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NHK国際放送「News Line」で世界にアダチの技術を紹介。

今月に入ってすぐ7月3日にNHKの国際放送「News line」で取り上げられました。
番組の中の生中継として、世界文化遺産に登録された富士山の文化的価値の一つとして江戸時代の浮世絵に描かれた富士をご紹介いただきました。と同時にアダチ版画で開催中の企画展、そして現代に引継がれた技ということで、彫・摺の両親方の作業も生中継していただきました。

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東京新聞では「匠が見た北斎の神髄」として赤富士の魅力を紹介!

今回、世界文化遺産に登録された富士山を広く西洋の人々に伝える役割を示したものとして浮世絵を紹介。中でも富士の描いた浮世絵として人気の「赤富士」を制作する職人の視点から如何に北斎が究極の富士として描いたかを細かく彫り・摺りの工程や技法を織り交ぜ紹介していただきました。

(7/9付 東京新聞朝刊)


毎日、多くのお客様にご来場いただいてます!

このように、NHKニュースをはじめ、各メディアでご紹介いただいたこともあり、開催中の展覧会には多くのお客様にご来場いただいています。

作品をじっくりとみながら、制作に関する展示やビデオで職人の技にも触れていただき、アダチ版画ならではの展覧会をお楽しみいただいています。

展覧会の詳細はこちら >>


(展覧会風景)

イベントも大好評!

先週末、7月6日には大久保純一先生による講演会「江戸の富士」と共に第2回目の体験付実演会を開催いたしました。当日は40名を超えるお客様にご来場いただき、大変賑わいを見せました。


大久保純一先生の講演は、北斎の冨嶽三十六景や広重の冨士三十六景の構図の参考にしたと思われる河村岷雪(かわむらみんせつ)が描いた本、「百冨士」をはじめ図版をご紹介いただきながら、江戸の人々にとっての冨士の存在を絵から読み解いていただきました。

(好評のアンケート)


そして、体験付実演会では、若手摺師京増の実演中も色々なご質問が途切れることなく、お楽しみいただきました。そして体験では、皆さんご自分だけの富士山を摺っていただきました。やはり赤富士の稜線部分は難しいようですね。力を入れすぎて白い部分に絵具をつけてしまう方が多かったようです。皆さんの笑顔、今回も撮りました!

今日は、富士山世界文化遺産登録を記念して現在開催中の「体感!浮世絵の富士」関連イベントの摺り実演会(体験付)を開催いたしました!

実演では、葛飾北斎が描いた富士の傑作「神奈川沖浪裏」を若手摺師の京増が摺りを披露。真っ白い和紙から、摺りあがるまでの工程を間近でご覧いただきました。

実演の後は、皆さんお待ちかねの摺り体験。摺師・京増自ら、和紙の持ち方や、ばれんの動かし方をレクチャーし、おひとり様1枚ずつ摺りを体験していただきました。

実演を披露した「神奈川沖浪裏」
「和紙は、こう持ちます。」 体重をかけて摺ります。

今回は、冨嶽三十六景の中から「凱風快晴」「神奈川沖浪裏」「甲州犬目峠」をご用意。ご希望の図にて体験していただきました。時間の都合上、アウトラインだけの体験ですが、皆さん自分だけの「富士山」が摺りあがったると、笑顔で喜んでいらっしゃいました。

今回の体験を通して、浮世絵に皆さんの関心が向くことで、私達が残したい伝統木版技術にも目を向けていただくきっかけになることを期待しています!

次回の実演会は、7/6(土)。ゲストに国立歴史民俗博物館副館長の大久保純一氏をお迎えし、「江戸の富士」をテーマに講演会を開催いたします。詳細はこちら >>

「体感!浮世絵の富士」も好評開催中です。皆さまのお越しを、スタッフ一同お待ちしております。

今日は、アダチ版画研究所が母体となって活動をしているアダチ伝統木版画技術保存財団と共催している定期実演会が目白ショールームで開かれました。

お天気もよく、30名ほどのお客様にお越しいただき、中には海外のお客様も数名おられ、初めて見る浮世絵の制作工程をじっくりご覧いただきました。実演した作品は、広重「八重桜に小鳥」というまさに今の季節にぴったりな作品を選んでみました。

広重らしく、季節感たっぷりの柔らかい作品で、特に八重桜のふっくらした花びらが特徴的です。完成した作品の特に花びらの部分は和紙の肌そのままをいかし ていることもあって、参加者の皆さんに回して手に触れていただくと「お~」歓声も上がりまさに五感で感じていただいたようです。

海外の方は、通訳の方がおられましたが、言葉を超えたところでお楽しみいただいたようでした。小さなお子さんも1時間ちょっとの実演中静かにして、完成した作品に興味を持っていただきました!

次回は6月8日になります。詳細は >>




そして、広重「八重桜に小鳥」の展示もしている「桜祭り」もいよいよ明日まで。
是非皆さまお出かけください。スタッフ一同お待ちしております。

品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

厳選素材・道具

江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

職人紹介

最高の作品を創り出すために、日々技術の研鑽を積む熟練の職人たち。

浮世絵の基礎知識

浮世絵の基礎知識

意外と知らない?浮世絵の世界。浮世絵の基礎知識をご紹介。