人物について詳しいことは分かりませんが、作品からは豊春の好奇心とどこかファンタジックな世界観を垣間見ることができるでしょう。
「牡丹に唐獅子 竹に虎」と言うように、竹林の虎図は日本美術の伝統的な主題ですが、豊春が描いた虎の顔はなんだか人間臭くて今にも話しかけてきそう。愛着のわく虎ですね。