東京・目白に工房を構え、復刻版の浮世絵や現代木版画を制作しているアダチ版画研究所では、毎月、全国各地で行われている浮世絵の展覧会情報を更新しています。現在開催中、および1月開催のオススメ浮世絵展覧会、また、今月は浮世絵に関するおすすめイベントをPick upにてご紹介します!各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。
なお、年末年始の休業や、新型コロナウイルスの影響により営業時間等が変更になっている場合がございますので、必ず各館の公式HPをご確認の上お出かけください。

 

◆ 1月のPick up!オススメ展覧会

 

千葉県・千葉市にある千葉市美術館では、1月17日より、浮世絵ウィークが開催されます。

 

浮世絵版画は、千葉市美術館の中で最も多くのコレクション数を誇ります。この度、同館では浮世絵ウィークと称し、浮世絵版画の技法を学ぶことのできる5日間のイベントが開催されます。彫摺の道具類や絵具、摺の工程を示す順序摺の展示を行うほか、重ね押しスタンプの体験や木版画の摺の実演が予定されています。また、獅子舞や髪結、飴細工の実演など、浮世絵にも描かれているような、江戸文化を体験できる楽しい企画が充実。新年のひととき、ぜひ会場で浮世絵や江戸文化をお楽しみください!

そして、本企画の一環として行われる木版画の摺の実演は、アダチ版画の摺師が行います!(期間中3回実施、内1回は英語による解説)
新型コロナウイルスの影響により、2年以上定期実演会の開催を見送っている今、アダチ伝統木版画技術保存財団のスタッフの解説とともに、作品が摺りあがっていく様子をご覧いただける貴重な機会です。ぜひご参加いただき、私どもが継承に努める伝統木版画技術を、間近で体感していただければ幸いです。日程の詳細は、下記リンクより公式HPにてご確認ください。



 
千葉市美術館 1階さや堂ホール (千葉・千葉)
浮世絵ウィーク
1月17日(土)~ 1月21日(土)
※アダチ版画の摺師による実演会は期間中3日間実施
1月18日(水)15時00分(日本語)
1月20日(金)17時30分(英語)  
1月21日(土)11時00分(日本語)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。) 「実際に復刻版の浮世絵を見てみたいけれど、目白のショールームまで来るのは難しい...」という方も、ぜひお近くの美術館・博物館でご覧いただければ幸いです。

太田記念美術館 (東京・原宿)
浮世絵と中国
1月5日(木)~1月29日(日)
すみだ北斎美術館 (東京・両国)
北斎かける百人一首
12月15日(木)〜2023年2月26日(日)
静岡市東海道広重美術館 (静岡・清水)
いろいろ魅せます 五十三次!
11月15日(火)~2023年1月22日(日)
 
東京国立博物館 (東京・上野)
浮世絵と衣装―江戸
通年展示
中山道広重美術館 (岐阜・恵那)
ウーマンズライフスタイル
12月15日(木)~2023年1月22日(日)
信州小布施 北斎館 (長野・小布施)
絵から読み解く!新編水滸画伝
11月19日(土)~2023年1月15日(日)

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会

国立劇場伝統芸能情報館 (東京・半蔵門)
上方浮世絵展
11月2日(水)~2023年4月9日(日)
山種美術館 (東京・渋谷)
日本の風景を描く
12月10日(土)~2023年2月26日(日)
川崎浮世絵ギャラリー (神奈川・川崎)
楊洲周延展
11月19日(土)~2023年2月5日(日)
 

事前予約制

出光美術館 (東京・有楽町)
江戸絵画の華
1月7日(土)~3月26日(日)



貨幣・浮世絵ミュージアム (愛知・栄)
難所を越えろ!-旅は骨折り-
11月2日(水)~2023年1月29日(日)



浮世絵博物館 (長野・松本)
浮世絵でたどる 信州ゆかりの武将と名所
1月7日(土)~3月26日(日)


>>その他全国の浮世絵が見られる美術館・博物館情報はこちら(※「北斎今昔」内リンク)


さらに充実した、心豊かな時間を過ごすために、浮世絵で一日の多くの時間を過ごすお部屋に彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

毎年ご好評をいただいている「迎春セット」。今年もアダチ版画のスタッフ一同から、4種類の額と浮世絵の組み合わせをご提案させていただきます。様々なインテリアに合わせてお楽しみいただけるおしゃれな額と、それぞれの額に合わせてアダチ版画のスタッフが厳選した、一年を通じて4図の作品を差替えて楽しめるセットです。

本セットは通常価格が税込73,700円~のところ、特別価格の57,200円(額1点分無料)と大変お得。また、一部セットの額は特注額となるため、通常、塗装のランクによって追加料金(3,300円~)をいただいておりますが、今回は追加料金も頂戴しておりません。
2023年1月18日(水)までの期間限定でのご紹介となりますので、この機会をどうぞお見逃しなく。

〇 迎春セットA
いつの時代も愛される四季の浮世絵
「アダチ定番額×四季の風景画 傑作撰」

江戸時代後期、海外から輸入された青色絵具によって空や水の透き通った青が表現できるようになると、「風景画」というジャンルが花開きました。ちょうどその時代に活躍していた絵師が、有名な葛飾北斎・歌川広重です。今回はこの北斎と広重が残した風景画の名作を四季ごとに厳選し、一年を通して楽しめるセットをご用意しました。どんな作品やお部屋にも合う、アダチ版画の定番額とともにお楽しみください。

額種類
定番額

セット内容
葛飾北斎「東海道品川御殿山ノ不二」
葛飾北斎「木曾路ノ奥阿弥陀の滝」
歌川広重「真間の紅葉手古那の社継はし」
歌川広重「日本橋雪中」

通常価格73,700円
(浮世絵14,300円×4点+額代13,200円+差し替え用マット1,100円×3点)
⇒22.4%OFF  57,200円(税込)

〇 迎春セットB
北欧風に飾るHOKUSAI
「白木額×富嶽三十六景」

木のぬくもりを感じるナチュラルな木目が魅力の白木額。そして、葛飾北斎の代表作にして、浮世絵風景画の最高傑作とも言える「冨嶽三十六景」シリーズ。木版画特有の鮮やかで温かみある発色と、北斎ならではの無駄のないシンプルな美しさを、白木の風合いが引き立てます。白木と北斎の組合せで生まれる洋風の趣は、北欧風のインテリアなどに合わせていただくのもおすすめです。

額種類
白木額

セット内容
葛飾北斎「神奈川沖浪裏」
葛飾北斎「甲州石班沢」
葛飾北斎「山下白雨」
葛飾北斎「甲州犬目峠」

通常価格74,800円
(浮世絵14,300円×4点+額代16,500円+差し替え用マット1,100円×1点)
⇒23.5%OFF  57,200円(税込)

〇 迎春セットC
ウォームブラウンが引き立てる四季の抒情
「女桑額×切手にもなった広重の名作」

抒情性豊かな風景画、詩情溢れる花鳥画などを多く描いた浮世絵師・広重の作品は、日本人ならではの郷愁を誘います。今回は、切手としても広く親しまれた名作から4図を厳選。落ち着いたインテリアにもよく馴染む、木肌の美しい女桑の額で、おうちに名画を飾ってお楽しみください。

額種類
女桑額(ウォームブラウン)

セット内容
歌川広重「丸子」
歌川広重「箱根 湖水図」
歌川広重「月に雁」
歌川広重「蒲原 夜之雪」

※12月20日(火)以降お届け

通常価格75,900円
(浮世絵14,300円×4点+額代16,500円+差し替え用マット1,100円×2点)
⇒24.6%OFF  57,200円(税込)

〇 迎春セットD
上品なかがやきで楽しむ四季の花
「シャンパンゴールド額×季節を彩る花々」

品のよい輝きが美しいシャンパンゴールドの額は、個性的でありながらも主張し過ぎず、様々な絵師たちが豊かな色彩でとらえた四季折々の作品にぴったり。どんな空間にも、すっきりと美しく飾っていただけます。「紫陽花に翡翠」「菊に虻」など、柔らかな色味の作品に合わせるとより可愛らしい印象に、そして「夜の梅」「鷽に垂桜」などのくっきりとした色味の作品との組み合わせは、色彩がより一層美しく引き立ちます。

額種類
シャンパンゴールド額

セット内容
葛飾北斎「鷽に垂桜」
歌川広重「紫陽花に翡翠」
葛飾北斎「菊に虻」
鈴木春信「夜の梅」

※12月20日(火)以降お届け

通常価格81,400円
(浮世絵14,300円×4点+額代20,900円+差し替え用マット1,100円×3点)
⇒29.7%OFF  57,200円(税込)

■ 額の取り扱いから分かりやすく 差し替え方法を動画で解説

慣れてしまえばスムーズに行える浮世絵の差し替えも、はじめは「ちょっと面倒そう...」「絵や額の取り扱いが不安...」と、誰しも不安に思うもの。動画では、差し替える際のちょっとしたコツやポイントを分かりやすく解説しています。

■ 「浮世絵専用額」or「収納帙」のどちらかを選べます

すでに額縁を複数お持ちの方や、お持ちの浮世絵の収納に困っている方へ、セットの「浮世絵専用額」を、浮世絵の保管に便利な布製の「収納帙」に変更することが可能です。浮世絵のシート20枚程を、すっきり収めて保管して頂けます。

収納帙についてはこちらをご参照ください >>収納帙について

※掲載の写真は、実際の商品とは多少異なる場合がございます。予めご了承ください。

■ 「浮世絵専用額」から「収納帙」への変更方法



商品ページからご注文いただく際に、「収納用帙」をお選びください。


■ 迎春セット内の商品もご変更が可能です

さらに、これまでにアダチ版画で浮世絵をご購入くださった方の中には、すでに今回のセットに含まれる浮世絵をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。そういった方にもセットをお楽しみいただけるよう、セットの内容は、アダチ版復刻浮世絵(税込14,300円の商品)の中から、自由に変更していただけます。

■ セット内の商品変更方法

◎ご注文の際はご希望のセット種類をお選びいただき、ご注文内容の最終確認画面内、「備考欄」
①どの作品を変更するか ②ご希望の作品の絵師名とタイトルをご記入ください。

※システムの都合上、一度「ご注文内容ご確認 (自動返信)」のメールをお送りいたしますが、商品内容を修正後、改めてメールをお送りいたします。

>> 迎春セットの詳細をもう一度確認する


■ セット使用浮世絵専用額 商品一覧

  • 定番

    定番
    通常価格 ¥13,200(税込)

  • 白木

    白木
    通常価格 ¥16,500(税込)

  • 女桑(ウォームブラウン)

    女桑(ウォームブラウン)
    通常価格 ¥16,500(税込)

  • シャンパンゴールド額

    シャンパンゴールド
    通常価格 ¥20,900(税込)

wallpaper_202212_banner.jpg

■お狐様が大集合、王子稲荷社の大晦日

アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、3ヶ月に一度、3/6/9/12月の第一火曜日に新作を公開します。2022年12月の壁紙は、歌川広重の「名所江戸百景 王子装束ゑの木大晦日の狐火」です。

wallpaper_202212_dl.jpg

スマホ用壁紙(2022年12月版)ダウンロードはこちら
※画像はアダチ版画研究所が制作した復刻版浮世絵を使用しています。
※個人で楽しむ範囲でご利用ください。商用利用、再配布禁止。

■この壁紙に使用されている作品は?

歌川広重の「名所江戸百景」は、四季折々の情趣を織り交ぜながら江戸のさまざまな名所を描いた広重晩年の代表作。題名は「百景」とうたっていますが、好評を博し最終的に120図を越える(※弟子の二代広重が描いた作品を含む)一大シリーズとなりました。のんびりとした素朴な風景を得意とした広重ですが、本シリーズでは風景画としては珍しい縦構図を採用し、大胆なトリミングや独特の遠近感で、百万都市・江戸の風景をモダンなセンスで切り取っています。老境の広重のこの挑戦は、今なお多くの表現者たちを勇気づけ、影響を与え続けています。

大きな木の下にたくさんの狐が集まったファンタジックな本図は、「王子の狐火」の民間伝承を題材にしたものです。東京都北区王子にあった榎の古木は、狐火が出ることで有名でした。毎年大晦日には、この木の下に関東の狐たちが集まり、装束を整え列をなして王子稲荷社へ参詣したといいます。
背景の濃鼠の空は、絵の具に鉱物性の雲母(キラ)の粉を混ぜて摺り、満天の星空を表現。黒々とした榎の古木のシルエットの下、すらりとした狐たちの姿は妖しくどこか儚げです。「名所絵」の表現の可能性を押し広げた、広重の人気作です。

歌川広重「名所江戸百景 王子装束ゑの木大晦日の狐火」商品ページはこちら


東京・目白に工房を構え、復刻版の浮世絵や現代木版画を制作しているアダチ版画研究所では、毎月、全国各地で行われている浮世絵の展覧会情報を更新しています。現在開催中、および12月開催のオススメ浮世絵展覧会をPick upにてご紹介します!各地で魅力的な浮世絵の展覧会が目白押しです。 なお、新型コロナウイルスの影響により営業時間等が変更になる場合がございますので、必ず各館の公式HPをご確認の上お出かけください。

 

◆ 12月のPick up!オススメ展覧会

 

静岡・由比にある静岡市東海道広重美術館では現在、企画展「いろいろ魅せます 五十三次!」が開催中です。

 


「蒲原 夜之雪」や「箱根湖水図」など、今でも良く知られる名作を有し、歌川広重の代名詞ともいえる保永堂版『東海道五拾三次』。実は広重はその生涯において、このほかに「東海道五十三次」を描いたシリーズを20種以上手がけたといわれています。
本展では、そのうちの2種を、会期を通して全宿場一挙展示。Part1(前期)では、人物を主体に描き、"人物東海道"と言われる『五十三次』を、そしてPart2(後期)では狂歌が画中に詠みこまれた"狂歌入東海道"『東海道五拾三次』が展示されます。また、普段目にする機会があまり多くない『東海道五十三次細見圖會』や『東海道張交圖會』といった変わり種も公開。広重がその画業を通して描き続けた様々な「東海道五十三次」の姿を、ぜひご堪能ください。



 
静岡市東海道広重美術館 (静岡 清水)
いろいろ魅せます 五十三次!
11月15日(火)~2023年1月22日(日)



◆ アダチ版復刻浮世絵の取り扱いがある美術館・博物館

下記でご紹介する美術館・博物館では、常時アダチ版復刻浮世絵をお求めいただけます。(お求めいただけない商品もございますので、ご了承ください。) 「実際に復刻版の浮世絵を見てみたいけれど、目白のショールームまで行くのは難しい...」という方も、ぜひお近くの美術館・博物館でご覧いただければ幸いです。

太田記念美術館 (東京 原宿)
闇と光 ―清親・安治・柳村
11月1日(火)~12月18日(日)
すみだ北斎美術館 (東京 両国)
北斎かける百人一首
12月15日(木)〜2023年2月26日(日)
信州小布施北斎館 (長野 小布施)
絵から読み解く!新編水滸画伝
11月19日(土)~2023年1月15日(日)
 
東京国立博物館 (東京 上野)
浮世絵と衣装―江戸
通年展示
中山道広重美術館 (岐阜 恵那)
ウーマンズ ライフスタイル
12月15日(木)~2023年1月22日(日)
 

◆ その他、オススメの浮世絵展覧会

国立劇場伝統芸能情報館 (東京 半蔵門)
上方浮世絵展
11月2日(水)~2023年4月9日(日)
山種美術館 (東京 渋谷)
日本の風景を描く
12月10日(土)~2023年2月26日(日)
渡辺美術館 (鳥取 鳥取)
浮世絵でみる忠臣蔵
12月3日(土)~12月26日(月)
 
千葉市美術館
(千葉 千葉)
千葉市美コレクション展
12月6日(火)~12月25日(日)
藤澤浮世絵館
(神奈川 藤沢)
江戸の絵双六のおもしろヒストリー
12月13日(火)~2023年2月26日(日)
山口県立萩美術館・浦上記念館
(山口 萩)
浮世絵に見る影の表現
11月19日(土)~12月18日(日)


>>その他全国の浮世絵が見られる美術館・博物館情報はこちら(※「北斎今昔」内リンク)

品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

厳選素材・道具

江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

職人紹介

最高の作品を創り出すために、日々技術の研鑽を積む熟練の職人たち。

浮世絵の基礎知識

浮世絵の基礎知識

意外と知らない?浮世絵の世界。浮世絵の基礎知識をご紹介。