現在開催中、および9月開催のオススメ浮世絵展覧会をご紹介します!
各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。

 

◆ 9月のPick up!オススメ展覧会

 

江戸時代に活躍した浮世絵師・歌川豊国の生誕250年を記念する展覧会が、東京・原宿の太田記念美術館にて開催されます。

 

数々の名絵師を輩出した一大派閥である「歌川派」の始祖、歌川豊春のもとで幼少期から絵を学んだ豊国は、役者の魅力を理想的な美しさで表現し、江戸の庶民から大きな支持を得ました。現代では注目を浴びることの少ない絵師ですが、実はあの写楽と同時期に活躍し、絶大な人気を誇っていたのです。本展覧会では、豊国の役者絵や美人画、そして版本挿絵など幅広い作品が楽しめます。数々の魅力の名作をご覧いただけますので、ぜひ足をお運びください!



 
太田記念美術館 (東京 原宿)
生誕250年記念 歌川豊国―写楽を超えた男
9月3日(火)~ 9月29日(日)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。)

静岡市東海道広重美術館 (静岡 由比)
今昔東海道ステヰシヨン
8月20日(火)~ 11月24日(日)
中山道広重美術館 (岐阜 恵那)
特別展観「木曽海道六拾九次之内」
8月22日(木)~9月23日(月)
すみだ北斎美術館 (東京 両国)
北斎没後170年記念 茂木本家美術館の北斎名品展
9月10日(火)~11月4日(月)
 
広重美術館 (山形 天童)
うきよえQ
8月30日(金)~10月28日(月)
信州小布施 北斎館 (長野 小布施)
【特別展】北斎没後170周年記念すみだ北斎美術館名品展
9月14日(土)~11月10日(日)
 
MOA美術館 (静岡 熱海)
奇想の又兵衛 山中常盤物語絵巻
8月31日(土)~9月24日(火)
東京国立博物館 (東京 上野)
松方コレクションの浮世絵版画
6月4日(火)~9月23日(月)

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会


アダチ版浮世絵販売あり!

大阪市立美術館 (大阪 天王寺)
メアリー・エインズワース浮世絵コレクション -初期浮世絵から北斎・広重まで
8月10日(土)~9月29日(日)



国立劇場伝統芸能情報館
(東京 千代田区)
企画展示「かぶき入門」
6月1日(土)~9月23日(月)



城西国際大学水田美術館 (千葉 東金)
浮世絵でよむ南総里見八犬伝
9月17日(火)~10月12日(土)
 
佐野美術館 (静岡 三島)
光ミュージアム所蔵
美を競う 肉筆浮世絵の世界
9月7日(土)~10月27日(日)
大分県立美術館 (大分 寿町)
江戸浮世絵の黄金時代
The Ukiyo-e 歌川派
―豊春から国芳、広重まで
9月20日(金)~10月27日(日)
 
細見美術館 (京都 左京区)
レスコヴィッチコレクション
広重・北斎とめぐるNIPPON
8月27日(火)~10月20日(日)
待乳山本龍院 (東京 浅草)
待乳山聖天「浮世絵展」
~待乳山・隅田川・山谷堀~
9月14日(土)~10月6日(日)
歌川国芳 金魚づくし

■かわいい金魚づくしを涼やかに飾る!

子どもから大人まで楽しめる歌川国芳「金魚づくし」シリーズの新しい飾り方としてご紹介しているアクリル額は、どんなお部屋にも似合うとご好評をいただいております。
一つの額で、壁に掛けたり、サイドボードに自立式のスタンドで立てたりと2通りの楽しみ方が可能なのも、うれしいポイント。

壁に穴を開けられない方や掛ける場所がない方でも、すっきりと飾っていただけますので、ご自宅用はもちろん、贈り物にもたいへんおすすめです。また、軽くコンパクトなサイズなことからも海外ギフトとしてもご利用いただいてます。
歌川国芳 金魚づくし


■ギフトに最適!安心の丁寧な梱包


アダチ版画では、商品をしっかりと梱包いたしております。
商品は収納にも便利なアクリル額専用箱に入れてお届けいたします。 箱の中には緩衝材をお入れしております。


また、お品物には作品解説とリーフレットを同封しています。誰が描いたどんな作品なのか、どんな風に作られたものなのか、その背景まで知ることができ、より深く作品を楽しんで頂けます。

〇 作品を深く理解できる、和英併記の解説
「金魚づくし」に限らず、アダチの復刻版浮世絵は作品ごとに和文・英文を併記した作品解説を同封しています。文化の異なる海外の方でも作品の内容・背景についてご理解いただけると大変ご好評を頂いています。

〇 アダチ版復刻浮世絵の紹介リーフレット
アダチ版復刻浮世絵についてご紹介したリーフレットをあわせて同封。 作品と共にご覧いただくことで、世界でも類を見ない日本の浮世絵の高度な伝統木版技術で作られた木版画の魅力を楽しんで頂けます。

■アダチ特製 オリジナル包装紙でラッピング!


アダチ版画はこだわりのオリジナル包装紙で、心を込めてお品物をラッピングいたします。
気持ちがきちんと伝わる綺麗なラッピングなので、ギフトにも最適です。
〇ギフトに最適なコンパクトサイズ!
金魚づくしシリーズは、一般的な浮世絵の半分の大きさ。はがきやA4サイズの紙と並べてみてもこのとおり!
コンパクトで持ち運びやすく、遠方の方へギフトとしてお持ちになる際にぴったりとのお声もいただいております!


<梱包外寸>:約 縦 35.0×横 27.0×高さ 3.5cm/重さ:約720g

アダチ版画はみなさまに作品を楽しんでいただけるよう万全の状態でお届けいたします。このほかにもさまざまなサービスをご用意しておりますので、是非ご活用ください!

◎海外配送・海外向け梱包
◎空港へのお届け
◎見本画像の貼付
◎手提げ袋
◎奥付   など
詳細はこちら >>


かわいらしい金魚づくしシリーズのアクリル額は、コンパクトで飾りやすく、どんな方にもおすすめです。まだまだ暑いこの季節に涼を取り入れる逸品として、ご自宅に、贈り物に、ぜひいかがでしょうか。
歌川国芳「金魚づくし」はこちら >>

広重と北斎


アダチ版画では引き続き、藍を用いて鮮やかに描き出された夏の情景の名作たちをご紹介しています。
前回のコラムでは、涼しげな青の浮世絵を大きく発展させた要因としてベロ藍をご紹介しました。今回は、そのベロ藍について詳しくご紹介いたします!

■「ベロ藍」は偶然見つかった!?


前回、『北斎「藍の傑作」に迫る』でご紹介した、浮世絵の美しい青を作り出す「プルシアンブルー」は西洋から輸入された化学的な合成顔料。18世紀初頭に発見されたこの絵具は、日本には延享4(1747)年に輸入されました。現在のベルリンで作られたことから、日本では「ベルリン藍」、省略されて「ベロ藍」と呼ばれるようになりました。

1704年、ベルリンの染料業者がいつものように赤色絵具を作ろうとしていた際、手元にアルカリがなかったので他の研究者のアルカリを借りたところ、偶然青色の沈殿物(プルシアンブルー)が生まれたそうです。

そう、実は、美しい青の表現を可能にした「ベロ藍」はたまたま発見された絵具だったのです。この青色絵具の誕生の原因が、借りたアルカリが動物の血液由来のものだったためと解明され、製法が確立すると「プルシアンブルー」は世界的に用いられるようになっていきました。




■「ベロ藍」ができるまで

今年の6月に「静岡科学館る・く・る」さんへ実演会でお邪魔した際に、「ベロ藍」を作るという実験を行ってくださいました。ベロ藍が合成される様子が大変興味深かったので、その様子をお伝えいたします!

淡い緑色の硫酸第一鉄(左)と、赤色のヘキサシアノ鉄(Ⅲ)酸カリウム(右)を、水によく溶かした溶液がこちら。
この二つを混ぜ合わせると …

黄色と赤褐色だった二つの液体が混ざり合った途端、不思議なことに青色の沈殿ができました!
混ぜ合わせた液体とはまったく違う色の液体ができた瞬間はとても驚きました。発見した染料職人もきっとこんな気持ちだったのでしょう。


出来上がった混合液をビーカーに出してみると、沈殿していた青色の絵具は少しドロッとしていました。

紙に着色してみると、見事な藍色が現れました。多くの浮世絵を鮮やかに彩ったベロ藍は、このように作られていたんですね!


■「ベロ藍」が彩る浮世絵

こちらは爽やかな青色が目に涼しい、葛飾北斎 冨嶽三十六景の一図「武州玉川」。

葛飾北斎 富嶽三十六景 武州玉川

葛飾北斎「武州玉川


葛飾北斎 富嶽三十六景 武州玉川

広がりを感じさせる吹き下げぼかしの美しい空も、

その冷たさが伝わってくるような澄んだ水の色も、

葛飾北斎 富嶽三十六景 武州玉川

偶然に発見された青色絵具「ベロ藍」から生み出されたことを考えると、さらに魅力的に見えてきますね。

「広重と北斎“藍色対決”! 藍色遣いで魅せる夏の浮世絵」はこちら >>

無題ドキュメント

現在開催中、および8月開催のオススメ浮世絵展覧会をご紹介します!
各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。

 

◆ 8月のPick up!オススメ展覧会

 

東京・上野の東京国立博物館にて、「松方コレクションの浮世絵版画」展が開催中です。

 

本展は国立西洋美術館で開催中の「松方コレクション展」との連携企画。
現在の川崎重工業の前進となる川崎造船所の社長も努めた松方幸次郎氏は、実業家としてだけでなく、数多くの美術品を収集した美術コレクターとしても知られています。彼が海外から買い戻した8000点以上の浮世絵の優品は、1943年以降、浮世絵の歴史を辿ることのできる貴重な資料として東京国立博物館に収蔵されています。
アダチ版画の創業者・安達豊久も、戦後にはこの松方コレクションの浮世絵の優品に触れ、復刻版制作の参考としました。
本展覧会では、そんな松方コレクションの名品たちによって、墨一色の版画から色彩を増し錦絵へと展開していく流れがご覧いただけます。



 
東京国立博物館 (東京 上野)
松方コレクションの浮世絵版画
6月4日(火)~9月23日(月)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。)

太田記念美術館 (東京 原宿)
異世界への誘い 
―妖怪・霊界・異国
8月2日(金)~ 8月28日(水)
MOA美術館 (静岡 熱海)
特別展 井上涼展 
夏休み!BYOBUびじゅチュ館
7月20日(土)~8月27日(火)
中山道広重美術館 (岐阜 恵那)
企画展「水と共に生きる」
7月19日(金)~8月18日(日)
 
広重美術館 (山形 天童)
あやかし
~浮世絵にみる奇奇怪怪~
8月2日(金)~8月26日(月)
信州小布施 北斎館 (長野 小布施)
北斎から学ぶ!植物・動物の描き方
6月22日(土)~9月8日(日)
静岡市東海道広重美術館 (静岡 由比)
浮世絵に見る意匠(デザイン)の世界
6月11日(火)~ 8月18日(日)

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会


アダチ版浮世絵販売あり!

大阪市立美術館 (大阪 天王寺)
メアリー・エインズワース
浮世絵コレクション 
-初期浮世絵から北斎・広重まで
8月10日(土)~9月29日(日)



國學院大學 (東京 渋谷)
企画展「浮世絵ガールズ・コレクション
―江戸の美少女・明治のおきゃん―」
6月29日(土)~8月25日(日)



和泉市久保惣記念美術館 (大阪 和泉)
ジャパニーズ プリント
−久保惣コレクションでたどる
版の歴史−
6月23日(日)~8月18日(日)
 
国立劇場伝統芸能情報館
(東京 永田町)

企画展示「かぶき入門」
6月1日(土)~9月23日(月)
Musée Guimet
ギメ東洋美術館
(フランス パリ)
Exposition - Sur la route du Tokaido
7月10日(水)~10月7日(月)
Philadelphia Museum of Art
フィラデルフィア美術館
(アメリカ フィラデルフィア)
Yoshitoshi: Spirit and Spectacle
4月16日(火)~8月18日(日)
 
国立歴史民俗博物館
(千葉 佐倉)

特集展示 もののけの夏
-江戸文化の中の幽霊・妖怪-
7月30日(火)~9月8日(日)
広重と北斎


アダチ版画では引き続き、藍を用いて鮮やかに描き出された夏の情景の名作たちをご紹介しています。
今回は、これまでにない表現を可能にした「新しい藍色の登場」をテーマに、北斎の名作を見てまいります!

■江戸のクールな流行「藍摺絵」


浮世絵風景画の代表作といわれる葛飾北斎『富嶽三十六景』には、藍色の濃淡だけで表現された「藍摺絵」と呼ばれる作品が存在します。クールでモダンな印象の藍摺絵は現代でも人気がありますが、藍を基調にして風景を表すという発想はいったいどこからやってきたのでしょう。

葛飾北斎 富嶽三十六景 武州玉川

葛飾北斎「武州玉川

天保2(1831)年に刊行された、柳亭種彦作「正本製」巻末の『富嶽三十六景』の広告記事を見てみると、「冨嶽三十六景 前北斎為一翁画 藍摺一枚、一枚に一景づつ追々出板、此絵は富士の形ちのその所によりて異なる事を示す」とあります。なんと、『富嶽三十六景』は当初、「藍摺絵」のシリーズとして出版されていたようです。
当時、富士講の流行をとらえ「富嶽三十六景」を企画した版元・西村永寿堂が、この「藍摺絵」を取り入れたのには、色でも人々を楽しませようとする意図があったのでしょう。

藍摺絵に使われていたのは、昔から使われていた「本藍」という渋めの藍と、当時西洋から輸入された「プルシアンブルー」の二種類の藍でした。プルシアンブルーは、化学的な合成顔料で、現在のベルリンで作られたことから、日本では「ベルリン藍」、省略されて「ベロ藍」と呼ばれました。

それまでの歌麿などの作品につかわれていた植物系の「つゆ草」や、渋い青色の「本藍」にはない鮮やかな青色の表現を可能にした「ベロ藍」。
当時の人々は、この新しい、透明感ある美しい青色「ベロ藍」の登場に熱狂し、この鮮明な青で摺られた浮世絵をこぞって求めたのです。


■藍摺絵の傑作!「甲州石班沢」

葛飾北斎 富嶽三十六景 甲州石班沢

葛飾北斎「甲州石班沢

ベロ藍の人気を踏まえて出版された藍摺絵は富嶽三十六景の中に10点ほどありますが、一番の名作というと「甲州石班沢」ではないでしょうか。随所に北斎の優れた感覚が伺えます。
本図は、富士山に面する鰍沢の南側にあった兎之瀬と呼ばれる渓谷付近をイメージして描いたものだと言われています。

葛飾北斎 富嶽三十六景 甲州石班沢

うっすらともやのかかるところから頭を出す富士山。アウトラインに用いられた趣のある本藍と、向こう側が透けて見えるような繊細な青を表現するベロ藍の使い分けが見て取れます。

何度かに分けてぼかしを入れた空が、画面全体に幻想的な雰囲気を与えています。

葛飾北斎 富嶽三十六景 甲州石班沢
《広がりのある空》

青のみで自然の美しさや厳しさを表現しようとする北斎の意図を汲み取り、一流の職人が2種類の藍を使い分けて摺り上げるこの作品は、名作ぞろいの富嶽三十六景の中でも根強い人気を誇る傑作です。



今回は江戸の流行「藍摺絵」から北斎の名作をご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
現在アダチ版画のオンラインストアでは、「広重と北斎"藍色対決"! 藍色遣いで魅せる夏の浮世絵」と題し、藍を用いて鮮やかに描き出された夏の浮世絵をご紹介しております。
「広重と北斎“藍色対決”! 藍色遣いで魅せる夏の浮世絵」はこちら >>

品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

厳選素材・道具

江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

職人紹介

最高の作品を創り出すために、日々技術の研鑽を積む熟練の職人たち。

浮世絵の基礎知識

浮世絵の基礎知識

意外と知らない?浮世絵の世界。浮世絵の基礎知識をご紹介。