現在開催中、および11月開催のオススメ浮世絵展覧会をご紹介します!
各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。

 

◆ 11月のPick up!オススメ展覧会

 

東京・本駒込の東洋文庫ミュージアムでは、10月3日から「東洋文庫の北斎展」が開催中です。

 

こちらは日本最大級の本の博物館で、浮世絵発祥のもととなった絵付きの「版本」も多く所蔵されています。そんな東洋文庫が所蔵する、版本や錦絵などの北斎作品が一堂に会した本展覧会では、現存が数点しか確認されていない貴重な作品や、有名な「神奈川沖浪裏」を想起させる作品など、普段目にすることのできない北斎の名作の数々をご覧いただくことができます。ぜひ、足を運んでみてください。



 
東洋文庫ミュージアム (東京 本駒込)
東洋文庫の北斎展
10月3日(木)~1月13日(月)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。)

太田記念美術館 (東京 原宿)
ラスト・ウキヨエ 浮世絵を継ぐ者たち
―悳俊彦コレクション
11月2日(土)~ 12月22日(日)
静岡市東海道広重美術館 (静岡 由比)
今昔東海道ステヰシヨン
8月20日(火)~ 11月24日(日)
中山道広重美術館 (岐阜 恵那)
新版画展-浮世絵版画のその後
巴水・古邨・深水を中心に-
9月27日(金)~12月8日(日)
 
すみだ北斎美術館 (東京 両国)
北斎没後170年記念 北斎 視覚のマジック
小布施・北斎館名品展
11月19日(火)~1月19日(日)
広重美術館 (山形 天童)
そろいもの、そろいぶみ
11月1日(金)~11月25日(月)
 
信州小布施 北斎館 (長野 小布施)
北斎VS北斎 冨嶽三十景と富嶽百景Ⅱ
11月16日(土)~1月19日(日)
東京国立博物館 (東京 上野)
浮世絵と衣装―江戸(衣装)
10月22日(火)~11月17日(日)

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会


アダチ版浮世絵販売あり!

江戸東京博物館 (東京 両国)
大浮世絵展
-歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演-
11月19日(火)~1月19日(日)



町田市立国際版画美術館 (東京 町田)
美人画の時代
-春信から歌麿、そして清方へ-
10月5日(土)~11月24日(日)



和泉市久保惣記念美術館 (大阪 和泉)
絵画でランデヴー
−東西美術の出逢い−
11月2日(土)~12月22日(日)
 
いわき市立美術館 (福島 いわき)
光ミュージアム所蔵
美を競う 肉筆浮世絵の世界
11月9日(土)~12月15日(日)
光ミュージアム (岐阜 高山)
北斎 富嶽三十六景展
9月14日(土)~12月16日(月)
福岡市博物館 (福岡 早良)
挑む浮世絵 国芳から芳年へ
11月16日(土)~12月22日(日)
色あざやかな野山の錦 浮世絵で秋の彩りを楽しむ

■計算しつくされたバランス 北斎「菊に虻」



代表作『冨嶽三十六景』と同時期に北斎が描いた花鳥画シリーズの一枚です。本作品では風に吹かれる菊と、その香りに誘われやってきた虻が描かれています。


葛飾北斎 菊に虻

葛飾北斎「菊に虻

4~5種類に描き分けられた菊のうち、一番大きな橙色の花に注目してみましょう。 画面の奥から吹く風にあおられ揺れる花びらや葉が、裏表まで丁寧に表現されているのが見て取れるでしょうか。

葛飾北斎 菊に虻
葛飾北斎 菊に虻

全体に重厚感のある複雑な色彩が用いられていますが、菊が風にたなびくさまや画面左上に描かれた虻などの、計算しつくされた「抜け感」が画面に動きを与えています。




■優れた色彩感覚がうかがえる 広重「菊に雉子」



毅然とした立ち姿の雉子に、立派な菊の花を添えた本図は、広重の持つ豊かな叙情性や構図の妙が巧みに活かされた大短冊の花鳥画です。


歌川広重 菊に雉子

歌川広重「菊に雉子

歌川広重 菊に雉子

雉子の羽には華やかな色合いが用いられていますが、繊細な線からはそのやわらかさまで感じられます。

広重の描いた菊は、文様を思わせるような、まるくてかわいらしい形をしています。花のこちら側は明るく、奥に行くにつれて赤色が濃くなるようぼかしが入れられ、画面の奥行きが感じられます。

歌川広重 菊に雉子



やわらかな書体で書かれた「菊の香やふくめる露のちる度に」の句のとおり、秋の野山に香る、かぐわしい菊の花と鮮やかな菊によく映える立派な雉子を描いた作品です。

■お互いに引き立て合う美人と菊 栄水「兵庫屋内月岡 菊持つ美人」



一楽亭栄水は鳥文斎栄之の門人で、大首絵を得意としました。上からつるした花桶に菊を生ける遊女は、歌麿の美人画に近い、生き生きとした魅力的な美人となっています。


一楽亭栄水 兵庫屋内月岡 菊持つ美人

一楽亭栄水「兵庫屋内月岡 菊持つ美人

一楽亭栄水 兵庫屋内月岡 菊持つ美人

花器に生けられた満開の菊の花。美人の白い肌と、菊の葉や花の色がお互いによく映え、その美しさを引き立て合っています。


雲母摺りを施した背景に、花桶や着物の赤、そして菊やかんざしの黄色が鮮やかで美しい一枚です。

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■没後160年 歌川国芳の猫たちが笑顔をくれる!

アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、月に一度、第一火曜日に新作を公開します。今回は、今年没後160年を迎える歌川国芳の作品から、「其まま地口猫飼好五十三疋」を。東海道(日本橋-京都を結ぶ街道)の55の宿駅を猫で表現した、国芳の親父ギャグ炸裂の楽しい作品です。

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スマホ用壁紙(2021年9月版)ダウンロードはこちら
※画像はアダチ版画研究所が制作した復刻版浮世絵を使用しています。
※個人で楽しむ範囲でご利用ください。商用利用、再配布禁止。

■この壁紙に使用されている作品は?

没後160年を迎えてなお、若い世代を中心に人気の高い歌川国芳
クールな武者絵からユーモラスな戯画まで、意表を突くようなアイディアが散りばめられたその作品は、多くの人を魅了し続けています。天保の改革の下、次々と出される出版規制すらも逆手に取り、創意工夫で人々を楽しませた彼の作品からは、なんだか元気がもらえますよね。
「其まま地口猫飼好五十三疋」は、そんな国芳の人気作。「地口」とは、シャレの利いた言葉遊びのことで、「浮世絵で、そのまんまダジャレ! 猫好きのための東海道五十三次」そんな意味合いのタイトルです。ぜひ日本橋から京都まで、愛嬌たっぷりの猫たちの東海道を旅してみてください。

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歌川国芳「其まま地口猫飼好五十三疋」商品ページはこちら

品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

厳選素材・道具

江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

職人紹介

最高の作品を創り出すために、日々技術の研鑽を積む熟練の職人たち。

浮世絵の基礎知識

浮世絵の基礎知識

意外と知らない?浮世絵の世界。浮世絵の基礎知識をご紹介。