現在開催中、および11月開催のオススメ浮世絵展覧会をご紹介します!
各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。

 

◆ 11月のPick up!オススメ展覧会

 

東京・原宿にある太田記念美術館では、11月14日(土)より、企画展「ニッポンの浮世絵」が行われます。

 


新型コロナウィルスの影響によって海外への渡航が難しくなり、これまで以上に身の回りの生活や、日本の文化に向き合う機会が増えている昨今。改めて「日本」をイメージしてみると、富士山や桜といった変わらぬ自然、天ぷらや蕎麦といった和食、そして歌舞伎などの芸能...こういった伝統的なモチーフも思い浮かんできます。そのルーツの一つには、江戸時代から明治にかけての大衆文化を描いてきた浮世絵も挙げられるのではないでしょうか。
今回の展覧会では、こういった「これぞニッポン」ともいえる題材の浮世絵を約70点展示。本来であれば、東京オリンピックの時期に開催する予定だったという今回の企画展ですが、日本の美意識が詰まった浮世絵を読み解くことで、改めて日本文化や、私たちの感性と向き合うことができる展覧会です。




 
太田記念美術館 (東京 原宿)
ニッポンの浮世絵
11月14日(土) 〜 12月13日(日)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。)

静岡市東海道広重美術館 (静岡 由比)
うきよえ探検隊!
~浮世絵に描かれた○○を探せ~
11月3日(火)~12月6日(日)
信州小布施 北斎館 (長野 小布施)
北斎生誕260年記念
北斎視覚のマジック
9月5日(土)~11月15日(日)
中山道広重美術館 (岐阜 恵那)
歌麿とその時代
黄金期の浮世絵 美人画と役者絵
10月8日(木)~12月6日(日)
 
東京国立博物館 (東京 上野)
浮世絵と衣装―江戸
10月13日(火)~11月8日(日)
MOA美術館 (静岡 熱海)
北斎 冨嶽三十六景
10月1日(木)~11月10日(火)
すみだ北斎美術館 (東京 両国)
GIGA・MANGA
江戸戯画から近代漫画へ
11月25日(水)~1月24日(日)

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会




川崎浮世絵ギャラリー (神奈川 川崎)
小林清親 光と影
10月24日(土)~12月20日(日)



藤沢市藤澤浮世絵館 (神奈川 藤沢)
相模を描いた浮世絵と狂歌摺物
10月31日(土)~12月13日(日)



島根県立石見美術館 (島根 石見)
北斎-永田コレクション名品展
9月26日(土)~11月23日(月祝)
 
サントリー美術館 (東京 六本木)
日本美術の裏の裏
9月30日(水)~11月29日(日)
光ミュージアム (岐阜 高山)
広重 名所江戸百景
9月12日(土)~12月16日(水)
東京富士美術館 (東京 八王子)
THIS IS JAPAN IN TOKYO
〜永遠の日本美術の名宝〜
9月1日 (火)~11月29日 (日)
wallpaper_202010_image.jpg
       

■皆さんの声をもとにつくったスマホ用壁紙

    
2020年10月8日、アダチ版画研究所のtwitterアカウント(@ukiyoe_adachi)のフォロワーが、ついに2,000人になりました。2016年のデータになりますが、日本のtwitterアカウントで、フォロワー2,000人以上のアカウントは全体の1割に満たないそうです。つまり日本のtwitterアカウントにおけるフォロワー数ランキングで、アダチ版画は上位1割に入ったということ! これもひとえに皆様の日頃のご愛顧の賜物です。誠にありがとうございます。

twitter2000.jpg


これを記念いたしまして、アダチ版画研究所では、浮世絵のスマホ用壁紙を作成いたしました。かねてより月替りのスマホ用壁紙データの配布を考えていたのですが、機種ごとに画面の縦横比も異なり、どのような壁紙であれば、より多くの方に喜んでいただけるのか、スタッフ一同、頭を悩ませていました。
そこで、思い切ってtwitterで皆さんにご意見をうかがったところ、たくさんのアイディアをいただくことができました。


twitter_how.jpg


そして、ついに完成したのがこちらです!

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スマホ用壁紙(2020年10月版)ダウンロードはこちら
※画像はアダチ版画研究所が制作した復刻版浮世絵を使用しています。
※個人で楽しむ範囲でご利用ください。商用利用、再配布禁止。


①あらゆるスマホの画面の縦横比に対応できる
②カレンダー型を希望する方/しない方の双方の需要に応える
という2つの課題をクリアする答えは、ずばり「お客様のお好みで画像をトリミングしていただく」というものでした。
お客様にお手間をかけることにはなりますが、上記リンク先の画像を保存の上、下記の使用例をご参照いただき、ぜひご自身のお好みに合わせてご活用ください!


  

■アダチ版画プレゼンツ・スマホ用浮世絵壁紙の使い方

 
  wallpaper_21.6-10_sample.jpg 【画面縦横比[約20:9]のスマホの場合】
主な機種:Galaxy A41/S20、iPhoneX/11、OPPO Reno3
A.カレンダーあり
壁紙の左端に画面を合わせると、画像の右側が少し切れます。
B.カレンダーなし
壁紙の右上端に画面を合わせると、画像の下部が少し切れます。
 
  wallpaper_16-9_sample.jpg 【画面縦横比[16:9]のスマホの場合】
主な機種:iPhone6〜8、SE(第2世代)
A.カレンダーあり
壁紙の左端に画面を合わせると、画像の天地が全部入ります。
B.カレンダーなし
壁紙の右上端に画面を合わせると、画像の下1/3ほどが切れます。
 
  wallpaper_7-3_sample.jpg 【画面縦横比[7:3]のスマホの場合】
主な機種:Xperia10
A.カレンダーあり
壁紙の左端に画面を合わせると、画像の右側が切れます。
B.カレンダーなし
カレンダーのない部分に画面の幅を合わせると、画像の天地が全部入ります。
 


スタッフ(iPhone6sを使用)が実際にスマホのロック画面とホーム画面に設定してみたのが下の画像です。ちょうど良い具合に、iPhoneの時計の文字もはまりました。どうしてもきれいに収まらない機種もあるかと思いますが、今後どんどん改善して月替りでご提供して参りたいと思いますので、ぜひご意見・ご感想をお寄せください。

wallpaper_foriphone6s.jpg
  

■この壁紙に使用されている作品は?


今回、壁紙に使用した作品は、葛飾北斎の「桔梗に蜻蛉」です。浮世絵師・葛飾北斎は1760年10月31日に江戸本所(現在の墨田区)に生まれました。2020年10月31日は北斎誕生から、ちょうど260年。天才浮世絵師・北斎の誕生月を記念して、今回は北斎が描いた花鳥画の中から、秋風に揺れる美しい桔梗を選びました。機種によって画面が切れてしまうことから、壁紙には採用しませんでしたが、元の作品には赤トンボが飛んでいます。トンボは、前にしか進まず後退しないことから「勝ち虫」といわれる縁起物。皆さんのスマートフォンの中にも、風に運ばれて、ふわりとトンボが舞い込みますように。


アダチ版復刻「桔梗に蜻蛉」の商品ページはこちら≫
  

■なぜ陰暦のカレンダーがついているの?

江戸時代、日本で用いられていた暦は「陰暦」といって、月の満ち欠けを基準にしたものでした。新月から次の新月までを1ヶ月とする考え方で、1ヶ月は29日、または30日。どの月が29日(小の月)で、どの月が30日(大の月)かは、年によって異なり、カレンダーは非常に重要でした。(浮世絵版画の多色摺の技術の完成は、このカレンダー制作の流行に起因すると言われています。)

ちなみに、29日ないし30日の月が12ヶ月あっても、1年は365日になりません。徐々に季節がずれ込んできてしまうので、ときどき13ヶ月ある年をつくって調整していました。(2020年も、陰暦では4月が2回あり、1年が13ヶ月あります。)現行の太陽暦に慣れている私たちにとっては、不規則でちょっと不便な暦ですが、つい150年前までは、この暦にのっとって、社会が回っていました。

現代の日本人は、60進法の時計や7日単位のカレンダーに振り回され過ぎているようにも思います。時には、そうした時間のルールから解放されて、のんびり浮世絵を眺める時間をつくっていただきたい。そんな思いから、この陰暦カレンダー付きの壁紙が生まれました。あえて機能性を放棄した遊び心あふれる壁紙で、ぜひ江戸時間のひと月をお楽しみください。
  

現在開催中、および10月開催のオススメ浮世絵展覧会をご紹介します!
各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。

 

◆ 10月のPick up!オススメ展覧会

 

東京・原宿にある太田記念美術館では、企画展「江戸の土木」が行われます。

 


土木とは、道路や河川、橋梁、港湾などを造る建設工事のこと。現在も東京のいたるところで移転や再開発が行われていますが、江戸時代の江戸市中でも、芝居町や花街の移転が繰り返されるなど、大規模な土木工事が行われていました。本展では歌川広重や葛飾北斎など、浮世絵師たちが描いた作品で江戸の街並みの変化を辿っていきながら、その背景となった「江戸の土木」を読み解いていきます。また、度々火災や震災に見舞われた江戸の街の、災害と復興の様子が分かる作品の展示も、見どころのひとつ。東京の中心に位置し、圧倒的な浮世絵作品所蔵数を誇る、太田記念美術館ならではの企画展です。



 
太田記念美術館 (東京 原宿)
江戸の土木
10月10日(土) 〜 11月8日(日)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。)

すみだ北斎美術館 (東京 両国)
新収蔵品展
― 学芸員が選んだおすすめ50 ―
9月15日(火)~11月8日(日)
中山道広重美術館 (岐阜 恵那)
歌麿とその時代
黄金期の浮世絵 美人画と役者絵
10月8日(木)~12月6日(日)
信州小布施 北斎館 (長野 小布施)
北斎生誕260年記念
北斎視覚のマジック
9月5日(土)~11月15日(日)
 

日時指定入場制

東京国立博物館 (東京 上野)
浮世絵と衣装―江戸
9月15日(火)~10月11日(日)



静岡市東海道広重美術館 (静岡 由比)
二大街道 ~東海道と中山道~
8月25日(火)~11月1日(日)



MOA美術館 (静岡 熱海)
北斎 冨嶽三十六景
10月1日(木)~11月10日(日)

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会




たばこと塩の博物館 (東京 押上)
見て楽し 遊んで楽し
江戸のおもちゃ絵
9月12日(土)~10月18日(日)



馬の博物館 (神奈川 根岸)
和の匠
浮世絵に生きる馬の風景
9月5日(土)~11月15日(日)



高松市美術館 (香川 高松)
世界が絶賛した浮世絵師
北斎展
9月12日(土)~10月18日(日)
 
山口県立萩美術館・浦上記念館
(山口 萩)
街道絵の世界
10月13日(火)~11月15日(日)
那珂川町馬頭広重美術館
(栃木 那珂川)
那珂川町馬頭広重美術館
名品展
9月18日(金)〜12月6日(日)
東京富士美術館
(東京 八王子)
THIS IS JAPAN IN TOKYO
〜永遠の日本美術の名宝〜
8月22日(土)~10月18日(日)
品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

厳選素材・道具

江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

職人紹介

最高の作品を創り出すために、日々技術の研鑽を積む熟練の職人たち。

浮世絵の基礎知識

浮世絵の基礎知識

意外と知らない?浮世絵の世界。浮世絵の基礎知識をご紹介。