飾って楽しむアダチの浮世絵
お客様インタビュー~浮世絵のある暮らし~ 第2回




2021年1月からスタートした企画「お客様インタビュー〜浮世絵のある暮らし〜」では、お客様にアダチの浮世絵の、ご自宅での楽しみ方を伺っています。

二回目にお話を伺ったのは、神奈川県にお住まいのライター、小俣荘子さん。

昨年9月に、東京都美術館で開催していた浮世絵展「THE UKIYO-E 2020」の会場出口販売にて、初めてアダチの浮世絵を購入された小俣さん。ご自身のインスタグラムに、購入された広重の「猿わか町夜の景」のお写真とともにその時の感想を綴られていたのをアダチのスタッフが拝見し、今回のインタビューへとつながりました。


日本文化や職人の技術に触れることが好きという小俣さん。アダチ版画の復刻版浮世絵をどう楽しんでいるのでしょう?たっぷりとお話を伺いました。

なお、新連載の開始を記念して、本記事の最後には1/31(日)までお使いいただける、国内送料無料のクーポンコードを掲載しています。ぜひご利用ください。



 


今回お話をうかがった 小俣荘子さん

衣食住・日本文化などをテーマとするコンテンツの企画やディレクションをはじめ、日本文化の入り口マガジン「和樂web(小学館)」や、中川政七商店の工芸や物づくりに関するメディアなどで記事の執筆を行なっている。

淡路島生まれとのことで、島好きのアダチスタッフと島トークで盛り上がりました!
 

 





■ "窓から景色を眺めるように" 浮世絵に描かれた風景を楽しむ

―今は、お住まいのどちらに作品を飾っていただいているのでしょうか?
  小俣さん: 「私の家は多世帯住宅で、両親や親せきと同居しているのですが、家族皆が集まる実家部分のリビング(洋室)に飾っています。当初は、私と夫が住んでいるフロアに飾ろうと思っていたのですが、壁の広さやインテリアとのバランスも考え、現在の場所に落ち着きました。」  


―これまでは現代アートを飾っていたとのことですが、洋室に浮世絵を掛けることに、とまどいなどはなかったですか?
  小俣さん: 「あまり気にせずに飾れました。たとえば、大きな絵画や合わせるインテリアが限定されるような特徴的な額装のものでしたらまた違ったと思いますが、どこに置いても不思議と馴染むように感じました。以前、浮世絵は江戸時代の庶民が日常的に楽しんでいたものだと知る機会があり、プロダクトデザイン的なものなんだなと認識していたので、いい意味で身構えることなくチャレンジできた気がしています。

実際に額装した浮世絵を飾ってみると、絵に合わせてカットされたマット(作品と額のアクリル板の間に挿し入れる厚紙)があることで、それが窓枠のような役割になって、壁の向こうに浮世絵の風景が存在しているように感じました。どこか別世界を覗いているような......。他の世界に私たちを誘い出してくれる窓ができた!そんなイメージです。だから、洋室に飾ることに違和感がうまれなかったのかもしれません。」
 

―本当に素敵な感性をお持ちですね。窓の向こう......目から鱗です!

浮世絵は、同じシリーズの作品でも、少しずつ画寸や絵の枠が異なります。アダチ版画では、作品ごとに画面のサイズに合わせてぴったりとマットをカット。額の中に若干の奥行きが生まれることによって、より作品を美しく引き立てます。




■ 復刻版で、江戸時代の人たちと同じ目線で浮世絵を楽しめることが嬉しい

―アダチ版画のことは作品の購入以前からご存知だったのでしょうか。
  小俣さん: 「はい。仕事でご縁あって、浮世絵に詳しい方のお話を伺ったり記事を読む機会があり、その時にアダチ版画さんのことを知りました。最近までよく知らない世界でしたが、その歴史的背景や技術に圧倒されて......。元の絵を描く絵師の方をはじめ、たくさんの職人さんの技術によって支えられている世界ですよね。技術が現在まで継承されていることにも、とても興味が沸いています。」  

―ありがとうございます!実際にアダチ版画の浮世絵をご覧になってどのような印象を持ちましたか?
  小俣さん: 「購入した「猿わか町夜の景」は、眺めると作品に吸い込まれるような感覚があり、強く惹かれました。そして、"これ、描いているのではなくて職人さんが摺っているんだよな..."と考えたときに、その腕前に圧倒されました。なにより、江戸時代と変わらない技術で制作しているということによって、当時の人たちが楽しんだ浮世絵を、同じ目線で楽しめているような気がして、それがすごく嬉しかったです。」  




■ 舞台を観た帰り道の興奮やワクワク感を思い出させてくれる作品

アダチの浮世絵を購入するきっかけになった「猿わか町夜の景」について、引き続きお話を伺います。

―「猿わか町夜の景」について、作品を好きになったきっかけや、購入された決め手を教えてください。
 
 

<江戸市中の芝居小屋が集まる芝居町だった猿若町。一番手前には歌舞伎の芝居小屋・森田座の看板が見えます。>
 
 
小俣さん: 「もともと月夜のモチーフが好きだったこともありますが、すごく美しいなぁと一目惚れでした。それから、絵の内容がとても素敵ですよね。芝居小屋の並ぶ町の夜の景色が描かれていて、舞台を見た帰り道の興奮や余韻にひたって「まだ帰りたくないなぁ」とそぞろ歩きしているときの自分の気持ちと絵の世界の様子がリンクしているようで親しみが湧きました。店頭で実物に触れさせていただいて、生で見る版画の美しさとテーマへの思い入れから"早くこの子を連れて帰りたい!"と直感的に思ったことが決め手です。(笑) それから、思うように出かけられない日々が続く今、作中のキラキラとした賑わいが、舞台を観た帰り道の気持ちを呼び起こしてくれる気がして、いいな、と思いました。」
 

―確かに、私も観劇が好きなので、本作品を見たときになんとなくワクワクする気持ち、すごく良く分かります。
  小俣さん: 「そうですよね!我が家では、この作品を見た妹も、"コロナ禍でずっと 家にいるけれど、絵がかかっていると、外に想いを馳せられて、なんかいいよね"と言っていました。この浮世絵を前にして、2人で盛り上がりました。」
 

浮世絵には、身近な季節の草花や風景、洒落の効いたモチーフ、また、人々の暮らしの様子が描かれています。このご時世だからこそ、これまで以上に浮世絵に描かれたそういった風景に、楽しみを見出せるのかもしれません。




■ 家の中に楽しみを見出す『座敷八景』への共感
 
小俣さん: 「実はつい最近「猿わか町夜の景」から、一緒に購入した別の作品に掛け替えをしたんです。」
 

そう言って、現在飾っている鈴木春信の「琴路の落雁」を見せてくださいました。


「琴路の落雁」は、中国の山水画の伝統的な画題『瀟湘八景(しょうしょうはっけい)』にならい、日常の生活を景勝地の風景に見立てた『座敷八景(ざしきはっけい)』というシリーズのうちの一図。琴を、雁の飛ぶ秋の夕景に見立てて描いています。


<障子の向こうに見えるのは秋の七草に数えられる萩の花。琴の弦を支える琴路を、秋の空を飛ぶ雁の群れに見立てた作品です。>
 
 

「そういった洒落が効いたところに面白みを感じた」と、本図を購入された小俣さん。また、掛け替えをしたのには、今だからこその理由がありました。
 
小俣さん: 「家の中にあるもので四季の風景を楽しむという趣向の『座敷八景』って、すごく今の時代らしいなと感じたんです。それで、せっかくなので掛け替えてみました。」
 

小俣さんがおっしゃったように、本作品の題材は、"おうち時間"を充実させることへの関心が高い、今の私たちの心境に通ずる部分があるように思います。季節やゆかりの場所に合わせるだけでなく、作品の題材に共感し、浮世絵を飾る。浮世絵の楽しみ方の多様さをスタッフも改めて感じました。




■ 飾ることで浮世絵をもっと身近に感じるように

―最後に、アダチの浮世絵を飾ってよかった点や、変わった点などあれば教えてください。
  小俣さん: 「実際に飾ることで、浮世絵に対する"距離"が縮まった気がしています。以前は浮世絵と聞いても歴史の中に登場するもので、遠い存在のように感じていました。それが、自宅に飾ったことで、日常の一部にするりと入り込んできました。もっと近い存在で、昔の人と同じように現在の私たちも楽しめるものなんだと気づけて嬉しくなりました。最近では、浮世絵に関するテレビ番組が放送されていても、すごく身近に感じるし、江戸時代の文化にもこれまで以上に興味が湧くようになって、もっと色々と知りたくなりました!」  

終始、浮世絵を知ることの楽しさについてにこやかにお話をしてくださった小俣さん。アダチの浮世絵の購入をきっかけに、もともとお好きであったという浮世絵を、作品の背景にまで、より関心を深めて楽しんでいただけていると知って、とても嬉しくなりました。インタビューにご協力いただき、本当にありがとうございました。







■ 記事をお読みいただいた方限定!
  国内送料無料+壁掛け用フックプレゼント!

今回、新連載の開始を記念し、1月31日(日)23:59まで25,000円以上のご注文で国内送料無料。また、アダチ版画浮世絵専用額付きで作品をご購入の方へは、壁掛け用フックをプレゼントいたします。
ご注文時に備考欄へ【 新連載記念クーポン利用 】とご記入いただくことでクーポンの適用となります。
※直後の自動返信メールではクーポン適用前の金額でメールが届きますが、その後、こちらから送料を差し引いた金額で、改めてメールをお送りいたします。

石こうボードや木壁等に、針を打ち込んでお使いいただく鉄製のフック。
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ご記入がない場合、クーポンの適用が出来かねます。


アダチセレクト 話題の一枚
鈴木春信「二月 水辺梅」-Part1. 作品編-


2021年1月より新連載のアダチセレクト・話題の一枚。毎回一人の絵師とその作品を取り上げ、木版制作工房としての視点なども含めながら、作品とその制作背景などをご紹介していく特別企画です。

記念すべき第1回目の作品は、錦絵の祖、鈴木春信の傑作「二月 水辺梅」。川のせせらぎがだけが聞こえる静かな闇夜と白梅の芳香、そこに浮かび上がる若い男女の清純な恋の情景。まさに夢のように可憐で儚い春信ワールドの代表作です。その春信の世界や作品誕生の背景などについて、Part 1.作品編とPart2.制作編の2回に分けてご紹介します。

-Part 1.作品編-の今回は、作品と作品の時代背景などに焦点を当ててお話ししていきます。




鈴木春信「二月 水辺梅




■ 錦絵の祖、鈴木春信

「錦絵の祖」と呼ばれる鈴木春信は、1725(享保10)年頃に江戸に生まれたと言われています。春信本人の詳しい資料は残っておらず不明な点の多い春信ですが、1765(明和2)年を境に、一気にその名が知られるようになります。
この明和2年は、春信が「見当(けんとう)※」を開発、複数の色をずれの無いように摺り重ねる多色摺が可能となり、浮世絵史に革命がもたらされた年です。春信が「錦絵の祖」と呼ばれる所以は、この「見当」の開発にあります。数多くの作品を生み出した春信ですが、実際に浮世絵師として活躍したのは1760年初め頃からのほぼ10年ほどのみでした。

※見当:版木上に彫られた2か所の僅かな溝。ここに紙を合わせることによって、複数の色をずれ無く摺り重ねることができる。

<紙の位置を決めるカギ型見当(右下)と
引き付け見当(左下)>
<紙一枚分の溝が彫ってあります>


■ 錦絵の誕生と絵暦(えごよみ)

春信が、多色摺りを可能にした「見当(けんとう)」の開発に成功した背景には「絵暦(えごよみ)」の流行があります。絵暦とは、当時の年間カレンダーのようなもので、太陰暦において毎年変わる大の月(30日)と小の月(29日)を記したものです。

裕福な趣味人たちの間で、自分だけの絵暦を好みの絵師に描かせ、特注品として誂え、新春の交換会で狂歌仲間に配るという風習が大流行しました。人よりも優れた絵暦を作るためならコストを気にしない風流人たち。その熱い要望に応えるために、春信は何色も色を重ねたり、絵具は使わずに質感を生み出す特殊な摺の技法など、様々な技術や技法を生み出し、更にそれらを向上させることに成功しました。

こうして生まれた作品は、「摺物(すりもの)」と呼ばれ、贅を尽くした特注品として富裕層の間でもてはやされました。そして、この絵暦の流行に目をつけた版元が、その技術を利用し生まれた多色摺木版画を「錦絵(にしきえ)」として一般に売り出したところ、これが大人気となり、一気に庶民の手にもフルカラーの印刷物が渡ることになったのです。
 
夕立
<錦絵誕生のきっかけともなった
春信の 「夕立」>

<春信の描いた「絵暦」>

春信の描いた絵暦で有名なのが、明和2年に描かれた「夕立」です。この作品の中には、「大、二、三、五、六、八、十、メ、イ、ワ、二」と「乙、ト、リ」の文字が隠されていますが、見つけられますか?
大に続く数字は、この年の大の月、そして明和二年、乙トリも同じく明和2年を表しています。

※こたえ:「大、二、三、五、六、八、十、メ、イ、ワ、二」は、物干し棹に干された浴衣の模様の中に、「乙、ト、リ」は、突然の夕立に慌てて駆け出してきた女性の臙脂色の帯の模様の中に隠されています!




■ 和歌に想いを得て描かれた純愛 「二月 水辺梅」

今回ご紹介する春信の傑作「二月 水辺梅」。古の和歌に着想を得て描かれた「風流四季歌仙」というシリーズの中の一点です。
作品上部に記された和歌は、平経章朝臣によるもので「末むすぶひとのさへや匂ふらん 梅の下行水のなかれは」と歌われており、「下流で掬ぶ人の手さえ匂うだろうか。梅の花の下を流れてゆく水は」という意味。この歌の情景が描かれたのが本図「二月 水辺梅」。
 
 
闇夜に浮かび上がる若い男女。木製の柵の上に上り、恋する女性のために白梅を手折ろうとしている男性の姿を、石灯籠の上に頬杖をついてうっとりとみつめる女性。辺り一面に白梅の香りが漂い、その香りと共に二人の純愛も、樹下を流れる川の下流へと運ばれていきます。
梅は、春信の作品によく登場する花です。春信の手にかかると男女の純愛を描いたシーンも単なる情景ではなく、その前後のストーリーや漂う梅の香りまでが描き出されます。春信のエッセンスが凝縮された香り高い作品です。


■ 春信の描く夢の世界の住人たち

春信の描く夢のような世界に登場する人物は一様に、細身で可憐、そして中性的な特徴を持っています。春信の後の時代に一世を風靡する歌麿の美人画と比べるとその差は一目瞭然。この可憐な人物描写こそが春信の一番の魅力です。
 
<鈴木春信・二月 水辺梅より>   <喜多川歌麿・ビードロを吹く娘より>

例えばこの「二月 水辺梅」に登場する若い男女。注目すべきは、二人の目線です。二人の顔の角度はほぼ同じように描かれ、一見目線も同じように描かれているようですが、実は違います。男性は手折ろうとしている梅の枝を見ていますが、女性が見つめるのは自分のために白梅の枝を手折ろうとしてくれる恋しい人の横顔。  
  このような極めて繊細な顔や指先の表現によって、春信は人物間の感情までを描き出しています。
そして、このような春信の筆遣いを完全に再現できるのは、一流の彫師だけ。春信の小さな顔や折れそうに細い指先に命を吹き込めるかは、彫師の腕の見せ所です。


新連載「アダチセレクト・話題の一枚」第1回目、鈴木春信の「二月 水辺梅」をお楽しみいただけましたか?
春信の「二月 水辺梅」-Part1. 作品編-の今回は、主に作品とその時代背景などについてお話ししました。次回は制作面に焦点を当ててお話ししたいと思いまので、どうぞご期待ください。



春信の作品には、他のどの絵師にも作り出せない独特の空気感があります。中性的で清純でありながら、どこかエロティシズムを感じさせるようなその人物描写は、知れば知るほど虜になってしまいます。この作品以外の春信の作品もアダチ版画でご紹介しておりますので、是非ご覧ください。



  ■ 関連作品
 
       
  鈴木春信
梅折る美人
  鈴木春信
夜の梅
  鈴木春信
雪中相合傘
 

アダチ版画特製スマートフォン用浮世絵壁紙
     

■春を迎える

    
北斎生誕260年を記念して2020年10月にスタートした「スマホ用浮世絵壁紙」の配布。木版画の風合いを多くの方に知っていただき、浮世絵を日常の中でより身近なものに感じていただきたい。そんな思いでつくっています。

wallpaper_202101_dl.jpg
スマホ用壁紙(2021年1月版)ダウンロードはこちら
※画像はアダチ版画研究所が制作した復刻版浮世絵を使用しています。
※個人で楽しむ範囲でご利用ください。商用利用、再配布禁止。


アダチ版画研究所のスマホ用浮世絵壁紙は
①あらゆるスマホの画面の縦横比に対応できる
②カレンダー型を希望する方/しない方の双方の需要に応える
という2つの課題をクリアするため「お客様のお好みで画像をトリミングしていただく」というスタイルを採用しています。
お客様にお手間をかけることにはなりますが、上記リンク先の画像を保存の上、こちらの使用例をご参照いただき、ぜひご自身のお好みに合わせてご活用ください!


  


スタッフ(iPhone12miniを使用)が実際にスマホのロック画面(左・カレンダーあり)とホーム画面(右・カレンダーなし)に設定してみたのが下の画像です。さまざまな機種に対応できるよう、今後も改善を重ねていきたいと思います。ぜひご意見・ご感想をお寄せください。

スマホ待受使用例(iPhone12mini)
  

■この壁紙に使用されている作品は?


今回、壁紙に使用した作品は、鈴木春信の美人画「夜の梅」です。墨の深い黒と、錦絵草創期の淡く和やかな色彩とが、幻想的な夜の情景を浮かび上がらせます。
「錦絵の祖」と呼び称される春信。浮世絵版画の多色摺の技術は、明和2年、春信の作品によって完成したと言われています。
人形のように可憐で華奢、そしてやや中性的な春信美人。さまざまな詩歌や故事に取材した作品は当時の教養人たちに愛され、水茶屋の看板娘を描いた作品は一世を風靡しました。



アダチ版復刻「夜の梅」商品ページはこちら≫
  

飾って楽しむアダチの浮世絵
お客様インタビュー~浮世絵のある暮らし~


2021年の迎春セット「額×浮世絵」では、現代の多様なインテリアに合わせて、アダチの浮世絵を楽しんでいただけるよう、4種類の額とともに、額に合わせた浮世絵をご紹介しています。
そして、このたび、現代のインテリアやライフスタイルに溶け込むアダチの浮世絵の様子をご紹介し、より多くの方が浮世絵との新しい出会いを見つけるきっかけになればと、本ブログにて新たな企画をスタートいたします。実際にアダチ版画の復刻版浮世絵を飾ってお楽しみ頂いている方へインタビューを行う連載(不定期更新)です。新連載の開始を記念して、本記事の最後には1/31(日)までお使いいただける、国内送料無料のクーポンコードを掲載しています。ぜひご利用ください。

第一回目にお話を伺ったのは、東京都中央区にお住まいの、Fご夫妻です。
半年前に引っ越したばかりという新築のマンションにて、インテリアへのこだわりや、浮世絵のある暮らしについてお話していただきました。


 


今回お話をうかがったFご夫妻:Cさん(左)とKさん(右)

休日にはご家族やご友人を招待し、たびたびホームパーティも行うというおふたり。旅行やワインが共通の趣味で、ご自宅にはワインセラーもあるとのこと!
インテリアへのこだわりだけでなく、そういった趣味のお話でも盛り上がりました。
 

 





■ こだわり抜いた新居のインテリア

玄関を開けると、ご夫妻の素敵な笑顔と共に、早速アダチ版画の浮世絵がお出迎え!
ナチュラルな白木額で額装された歌川広重の「日本橋雪晴」です。


お伺いした12月初頭でも、暖房いらずの暖かい日差しが差し込む明るいリビングには葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」。北欧テイストで統一されたお部屋には、インテリアへのこだわりが随所に感じられます。


―本当に素敵なお部屋ですね!素人目ながら、家具や照明もすごくこだわっていらっしゃるなと感じます。なにかインテリア関係のお仕事をされていたのでしょうか?
  Cさん: 「いえ、全然!インテリアに関っていたことと言えば、学生時代にインテリアショップで少しアルバイトをしていたくらいです。ダイニングテーブルなどの家具は、今回の引越に合わせて、新しくオーダーをして作りました。」  


―持って生まれたセンスを感じます!
こちらのご新居に絵を掛けるということは、あらかじめ決めていたのでしょうか?
  Cさん: 「はい。壁の面積が大きいので、殺風景のままよりはなにか飾ろうと。」
Kさん: 「そうだよね。それと、もともと一緒に住んでいた家に、現代アートの作品を置いて飾っていたのですが、せっかくならそれを壁に掛けて飾りたいという話にもなり、絵を掛ける前提で照明などを考えました。」
 

―照明まで!
  Kさん: 「昼は日差しが明るいので分かりにくいですが、夜になると、より陰影がついて雰囲気が変わるんですよ。」
Cさん: 「それでせっかくなら他の絵も飾りたいね、ということになり、飾る作品を探し始めました。」
 

―そうだったんですね。アダチ版画の浮世絵は、以前からご存知だったのでしょうか。
  Cさん: 「はい。海外の友人に贈り物として利用したこともあったんです。その時は「神奈川沖浪裏」や「赤富士(凱風快晴)」をプレゼントして、すごく喜んでくれて。彼の実家にも贈ったりもしました。」
Kさん: 「そうだね。帰省した時に、飾っていましたよ。」
 

Cさんは、以前アメリカやドイツに短期留学されていたとのこと。当時のご友人を訪ねた際に直接手渡され、とても喜んでくれたのが嬉しかったと、笑顔で話してくださいました。
「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」は、アダチ版画のオンラインストアでも、国内外からギフトとして常に人気の高い作品ですが、こうして実際に贈った方、また、贈られた方の反応を伺うことができ、アダチ版画の浮世絵が、人の心をつなぐコミュニケーションツールのひとつにもなっていることを改めて実感しました。




■ 北欧系インテリアショップでの浮世絵との出会い

―北欧テイストの洋間に、「和」のイメージが強い浮世絵がとても自然に馴染んでいらっしゃいますね。最初からアダチ版画の浮世絵は、選択肢のひとつにあったのですか?
  Cさん: 「いえ、はじめは、やはり洋風の部屋なので、あまり「和」が強いテイストは合わないのかな、と思い、現代アートの作品を探していました。
でも、家具をオーダーするために行った北欧家具を扱うインテリアショップに、浮世絵が飾ってあるお店があって。それに、物件を回っていた時も、洋風のマンションのエントランスに浮世絵が掛かっていたところもみかけて、"あ、意外と北欧系のインテリアにも合うのかもしれないな"と思い始めたんです。」
Kさん: 「そうですね、僕も、北欧テイストの部屋に、あえて和のものを取り入れたインテリアにするのも、面白いかもね、と話していました。」
 


北欧系のインテリアと日本の浮世絵。以前からアダチ版画でも「意外に合う組み合わせ」としてご紹介もしていましたが、実際にFさまのご自宅にお伺いし、あまりの相性の良さに、アダチ版画のスタッフも驚きました。
近年「ジャパンディ」(「ジャパン」と北欧風を意味する「スカンディ」を掛け合わせたインテリアの用語)と呼ばれる、和と北欧を掛け合わせたインテリアが世界で注目されているとも言います。
華美な装飾を排除し、シンプルな美しさが特徴である北欧のインテリアの要素は、無駄を省いた省略美が評価される浮世絵との融和性も高いのかもしれません。




■ せっかくなら自分たちに関わりのある作品を飾りたかった

そして、最終的に浮世絵の購入の決め手となったのは、作品と新居の関わりとのこと。
  Cさん: 「マンションの近くに日本橋や隅田川があるので、せっかくだから家に飾るものは、自分たちや住まいに関わりがあるものがいいなという話になったんです。
それでアダチ版画さんのショールームに伺って、玄関の「日本橋雪晴」を購入しました。それも、いろいろ迷ったんだよね。」
Kさん: 「いろんな日本橋の作品があったからね。」
 


―そのいろいろな日本橋の作品の中で、広重の「日本橋雪晴」を最終的に選ばれたのは?
  Cさん: 「決め手は...最終的に、一番好きだった絵だから、選びました!(笑)」  

―その「日本橋雪晴」には白木の額を選んでいただいていますが、なにか理由はあるのでしょうか?
  Cさん: 「白木額は、よりこの部屋のインテリアに調和すると思い、選びました。今掛けている「神奈川沖浪裏」の黒っぽい額(※アダチ版画で通常ご用意している、漆塗り風の額)とは、部屋の印象が全く変わりますね。」  

おふたりのご厚意で、玄関の「日本橋雪晴」をリビングに飾った様子も、みせていただきました。


最初に飾っていた「神奈川沖浪裏」では、作品がお部屋のアクセントになっている印象でしたが、白木の額では北欧テイストのインテリアにより調和し、お部屋の雰囲気が柔らかな印象になります。

―ご友人たちとホームパーティもされるとのことですが、掛けている浮世絵について、お客様からなにか反応はあったりするのでしょうか?
  Kさん: 「会話のきっかけになりますね。例えば、玄関に入った瞬間に浮世絵があると、あ、浮世絵だ、となるし、"これ、この辺が描かれた絵なんだ"というように話が広がっていきます。」  

―アダチ版画の浮世絵が、会話のきっかけになっているのは嬉しいです。




■ 今後も季節で差し替えて楽しんでいきたい

最後に、今後、どのように浮世絵を楽しんでいきたいかについてもお話をしてくださいました。

 
Kさん: 「季節によって作品を差し替えるのもいいよね、と話しています。次は広重の「両国花火」がいいかなって。あれも隅田川を描いた作品なので。」
Cさん: 「あとはアダチ版画さんで制作している、現代作家の作品も気になっています。」

 
―広重の「両国花火」だと、またお部屋の印象が違ってみえそうですね。
  Kさん: 「この「神奈川沖浪裏」もそうですし、絵を掛け替えるだけで部屋の雰囲気ががらっと変わるので、簡単に部屋の模様替えになりますね。」
Cさん: 「あ、あの作品もいいって話していたよね。色味とかがこの部屋とも合いそうで...北斎の桜の大きい作品なんですけど」
 


―「桜花に富士図」ですね!どの作品も季節が異なるので(「桜花に富士図」の春、「両国花火」の夏、「日本橋雪晴」の冬)四季で架け替えてお楽しみいただけますね。それに、このお部屋のインテリアともすごく馴染みそうです。


 
Cさん: 「そうですね。やはりインテリアとのバランスをベースに考えつつ、作品の背景などもあわせて楽しんでいきたいと思います。」
Kさん: 「作品に描かれた場所や、その背景を知ることで、より浮世絵を身近に感じることができると感じました。また、職人さんが実際に手作業で制作しているという点もの一つだと思います。自分たちだけでなく、より多くの人にそういった点も伝わればといいなと思います。」
 

インテリアへのこだわりとともに、おふたりの浮世絵の楽しみ方についても、お話してくださったF様ご夫妻。今回はご協力いただき、本当にありがとうございました。





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今回、新連載の開始を記念し、1月31日(日)23:59まで25,000円以上のご注文で国内送料無料。また、アダチ版画浮世絵専用額付きで作品をご購入の方へは、壁掛け用フックをプレゼントいたします。
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品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

厳選素材・道具

江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

職人紹介

最高の作品を創り出すために、日々技術の研鑽を積む熟練の職人たち。

浮世絵の基礎知識

浮世絵の基礎知識

意外と知らない?浮世絵の世界。浮世絵の基礎知識をご紹介。