スマホ用浮世絵壁紙(2023年3月版)ダウンロード

2023.03.07

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■春霞たなびく、隅田川の静かなお花見

アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、3ヶ月に一度、3/6/9/12月の第一火曜日に新作を公開します。2023年3月の壁紙は、歌川広重の「名所江戸百景 隅田川水神の森真崎」です。

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※画像はアダチ版画研究所が制作した復刻版浮世絵を使用しています。
※個人で楽しむ範囲でご利用ください。商用利用、再配布禁止。

■この壁紙に使用されている作品は?

歌川広重の「名所江戸百景」は、四季折々の情趣を織り交ぜながら江戸のさまざまな名所を描いた広重晩年の代表作。題名は「百景」とうたっていますが、好評を博し最終的に120図を越える(※弟子の二代広重が描いた作品を含む)一大シリーズとなりました。のんびりとした素朴な風景を得意とした広重ですが、本シリーズでは風景画としては珍しい縦構図を採用し、大胆なトリミングや独特の遠近感で、百万都市・江戸の風景をモダンなセンスで切り取っています。老境の広重のこの挑戦は、今なお多くの表現者たちを勇気づけ、影響を与え続けています。

本作は隅田川の水神社から、北方の筑波山を望んだ景色です。隅田川沿いは江戸時代から桜の名所として多くの花見客で賑わい、数多くの浮世絵にその様子が描かれています。しかし広重が描いたのは、人影もまばらな静かな水神の森です。染井吉野とは開花時期がずれる八重桜を、広重はここで一人心静かに愛でていたのでしょうか。名所絵の広重と言われ日本全国津々浦々の風景を描いてきた彼が、心安らぐとっておきの穴場を、最晩年のこの作品で私たちに教えてくれたのかも知れませんね。

歌川広重「名所江戸百景 隅田川水神の森真崎」商品ページはこちら


品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

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江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

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浮世絵の基礎知識

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