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2015.09.15
さわやかな秋風が吹く本日、目白ショールームでは「月の名所絵」をテーマに展示替えを行いました。中秋の名月と謳われる通り、秋の夜空に冴え冴えとした月が映えるこの時期。旅情にあふれる景色を描けば右に出る者のない歌川広重の名所絵を中心に、月の情景を描いた傑作の数々をご紹介しています。
また、文京区・目白台の永青文庫にて19日より始まる話題の展覧会「SHUNGA春画展」にあわせ、菱川師宣の春画組物の一図「衝立の影」なども展示中。
芸術の秋を堪能に、ぜひ目白ショールームへお越しください。
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/showroom/
2015.09.11
猫好き国芳のこだわりが詰まった猫尽くし!国芳は自宅に沢山の猫を飼い、懐には常に猫を抱いていたという愛猫家。本図の猫たちのリアルな仕草や表情は、日々猫たちと触れ合い、その姿を見ていた国芳だからこそ描けたものと言えます。
どの猫が好き?アダチ版画・猫好きスタッフが選んだ人気の猫ベスト3本図に登場する沢山の猫たち。「猫に小判」「猫舌」などお馴染みの言葉から、今ではめったに使われない珍しい言葉まで、実に様々な姿が描かれています。
これだけの言葉があることを見ても、いかに猫が人々の生活に身近な存在で、愛されていたかが分かりますね。特に国芳が活躍した江戸時代後期頃は、歌舞伎や合巻本、浮世絵の画題に数多く猫が登場するなど、猫ブームに沸いていました。誰より熱心に猫を描いた国芳の作品は、江戸っ子たちに親しみを持って迎えられたことでしょう。 そして猫を愛してやまないのは、江戸っ子だけではありません。
1位の「猫が顔を洗うと雨が降る」は「前足をなめる仕草が本物の猫っぽくて良い!」と納得の理由。3位の「猫顔」も同じく「恰好が猫っぽい」とのこと。それに対して2位の「猫と庄屋に取らぬはない」は「猫なのに人間っぽい姿が可愛い」という、まったく真逆の理由だったのが面白いところです。
絵師のこだわりに応える職人の技!絵師・国芳の猫への愛情とこだわりが詰まった本図。今回の復刻にあたってアダチ版画の彫師や摺師はどんなところにこだわったのでしょうか。
猫の表情や毛並みといった制作の面から、職人たちはよりリアルに猫を描こうとした国芳のこだわりの強さを感じ取っていました。 作品をご覧の際は、絵師の意図を汲み、作品をもっとも魅力的に見せるべく技を尽くす職人たちの仕事ぶりにもぜひご注目ください! |
2015.09.01
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