スマホ用浮世絵壁紙(2023年6月版)ダウンロード

2023.06.03

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■隅田川の水面に、在りし日の江戸を偲ぶ

アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、3ヶ月に一度、3/6/9/12月の第一火曜日に新作を公開します。2023年6月の壁紙は、小林清親の「東京新大橋雨中図」です。

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※画像はアダチ版画研究所が制作した復刻版浮世絵を使用しています。
※個人で楽しむ範囲でご利用ください。商用利用、再配布禁止。

■この壁紙に使用されている作品は?

本作を描いたのは、明治期に活躍した浮世絵師、小林清親。「光線画」と呼ばれる明暗を強調した画風で、近代化の進む街並みをモダンに切り取った一方、在りし日の江戸を追想するような風景画を描き、「明治の広重」と呼ばれました。

ここに描かれている「新大橋」は、隅田川に架かる橋です。かつて広重は、最晩年に発表した「名所江戸百景」の中で、夕立の新大橋を、見下ろすような視点から縦構図で描きました(参照:「大はしあたけの夕立」)。清親は、むしろ視点を低く取り、緩やかな弧を描く橋の姿を横構図で描いています。広重がシャープな直線で強い雨脚を表したのに対し、清親は女性が差す蛇の目傘のみで、しとしと降る静かな雨を表現。手法は異なるものの、軽やかな木版画の色彩で、雨天の情趣を見事に描き出しています。


小林清親「東京名所図 東京新大橋雨中図」商品ページはこちら


品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

厳選素材・道具

江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

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浮世絵の基礎知識

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