東京・目白に工房を構え、復刻版の浮世絵や現代木版画を制作しているアダチ版画研究所では、毎月、全国各地で行われている浮世絵の展覧会情報を更新しています。現在開催中、および12月開催のオススメ浮世絵展覧会をご紹介します! 各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。
なお、年末年始の休業等ございますので、必ず各館の公式HPをご確認の上お出かけください。

 

◆ 1月のPick up!オススメ展覧会

 

江戸時代の大名家・尾張徳川家に伝えられた重宝、いわゆる「大名道具」を収蔵し、近年では流行を反映したグッズなどでも話題の徳川美術館(愛知県・名古屋市)。1月4日から企画展「浮世絵で旅気分」が開催されます。

 

江戸時代中期、全国の地誌への関心が高まると、旅行文芸書や、各地のガイドブックとしての名所図会が刊行されるようになり、さらに、色鮮やかな一枚絵の風景画が盛んに作られるようになりました。歌川広重は、保永堂から出版した「東海道五拾三次之内」が人気を博し、風景画の第一人者に躍り出ます。本展では、この保永堂版「東海道五拾三次之内」をはじめとした、広重の風景画を中心に展示。ただ写実的に風景を描くだけでなく、登場人物に工夫を凝らし独自の脚色をちりばめて作品を描いた広重の工夫に注目し、当時の人々が作品から感じたであろう旅の気分を追体験できる展覧会です。新しい一年の始まりに、浮世絵で日本を旅してみてはいかがでしょうか。
また、会場ではアダチ版復刻浮世絵も一部販売がございます。ぜひご来場の際にはご覧ください。



 
アダチ版復刻浮世絵の販売あり!
徳川美術館 (愛知・名古屋)
浮世絵で旅気分
1月4日(火)~1月30日(日)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。)
「実際に復刻版の浮世絵を見てみたいけれど、目白のショールームまで来るのは難しい...」という方も、ぜひお近くの美術館・博物館でご覧いただければ幸いです。

太田記念美術館 (東京・原宿)
江戸の恋
1月5日(水)~1月30日(日)
すみだ北斎美術館 (東京・両国)
北斎で日本史―あの人をどう描いたか―
12月21日(火) 〜 2月27日(日)
信州小布施 北斎館 (長野・小布施)
北斎と不思議な空間
11月20日(土)~1月16日(日)
 

事前予約推奨

東京国立博物館 (東京・上野)
浮世絵と衣装―江戸
1月2日(日)~1月30日(日)



中山道広重美術館 (岐阜・恵那)
浮世絵木曽街道三種揃踏
10月1日(金)~1月16日(日)
 
静岡市東海道広重美術館 (静岡・清水)
忠臣蔵
11月16日(火)~1月23日(日)
MOA美術館 (静岡・熱海)
木版画紀行 吉田博と川瀬巴水
12月18日(土)~1月25日(火)

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会


アダチ版復刻浮世絵の販売あり!

千葉市美術館
(千葉・千葉)
ジャポニスム―世界を魅了した浮世絵
1月12日(水)~3月6日(日)



森アーツセンターギャラリー
(東京・六本木)
THE HEROES 刀剣×浮世絵
1月21日(金)~3月25日(金)



広島県立美術館
(広島・広島)
大広重展
12月17日(金)~2月6日(日)
 
江戸東京博物館
(東京・両国)
徳川一門 ―将軍家をささえたひとびと―
1月2日(日)~3月6日(日)
国立劇場伝統芸能情報館
(東京・永田町)
舞台の花鳥風月の物語―装いの美―
10月2日(土)~1月27日(木)
那珂川町馬頭広重美術館
(栃木・那珂川)
浮世絵!源氏ものがたり
1月14日(金)~2月13日(日)


>>その他全国の浮世絵が見られる美術館・博物館情報はこちら(※「北斎今昔」内リンク)


この2年ほどで、私たちのライフスタイルは大きく変化し、家で過ごす時間が格段に増えたように思います。心豊かな時間を過ごすために、浮世絵でお部屋に彩りを添えてみるのはいかがでしょう。
アダチ版画では、昨年ご好評をいただいた「オリジナル額×浮世絵4図」について、今年も4種類の組み合わせをご提案させていただきます。
様々なインテリアに合わせてお楽しみいただけるおしゃれな額と、それぞれの額に合わせてアダチ版画のスタッフが厳選した、一年間で差し替えて楽しむ浮世絵4図のセットです。

本セットは通常価格72,600円~のところ、特別価格の57,200円(額1点分無料)と大変お得。また、一部セットの額は特注額となるため、通常、塗装のランクによって追加料金(3,300円~)をいただいておりますが、今回は追加料金も頂戴しておりません。
2022年1月18日(火)までの期間限定でのご紹介となりますので、この機会をどうぞお見逃しなく。

広重が描き出した江戸の四季
「アダチ定番額×名所江戸百景 傑作選」

抒情性豊かな風景画、詩情溢れる花鳥画などを描いてきた浮世絵師・広重が最後にたどり着いたのは、大胆で奇抜な構図が特徴の江戸名所絵の一大連作でした。モネやゴッホといった印象派の巨匠たちが模写したことで世界的にも知られている人気のシリーズ「名所江戸百景」。今回は、広重が愛着を持って描き出した江戸の四季から、一年を通して楽しめる傑作4図をご用意しました。どんな作品やお部屋にも合う、アダチ版画の定番額とともにお楽しみください。

額種類
定番額

セット内容
歌川広重「隅田川水神の森真崎」
 ※ご好評につき、現在増刷待ち
  [2月下旬以降お届け]

歌川広重「亀戸天神境内」
歌川広重「猿わか町夜の景」
歌川広重「深川木場」

通常価格72,600円
(浮世絵14,300円×4点+額代13,200円+差し替え用マット1,100円×2点)
⇒21.2%OFF  57,200円(税込)

ナチュラルな額で花を愛でる
「白木額×四季折々の花鳥画」

木のぬくもりを感じるナチュラルな木目が魅力の白木額。花鳥画との組み合わせは、以前からお客様よりご好評をいただいています。洋風の趣をもつこの組み合わせは、北欧風のインテリアなどにもよく合います。「あやめにきりぎりす」などの洗練された作品に合わせれば、そのデザイン性を余すところなくお楽しみいただけますし、「月夜桃に燕」などの色味が鮮やかな作品との組み合わせは、色彩がより一層美しく引き立ちます。

額種類
白木額

セット内容
歌川広重「月夜桃に燕」
葛飾北斎「あやめにきりぎりす」
葛飾北斎「桔梗に蜻蛉」
歌川広重「雪中椿に雀」

通常価格74,800円
(浮世絵14,300円×4点+額代16,500円+差し替え用マット1,100円×1点)
⇒23.5%OFF  57,200円(税込)

北斎の愛したブルーを堪能する
「濃紺額×富嶽傑作4選」

葛飾北斎の代表作にして、浮世絵風景画の最高傑作ともいえる「富嶽三十六景」シリーズは、それまでにはなかった鮮明な青色が表現できることから当時大流行していた舶来の人工の顔料「ベロ藍」を多用した「青」のシリーズであり、実は輪郭線にも藍色の絵具が用いられています。
本シリーズに合わせてアダチ版画がご用意した濃紺の額で、北斎の愛したブルーを心ゆくまでご堪能下さい。

額種類
濃紺額(つや消し)

セット内容
葛飾北斎「凱風快晴」
葛飾北斎「神奈川沖浪裏」
葛飾北斎「山下白雨」
葛飾北斎「甲州石班沢」

※ご好評につき、現在額の入荷待ち[1月27日(木)以降お届け]

通常価格79,200円
(浮世絵14,300円×4点+額代20,900円+差し替え用マット1,100円×1点)
⇒27.8%OFF  57,200円(税込)

個性的な色で魅せる
「古代朱額×四季の名作浮世絵」

深みのある朱色の額は、個性的でありながらも主張し過ぎず、様々な絵師たちが豊かな色彩でとらえた四季折々の作品を引き立てます。棹のマットな質感が、上品な仕上がりを演出しています。和洋のどんな空間にも、すっきりと美しく飾っていただけます。
額の朱色によく映える、四季で差し替えてお楽しみいただける名作4図を選出しました。

額種類
古代朱額(つや消し)

セット内容
鈴木春信「夜の梅」
葛飾北斎「きりふりの滝」
勝川春章「乱菊」
歌川広重「蒲原 夜之雪」

※ご好評につき、現在額の入荷待ち[ご注文から3週間程度でお届け]

通常価格81,400円
(浮世絵14,300円×4点+額代20,900円+差し替え用マット1,100円×3点)
⇒29.7%OFF  57,200円(税込)

■ 額の取り扱いから分かりやすく 差し替え方法を動画で解説

慣れてしまえばスムーズに行える浮世絵の差し替えも、はじめは「ちょっと面倒そう...」「絵や額の取り扱いが不安...」と、誰しも不安に思うもの。動画では、差し替える際のちょっとしたコツやポイントを分かりやすく解説しています。

■ 「浮世絵専用額」or「収納帙」のどちらかを選べます

すでに額縁を複数お持ちの方や、お持ちの浮世絵の収納に困っている方へ、セットの「浮世絵専用額」を、浮世絵の保管に便利な布製の「収納帙」に変更することが可能です。浮世絵のシート20枚程を、すっきり収めて保管して頂けます。

収納帙についてはこちらをご参照ください >>収納帙について

※掲載の写真は、実際の商品とは多少異なる場合がございます。予めご了承ください。

■ 「浮世絵専用額」から「収納帙」への変更方法



商品ページからご注文いただく際に、「収納用帙」をお選びください。


■ 迎春セット内の商品もご変更が可能です

さらに、これまでにアダチ版画で浮世絵をご購入くださった方の中には、すでに今回のセットに含まれる浮世絵をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。そういった方にもセットをお楽しみいただけるよう、セットの内容は、アダチ版復刻浮世絵(税別13,000円の商品)の中から、自由に変更していただけます。

■ セット内の商品変更方法

◎ご注文の際はご希望のセット種類をお選びいただき、ご注文内容の最終確認画面内、「備考欄」
①どの作品を変更するか ②ご希望の作品の絵師名とタイトルをご記入ください。

※システムの都合上、一度「ご注文内容ご確認 (自動返信)」のメールをお送りいたしますが、商品内容を修正後、改めてメールをお送りいたします。

>> 迎春セットの詳細をもう一度確認する


■ セット使用浮世絵専用額 商品一覧

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■深々と降る雪に、ゆく年来る年を想う

アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、月に一度、第一火曜日に新作を公開します。今回の作品は、歌川広重の代表作「名所江戸百景」より「浅草金竜山」。浅草寺の建造物の赤と、雪の白とのコントラストが美しい作品です。

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スマホ用壁紙(2021年12月版)ダウンロードはこちら
※画像はアダチ版画研究所が制作した復刻版浮世絵を使用しています。
※個人で楽しむ範囲でご利用ください。商用利用、再配布禁止。

■この壁紙に使用されている作品は?

生涯にわたり日本各地の風景を描いてきた浮世絵師・歌川広重。彼が最晩年に描いたのは、自らが生まれ育った江戸の街並みでした。「名所江戸百景」と題されたこの浮世絵シリーズは、120図(二代広重の作品を数点含む)を超える一大シリーズとなりました。縦型の画面の中に、四季折々の都市(およびその近郊)の風景を描き出し、その構図の斬新さと豊かな詩情とで、今も世界中の人々の心をとらえ続けています。現代まで変わらない観光名所である金竜山浅草寺は、雪景色。真っ白な雪は和紙の肌地そのまま、堂宇の赤や緑が鮮やかに映えます。画像ではやや見えづらいですが、絵具をつけずに版木を摺る空摺(からずり)の技法を用い、静かに降る雪も表されています。風景の抒情詩人とも言われる広重の才能がいかんなく発揮された、代表作の一つです。

歌川広重「浅草金竜山」商品ページはこちら

東京・目白に工房を構え、復刻版の浮世絵や現代木版画を制作しているアダチ版画研究所では、毎月、全国各地で行われている浮世絵の展覧会情報を更新しています。現在開催中、および12月開催のオススメ浮世絵展覧会をご紹介します!
各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。

 

◆ 12月のPick up!オススメ展覧会

 

現在、神奈川県川崎市にある川崎浮世絵ギャラリーでは、企画展「江戸の華 大忠臣蔵展」が行われています。

 


今から約320年前の12月に起きた「元禄赤穂事件」。この仇討ち事件を脚色して作られた『仮名手本忠臣蔵』は歌舞伎や人形浄瑠璃の演目として大ヒットし、「忠臣蔵」と称され親しまれるようになり、赤穂浪士を演じる歌舞伎役者や各段の名場面は浮世絵にも多く描かれました。
本展では、喜多川歌麿、初代歌川豊国、葛飾北斎、歌川国貞(三代豊国)、溪斎英泉、歌川国芳をはじめ、様々な絵師が手掛けた「忠臣蔵」を題材とした浮世絵を一堂に公開いたします。江戸の人々を熱狂させた「忠臣蔵」の浮世絵を、ぜひお楽しみください。



 
川崎浮世絵ギャラリー (神奈川・川崎)
江戸の華 大忠臣蔵展
11月27日(土)~12月22日(水)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。)
「実際に復刻版の浮世絵を見てみたいけれど、目白のショールームまで来るのは難しい...」という方も、ぜひお近くの美術館・博物館でご覧いただければ幸いです。

太田記念美術館 (東京・原宿)
河鍋暁斎 ―躍動する絵本
10月29日(金)~12月19日(日)
静岡市東海道広重美術館 (静岡・清水)
忠臣蔵
11月16日(火)~1月23日(日)
すみだ北斎美術館 (東京・両国)
北斎で日本史
12月21日(火) 〜 2月27日(日)
 

事前予約制

東京国立博物館 (東京・上野)
浮世絵と衣装―江戸
10月26日(火) ~ 12月25日(土)



信州小布施 北斎館 (長野・小布施)
北斎と不思議な空間
11月20日(土)~1月16日(日)



中山道広重美術館 (岐阜・恵那)
浮世絵木曽街道三種揃踏
10月1日(金)~1月16日(日)

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会

岡田美術館 (神奈川・箱根)
The SAMURAI
-サムライと美の世界-
10月2日(土)~2月27日(日)
横須賀美術館 (神奈川・横須賀)
くもんの子ども浮世絵コレクション
遊べる浮世絵展
11月20日(土)~12月26日(日)
千葉市美術館 (千葉・千葉)
福田美蘭展
 千葉市美コレクション遊覧
10月2日(土)~ 12月19日(日)
 
貨幣・浮世絵ミュージアム
(愛知・名古屋)
保永堂版 東海道五拾三次展
11月29日(月)~ 2月13日(日)
山口県立萩美術館・浦上記念館
(山口・萩)
忠臣蔵
11月27日(土)~12月26日(日)
練馬区立美術館
(東京・中村橋)
小林清親展 【増補】-サプリメント-
11月23日(火)~ 1月30日(日)


>>その他全国の浮世絵が見られる美術館・博物館情報はこちら(※「北斎今昔」内リンク)

品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

厳選素材・道具

江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

職人紹介

最高の作品を創り出すために、日々技術の研鑽を積む熟練の職人たち。

浮世絵の基礎知識

浮世絵の基礎知識

意外と知らない?浮世絵の世界。浮世絵の基礎知識をご紹介。