浮世絵展覧会情報(2022年12月)

2022.12.01

東京・目白に工房を構え、復刻版の浮世絵や現代木版画を制作しているアダチ版画研究所では、毎月、全国各地で行われている浮世絵の展覧会情報を更新しています。現在開催中、および12月開催のオススメ浮世絵展覧会をPick upにてご紹介します!各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。 なお、新型コロナウイルスの影響により営業時間等が変更になる場合がございますので、必ず各館の公式HPをご確認の上お出かけください。

 

◆ 12月のPick up!オススメ展覧会

 

静岡・由比にある静岡市東海道広重美術館では現在、企画展「いろいろ魅せます 五十三次!」が開催中です。

 


「蒲原 夜之雪」や「箱根湖水図」など、今でも良く知られる名作を有し、歌川広重の代名詞ともいえる保永堂版『東海道五拾三次』。実は広重はその生涯において、このほかに「東海道五十三次」を描いたシリーズを20種以上手がけたといわれています。
本展では、そのうちの2種を、会期を通して全宿場一挙展示。Part1(前期)では、人物を主体に描き、"人物東海道"と言われる『五十三次』を、そしてPart2(後期)では狂歌が画中に詠みこまれた"狂歌入東海道"『東海道五拾三次』が展示されます。また、普段目にする機会があまり多くない『東海道五十三次細見圖會』や『東海道張交圖會』といった変わり種も公開。広重がその画業を通して描き続けた様々な「東海道五十三次」の姿を、ぜひご堪能ください。



 
静岡市東海道広重美術館 (静岡 清水)
いろいろ魅せます 五十三次!
11月15日(火)~2023年1月22日(日)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。) 「実際に復刻版の浮世絵を見てみたいけれど、目白のショールームまで行くのは難しい...」という方も、ぜひお近くの美術館・博物館でご覧いただければ幸いです。

太田記念美術館 (東京 原宿)
闇と光 ―清親・安治・柳村
11月1日(火)~12月18日(日)
すみだ北斎美術館 (東京 両国)
北斎かける百人一首
12月15日(木)〜2023年2月26日(日)
信州小布施北斎館 (長野 小布施)
絵から読み解く!新編水滸画伝
11月19日(土)~2023年1月15日(日)
 
東京国立博物館 (東京 上野)
浮世絵と衣装―江戸
通年展示
中山道広重美術館 (岐阜 恵那)
ウーマンズ ライフスタイル
12月15日(木)~2023年1月22日(日)
 

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会

国立劇場伝統芸能情報館 (東京 半蔵門)
上方浮世絵展
11月2日(水)~2023年4月9日(日)
山種美術館 (東京 渋谷)
日本の風景を描く
12月10日(土)~2023年2月26日(日)
渡辺美術館 (鳥取 鳥取)
浮世絵でみる忠臣蔵
12月3日(土)~12月26日(月)
 
千葉市美術館
(千葉 千葉)
千葉市美コレクション展
12月6日(火)~12月25日(日)
藤澤浮世絵館
(神奈川 藤沢)
江戸の絵双六のおもしろヒストリー
12月13日(火)~2023年2月26日(日)
山口県立萩美術館・浦上記念館
(山口 萩)
浮世絵に見る影の表現
11月19日(土)~12月18日(日)


>>その他全国の浮世絵が見られる美術館・博物館情報はこちら(※「北斎今昔」内リンク)

品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

厳選素材・道具

江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

職人紹介

最高の作品を創り出すために、日々技術の研鑽を積む熟練の職人たち。

浮世絵の基礎知識

浮世絵の基礎知識

意外と知らない?浮世絵の世界。浮世絵の基礎知識をご紹介。