金魚づくし

 

姿の可愛らしさと涼しげな様子から、日本の夏の風物詩として不動の人気を誇る金魚。江戸時代後期、庶民の間で広く飼育されるようになった金魚は、身近な娯楽であった浮世絵の中にも描かれています。

金魚にカエルやカメなども加え、水中の生き物たちを擬人化し、笑い、走り、唄い踊る金魚の姿をユーモアたっぷりに描いた歌川国芳の「金魚づくし」は、夏本番を迎えるこれからの季節にピッタリなシリーズ。

今回は、そんなユーモア溢れる笑って楽しい「金魚づくし」の飾り方をご紹介します。

百ものがたり
 「百ものがたり

 

■ コンパクトなスペースで1図をじっくり味わう


ぼんぼん

「金魚づくし」は通常の浮世絵の半分ほどの大きさで、額の大きさも縦が約38cm、横幅が約29cmとコンパクトサイズ。

写真のように、玄関やリビングなどちょっとしたスペースに飾ることができ、まるで金魚鉢を置いたように涼しげな空間を楽しめます。

 「ぼんぼん

◇ ひれをまくって男らしく―「いかだのり」

江戸時代、鳶職と並んで最もいなせな職業とされていた船頭。国芳が描く金魚の船頭は、ひれをまくり上げた姿に江戸っ子の粋な男気を感じさせます。

棹を持つ金魚たちのアクロバティックな動きが、いきいきとした画面になっています。

いかだのり
 「いかだのり

 

にはかあめんぼう

◇ にわか雨!?―「にはかあめんぼう」

水中の金魚が雨をしのぐ、というこれまたおかしな作品。タイトルも「にわかあめ」と「あめんぼう」をかけたシャレになっています。

まさに、あめんぼうの細長い足を雨足に見立てています。突然の雨の襲来に慌てふためく金魚たちの描写がシュールで、国芳の遊び心を感じる作品です。

 「にはかあめんぼう

 

■ 自然の木目が美しい「白木額」にお好きな2図を並べて楽しむ

洋室にも飾って楽しんでいただけるよう、自然の木目が美しい「白木額」もご用意しています。こちらの額には、金魚づくしを2図並べてお楽しみいただけます。

 

スタッフのオススメは、金魚たちの宴会の様子を描いた「酒のざしき」。一匹の金魚が三味線を弾き、それに合わせ踊る二匹の金魚。ひれを巧みに使った仕草になんとも笑みがこぼれます。ご家庭のダイニングに飾っても、一家団欒の時間が楽しくなること間違いありません。

「酒のざしき」と組み合わせるもう1図には、「そさのおのみこと」。日本神話に登場する素戔嗚尊(すさのおのみこと)を描いた作品で、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する場面です。戦う素戔嗚尊の足下にいるのは奇稲田姫(くしなだひめ)。ウナギを八岐大蛇に見立てて、勇敢に立ち向かう金魚の姿がなんとも愉快な作品です。

 
  【 ご注文方法 】  
1.「金魚づくし2図セット」をカートに入れる
2.ご注文の最終確認画面の「備考欄」に、額装する2図の並び順を記入する
例)左:酒のざしき、右:そさのおのみこと
 

備考欄

 

■ ひとつの額に3図をまとめて、賑やかな金魚たちの世界に浸る

楽しい金魚たちを広い空間で楽しみたい方には、アダチ特製浮世絵専用額(長判)を使って、3図を一緒に飾るのもオススメです!

1図ずつはコンパクトなサイズですが、3図並べることで「金魚づくし」のユーモア溢れる明るく楽しい雰囲気がお部屋全体に広がります。季節や気分に合わせて、自由に絵柄・順番を入れ替えても素敵に飾れます。

金魚づくし3図セット
左「さらいとんび」、中「玉や玉や」、右「百ものがたり

 
  【 ご注文方法 】  
1.「金魚づくし3図セット」をカートに入れる
2.ご注文の最終確認画面の「備考欄」に、額装する3図の並び順を記入する
例)左:さらいとんび、中:玉や玉や、右:百ものがたり
 

備考欄

 

1図ずつお部屋に飾るのもよし、リビングに3図まとめて飾って金魚たちの世界を楽しむのもよし、いろいろな飾り方で楽しめる「金魚づくし」です。 この夏は、ぜひお気に入りの金魚を見つけて、飾ってみてはいかがでしょうか。

洋風に飾る浮世絵

 

~浮世絵のある暮らし~ 住まいのプロ・ミサワホームさまに聞く!

浮世絵の楽しみ方は多種多様。現在開催中の「新生活を彩る 洋風に飾る浮世絵」でご紹介しているように、飾り方に一工夫するとまた違った表情を見せるのも浮世絵の魅力です。

外観

住宅メーカー・ミサワホームさまの2017年1月にオープンした錦糸町にあるモデルハウスでは、アダチ版画の浮世絵をミサワホームさまならではの方法で、とても素敵に飾っていただいています。

≪錦糸町にある二世帯住宅をイメージしたモデルハウス≫

 

そこで今回は、本モデルハウスの設計、インテリアコーディネートをご担当されたミサワホーム商品開発部・施設設計技術課の馬場(ばんば) 純さんに住まいのプロ目線で浮世絵の楽しみ方、飾り方についてなどお話を伺ってきました。

外観

 

■ 今回モデルハウスに北斎の浮世絵を採用いただいた理由を教えてください。


 
馬場さん

「墨田区にあるモデルハウスということで、墨田区や近隣にゆかりのあるものをインテリアにしたいという思いがありました。

墨田区は葛飾北斎が生まれて住んだ土地として有名ですし、昨年の11月にはすみだ北斎美術館が出来上がり、このモデルハウスはその二か月後のオープンだったのもあって、北斎の浮世絵を是非飾りたいと思っていたんです。

 
ミサワホーム商品開発部・施設設計技術課
馬場(ばんば) 純さん
 

 
 

あとは浮世絵を飾っているフロアは二世帯住宅の親世代が住むイメージで、北欧のハンス・J・ウェグナーというデザイナーの家具を多く使ってナチュラルで落ち着いた雰囲気でつくられています。

北欧家具と浮世絵の相性というのはとても良いと思っていて、どちらも自然の素材を生かし、つくられた感じのない、優しさのある、触ってみたくなる、そういったところが共通していて馴染みやすいと思います。それで、この空間に浮世絵はぴったりだということで採用しました。」

 

 

―確かにナチュラルな雰囲気がよくマッチしていて、とても素敵です!北欧家具は最近人気ですよね。

 
 

「そうですね、最近はこのような雰囲気の住まいを求めてらっしゃるお客様が多いと感じたのもあって、そこを重視してつくりました。」

室内風景
≪自然な雰囲気で落ち着きのあるお部屋は浮世絵を飾るのにぴったり≫
 

 

■ 以前から浮世絵に興味を持っていただいていたのでしょうか。


 
 

「詳しくはないですが浮世絵と建築にはどこかつながりがある気がして、頭にひっかかっている、そういうところはありました。

栃木の那珂川町馬頭にある広重美術館にいって、中の展示物はもちろんですが建築士としては隈研吾氏が広重からインスピレーションを受けて設計したという美術館自体のデザインにも感銘を受けました。

広重作品の雨の線をモチーフに木の格子が建物全体を包んで屋根まで作っていて、とても感動しました。建築にこんな可能性があるんだなと思いましたね。

 
大はしあたけの夕立 那珂川町馬頭広重美術館 那珂川町馬頭広重美術館
写真提供:那珂川町馬頭広重美術館
≪雨の線が印象的な歌川広重『大はしあたけの夕立』と
建物全体が八溝杉の格子に包まれた那珂川町馬頭広重美術館≫
 

 
 

あとは旧帝国ホテルを設計したことで有名なフランク・ロイド・ライト氏が浮世絵を集めていたりしていましたしね。彼の代表作である落水荘は滝の中に埋め込まれて自然と一体化した建物で、その設計は浮世絵に影響されている注1と聞いたことがあります。

浮世絵には構図などに日本らしいバランスがあって、簡単にいうとシンメトリーじゃないだとか、そういったものが建築へのインスピレーションになるんじゃないかと思います。」

 


注1旧帝国ホテルを設計したことで有名なフランク・ロイド・ライト氏。彼は浮世絵の熱心な収集家としても知られていて、アメリカ・ペンシルべニアにある落水荘は一説では葛飾北斎『木曾海道小野ノ瀑布』に影響を受けたといわれています。

■ 今回モデルハウスに浮世絵を飾っていただく際に、気を付けたところなどありましたか。


 
 

「このお部屋はアクセントカラーとして青を使っています。リビングのチェアや壁紙の一部などが青系となっていて、浮世絵についても青が印象的に使用されている『神奈川沖浪裏』と『凱風快晴』を選びました。

あとは額縁を部屋に合わせる、ということを意識しています。今回寝室とお風呂の間の廊下に飾っている『神奈川沖浪裏』の額縁は、部屋で使用している木の色に近い、ナチュラルな木目額を使用しています。玄関に飾っている『凱風快晴』の額縁は黒で、マットはグレーです。この部屋は木目調か、黒、青、グレーといった色が合いますので、その中で調整して今回のマットと額縁の組み合わせになりました。」

 

神奈川沖浪裏
≪明るい木目調額×白のマットで飾られる葛飾北斎『神奈川沖浪裏』。
木が多く使われているお家の内装ともよく合い、爽やか≫

 

―お部屋に絵を飾るための壁がない、という声もあります。

 
 

「そうですね。最近お住まいを新築される方の中でも明るい部屋にしたいということで、壁を少なめにして沢山窓をつけたいと仰る方は多いです。でも実はこれは部屋を明るくしたいという目的からすると逆効果で、反射する壁がないと、かえって部屋が暗く見えたりするんです。

ですので、僕が設計するときはできるだけ白い壁は残します。そこに絵を飾ると雰囲気がでますよね。あとは、今回玄関に飾っている『凱風快晴』のように、棚の上などに立てかけるのもありですね。」

 

凱風快晴
≪玄関の靴棚の上に立てかけるように飾られた北斎『凱風快晴』。和風な黒縁額でも
マットのトーンを暗めにすると一気にモダンな雰囲気になって洋室にもよく馴染む≫

 

住まいと建築のプロから見た浮世絵の楽しみ方のお話。とても興味深く、参考になりました!

飾り方、飾る場所を変えるとガラッと印象の変わる浮世絵。ご自宅のインテリアなどとの相性を考えながら、皆さんもぜひ色々な角度から浮世絵を楽しんでみてくださいね!

迎春セット2017

 

新たに始まる一年の門出を祝い、お正月限定企画の「迎春セット」をご用意しました!アダチ版復刻浮世絵4点に特製浮世絵専用額(12,960円)1点と差し替え用のマットが付いてくる、とてもお得なセットです。

「自宅に浮世絵を飾ってみたいけど、どれを選べば良いのか迷ってしまう」という初めて浮世絵をお求めいただくお客さまは、アダチが厳選したオススメ作品をご参考になさってください。また、「すでに持っているので、他の絵がほしい」というお客さまは、アダチ版復刻浮世絵の中からお好きな作品(14,040円)を4点ご自由にお選びいただけます。

通常お求めいただく価格より約19%OFFと大変お得な「迎春セット」。もちろん送料も無料でお届けします!2017年1月15日までの期間限定でのご紹介となりますので、この機会お見逃しなく!季節で掛け替えていただけるお得なセットで、一年を心豊かにお楽しみください。

価格

 

■ アダチのオススメ!日本の四季を堪能する傑作浮世絵

  のオススメ作品

ビードロを吹く娘 吉野 夜の梅 隅田川水神の森真崎
歌麿
「ビードロを吹く娘」
北斎
「吉野」
春信
「夜の梅」
広重
「隅田川水神の森真崎」

  のオススメ作品

庄野 白雨 阿波 鳴門の風波 若那屋白露 下野黒髪山きりふりの滝
広重
「庄野 白雨」
広重
「阿波 鳴門の風波」
栄昌
「若那屋白露」
北斎
「下野黒髪山きりふりの滝」
 

  のオススメ作品

三日月に松上の木莵

玉川秋月 桔梗に蜻蛉 真間の紅葉手古那の社継はし
広重
「三日月に松上の木莵」
広重
「玉川秋月」
北斎
「桔梗に蜻蛉」
広重
「真間の紅葉手古那の社継はし」

  のオススメ作品

雪中暮村 雪中椿に雀 蒲原 夜之雪 雪中相合傘
広重
「雪中暮村」
広重
「雪中椿に雀」
広重
「蒲原 夜之雪」
春信
「雪中相合傘」

 

【お得情報その①】 お好きな浮世絵4点を自由に選べます!

オンラインストアをご利用のお客さまの中には、「迎春セット」でご紹介中の作品をすでにお持ちの方も多いのではないかと思います。そこで今年の「迎春セット」は、アダチ版復刻浮世絵の中から、お好きな浮世絵4点を自由にお選びいただけます!

日本の四季、春夏秋冬で4点をお選びいただくもよし、お気に入りのシリーズの中から4点お選びいただいてもよし、様々なお楽しみ方ができる「迎春セット」です。


※ご注文の際は、本商品をカートよりお買い求めいただき、ご注文内容の最終確認画面「備考欄」に浮世絵4点のタイトル(絵師名)、専用額または収納帙どちらをご希望か明記ください。

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※画像をクリックすると大きな画面でご覧いただけます

作品変更のご希望がない場合は、「隅田川水神の森真崎」、「下野黒髪山きりふりの滝」、「桔梗に蜻蛉」、「雪中相合傘」の4点にアダチ特製浮世絵専用額をお付けしてお届けいたします。

 

【お得情報その②】 「浮世絵専用額」もしくは保管に便利な「収納帙」のどちらか選べます!

さらに今回、皆様からのご要望にお応えして浮世絵の保管に最適な布製の「収納帙」をご用意いたしました。浮世絵専用額の代わりに「収納帙」を迎春セットにお付けすることも可能です。


すでに額縁を複数お持ちの方や、差し替え用の作品が増えて浮世絵の収納に困っている方にオススメです!
※掲載の写真は、実際の商品とは多少異なる場合がございます。予めご了承ください。

■ 収納帙については、こちらをご参照ください >>

収納帙

注文画面の備考欄に「専用額」もしくは「収納帙」のどちらを希望かご記入ください。ご希望がない場合は、専用額をお付けいたします。


※システムの都合上、「ご注文内容ご確認 (自動返信)」のメールをお送りいたしますが商品内容と価格を修正後、改めてメールをお送りいたしますので、ご了承ください。


お得な「迎春セット」は、2017年1月15日までの期間限定でのご紹介となりますので、ぜひこの機会にお求めください。新しい一年を彩り豊かな浮世絵で迎えてみてはいかがでしょうか。


新しい一年を浮世絵で彩り豊かに「選べる迎春セット」 商品詳細ページはこちら >>

北斎の西洋画風浮世絵特集

 

先日、オランダ・ライデン国立民族学博物館に所蔵され長い間作者不明となっていた西洋画6点が、日本からシーボルトが持ち帰った葛飾北斎の作品だという新発見が発表され話題となりました。

画狂人と自ら名乗り、絵を描くことを生涯追求し続けた北斎。様々な絵画を幅広く学んだ彼は、西洋画にも大きく感銘を受け、この度オランダで発見された作品以外にも洋風表現を取り入れた作品を多数残しています。

今回は、その中からアダチ版画が復刻した選りすぐりの西洋画風名作浮世絵たちをご紹介します。

 

■ 西洋画と浮世絵のコラボレーションが面白い 「たかはしのふじ」

東京・本所深川辺りの"高橋"とその下から覗く富士を描いた一図。陰影や淡いぼかしを多用した色遣いは西洋画風、一方で画面上部を橋が横切る奇抜な構図は浮世絵ならではのもので、和魂洋才の作品です。


西洋画額縁風の縁どりや、ひらがなをローマ字筆記体風にして記されたタイトルなど、北斎の遊び心を感じられるところにもご注目ください。

たかはしのふじ
期間限定特価 「たかはしのふじ
絵のみ 13,000円(税別)


高い橋だったことが由来で命名されたといわれる"高橋"。その橋下の間から日本一高い富士山を覗かせるという、面白い構図です。

この構図は、北斎の代表的シリーズである「冨嶽三十六景」のなかの名作「深川万年橋下」に引き継がれています。

深川万年橋下
冨嶽三十六景 「深川万年橋下
絵のみ 13,000円(税別)


たかはしのふじ

西洋の額縁風縁取りに、ひらがなをローマ字筆記体風にして記されたタイトル。
北斎の遊び心を感じます。


「たかはしのふじ」 商品詳細はこちら >>



■ 重厚感のある西洋画風浮世絵 「九段牛ケ淵」

東京にある牛ケ淵と、それに沿って伸びる九段坂の風景を描いた一図です。牛ケ淵の土堤を境に見事に近景遠景の距離感を表現しています。


土堤には板ぼかしで西洋画風の陰影が施されていて、全体的に独特の重厚感を感じさせる作品です。

たかはしのふじ」同様、西洋の額縁風縁取りに、ひらがなをローマ字筆記体風にしてタイトルが記されています。

たかはしのふじ
期間限定特価 「九段牛ケ淵
絵のみ 13,000円(税別)

九段牛ケ淵

夕立前を思わせる雲は薄墨を摺り重ねていて、立体感があります。また、絵の具を付けず摺って凸凹をだす“空摺(からずり)”が施されています。

  九段牛ケ淵

坂が上にいくにつれて小さくなる人影からも遠近感を感じます。


「九段牛ケ淵」 商品詳細はこちら >>



■ 西洋画風の"神奈川沖浪裏" 「おしおくり はとう つうせんのづ」

本図はその酷似している構図から、北斎の代表作「神奈川沖浪裏」の原型と言われる作品の一つです。


神奈川沖浪裏 おしおくり はとう つうせんのづ
冨嶽三十六景 「神奈川沖浪裏
絵のみ 13,000円(税別)
期間限定特価
おしおくり はとう つうせんのづ
絵のみ 13,000円(税別)

今にも船を飲み込みそうな大波と、押し送り船を必死に漕ぐ船員たちの姿がダイナミックに描かれています。 陰影法や、通常の浮世絵よりも淡いぼかしなどに西洋画の影響が見られ、「神奈川沖浪裏」とはまた違った趣の、魅力ある作品です。


おしおくり はとう つうせんのづ

波には墨の板ぼかしで西洋風の陰影がつけられていて、押し寄せる波の凄みが引き立っています。

  おしおくり はとう つうせんのづ

水揚げしたばかりの魚を江戸へ運ぶ押送り船が今にも飲み込まれそう。


「おしおくり はとう つうせんのづ」 商品詳細はこちら >>



■ お得な3図セットもご紹介!

また、今回ご紹介した「たかはしのふじ」、「九段牛ケ淵」、「おしおくり はとう つうせんのず」の3図がセットとなり、さらに特製専用額がついたお得な「北斎 西洋画風浮世絵 傑作3図セット」もご用意しています!


北斎 西洋画風浮世絵 傑作3図セット

作品が中判と呼ばれる通常浮世絵サイズの半分の大きさですので、それに合わせた小さめの太子額(39.5×30.5cm)をご用意しました。

玄関などちょっとしたスペースにも気軽に飾っていただけます。お部屋の雰囲気や、お好みに合わせて作品を入れ替えてお楽しみください。

期間限定商品
北斎 西洋画風浮世絵 傑作3図セット

通常価格 70,000円(税別)
特別価格 49,000円(税別)

 

■ 他にもあります!西洋画風の浮世絵


現在オンラインサイトで開催中の「北斎の西洋画風浮世絵」特集では、普段オンラインストアに掲載していない珍しい北斎の西洋画風浮世絵の名作たちと、北斎作品だけでなく西洋画風浮世絵を得意としたその弟子、昇亭北寿の作品も合わせてご紹介しています。

東都御茶之水風景
期間限定特価
昇亭北寿 「東都御茶之水風景
絵のみ 13,000円(税別)

 

通常価格20,000円(税別)のところを、今なら期間限定特別価格13,000円(税別)にてお求めいただけます。12月11日までの期間限定となっていますので、この機会をどうぞお見逃しなく!


いま世界が注目!「北斎の西洋画風浮世絵特集」 商品一覧ページはこちら >>

モネとゴッホが愛したUKIYO-Eベストセレクション

 

浮世絵が世界的に評価される礎となった「ジャポニスム」という一大ムーブメント。 中でもモネとゴッホという日本人にとっても身近な印象派の画家と浮世絵との関係について2回にわたり紹介してまいりました。モネやゴッホ以外にも浮世絵から影響を受けた芸術家は多く、印象派の音楽家として有名なドビュッシー、そして、ジャポニスムに原点をもつアール・ヌーボーの代表エミール・ガレなどがいます。

モネとゴッホが愛したUKIYO-Eベストセレクション
<アダチ厳選の「UKIYO-Eベストセレクション」>

「モネとゴッホが愛した UKIYO-Eベストセレクション」の魅力をお伝えするコラム最終回となった本コラムでは、ドビュッシー、ガレが愛した北斎の描いた浮世絵の魅力に迫ります。


■ 名作曲家にも影響を与えた 世界で最も有名な日本の絵「神奈川沖浪裏」

北斎の描いた冨嶽三十六景の一枚「神奈川沖浪裏」。現在の横浜本牧沖から富士山を眺め描いたこの作品は、静と動が交錯するダイナミックな構図や当時流行した舶来の絵具プルシアンブルーを多用した色彩に多くの人々が魅了され、今なお世界中で高い評価を受けています。

神奈川沖浪裏
葛飾北斎「神奈川沖浪裏


特に、モネやゴッホと同時代を生きた印象派の音楽家ドビュッシーは、この作品からインスピレーションを受けて交響詩「海」を作曲したといわれています。

神奈川沖浪裏」と歌麿の美人画が壁にかかった自室でストラヴィンスキーと撮った写真なども残っており、日常的にこの作品に触れていた事がうかがえます。そして交響詩「海」の初版本には、「神奈川沖浪裏」が使われています。


■ 西洋の自然観に影響を与えた 北斎の花鳥画

この世の森羅万象を描き尽くそうとした北斎は、冨嶽三十六景をはじめとする風景画にとどまらず、草木や昆虫、小動物を描いた花鳥画の世界でもその卓越した才能を発揮しています。

あやめにきりぎりす

ピント張り詰めた空気の中に、さかさまにとまったきりぎりすの自然の姿を巧みに描いた「あやめにきりぎりす」。

葛飾北斎「あやめにきりぎりす

秋風にたなびく桔梗に止まろうとする蜻蛉の様子をリアルに表現した「桔梗に蜻蛉」。 北斎は、花や昆虫を描写するだけでなく、自然の中での風・空気・時間までを表現しようと試みています。

桔梗に蜻蛉
葛飾北斎「桔梗に蜻蛉

ジャポニスムというムーブメントが生まれた19世紀中頃まで西洋では、キリスト教の影響が強く宗教画・神話画・歴史画などが主流で、自然を単独の絵画の主題とすることはほとんどなかったといわれています。
そのような背景の中北斎の描いた花鳥画は、西洋の芸術家たちにとって新しい表現主題となり多大な影響を与えたようです。

中でも影響を強く受けたのは、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパに流行した装飾様式、アールヌーヴォを代表するのがフランスのガラス工芸家エミール・ガレです。


■  アール・ヌーボーに影響を与えた 蜻蛉島(あきつしま)・日本の浮世絵

草木や虫をモチーフにし、流れるような曲線がその特徴でもあるアール・ヌーボー。中でもガレが30年にわたり制作活動の中でたびたびモチーフに使ったのが蜻蛉(トンボ)。蜻蛉は、日本の花鳥画では秋の風物詩として頻繁に登場し、北斎漫画や北斎の花鳥画「桔梗に蜻蛉」にも描かれています。

桔梗に蜻蛉

北斎漫画

ガレの蜻蛉をモチーフにしたガラス器に

うちふるえる蜻蛉を愛する者これをつくる エミール・ガレ

と銘を刻んだものがあるそうです。今回紹介した「桔梗に蜻蛉」を実際に見たという史実はないようですが、この作品はガレに多大な影響を与えた浮世絵の粋が凝縮された一枚といえるでしょう。

<「北斎漫画」より>

国のかたちが蜻蛉の交わる形に似ていることから「蜻蛉島(あきつしま)」という古称をもつ日本。
そのような背景も手伝ってか、ジャポニスムが広がる中、日本美術愛好家たちは日本の象徴として「蜻蛉」を捉えていたとも言われています。

これまで3回にわたって、幕末以降ヨーロッパでおきたジャポニスムというムーブメントと浮世絵との関係。特に、モネ・ゴッホ・ドビュッシー・ガレの4人の芸術家を取り上げましたが、当時浮世絵に影響を受けた芸術家は、枚挙に暇がありません。今回、アダチ版画が厳選した「モネとゴッホが愛した UKIYO-E ベストセレクション」の全12図をご覧いただき、当時ジャポニスムに沸いたヨーロッパの人々の熱狂ぶりを感じていただけば幸いです。

「モネとゴッホが愛した UKIYO-E ベストセレクション」 商品詳細ページはこちら >>

モネとゴッホが愛したUKIYO-Eベストセレクション

 

江戸時代、庶民に愛され大流行した浮世絵。
今なお、日本文化の代表として世界中の人々に高く評価されています。近年、パリでは北斎や国芳の大回顧展が開催され、日本各地でも浮世絵の展覧会が数多く開催されています。

今回アダチ版画では、現在開催中のサントリー美術館『広重ビビッド展』や太田美術館『広重展』でも話題の歌川広重最晩年のシリーズ「名所江戸百景」の作品や葛飾北斎の最高傑作「神奈川沖浪裏」など、浮世絵が世界的に評価される礎となった「ジャポニスム」に関係の深い名作12点を厳選したセット「モネとゴッホが愛した UKIYO-E ベストセレクション」をご紹介いたします!

モネとゴッホが愛したUKIYO-Eベストセレクション
<アダチ厳選の「UKIYO-Eベストセレクション」>

 

モネが愛したUKIYO-E

明治期はじめ、西洋に渡った浮世絵は「ジャポニスム」と呼ばれるムーブメントの中で、印象派の画家たちに影響を与えたことは前回コラムでもご紹介いたしました。
中でも、前回コラムでご紹介したゴッホと並んで、その影響を受けた画家のひとりと言われているのが印象派画家の代表格であるクロード・モネです。



■ 浮世絵への憧れ 庭に太鼓橋をつくったモネ

モネは、晩年を過ごしたパリ郊外にあるジヴェルニーの家に名作『睡蓮』の舞台としても有名な庭をつくっています。

ジヴェルニーの庭

その庭の池に架かった日本風太鼓橋のモデルとなったと言われているのが、歌川広重「亀戸天神境内」(名所江戸百景)です。

モネはこの太鼓橋を題材に数々の作品を残しており、その構図について「亀戸天神境内」を参考にしたと思われる作品が見られます。

<ジヴェルニーの庭にある太鼓橋のモデル>
歌川広重「亀戸天神境内


他にも、モネがコレクションしたと言われている200点以上の浮世絵の一部が、このジヴェルニーの家中いたるところに飾られているなど、モネが浮世絵を深く愛していたことがうかがい知れます。


■ モネも魅了された"UKIYO-E"の色彩

では、なぜそれほどまでにモネは浮世絵を愛したのでしょうか。モネが愛し影響を受けた浮世絵の魅力とはどんなものだったのでしょうか。

モネの200点以上の浮世絵コレクションを見渡してみると、北斎、広重などの風景画が半数以上を占めています。これらの風景画は構図もさることながら、色数にも富んでおり、色彩が大変鮮やかです。

中でも特に藍色は、その鮮やかさが目を引きます。北斎や広重が活躍した時代に大流行していた西洋から新しく輸入された化学的に作られた絵具プルシアンブルー(通称"ベロ藍")が多く用いられています。

もともと西洋の顔料であったこのベロ藍ですが、水に溶き和紙に摺りこむことで生まれる木版画ならではの発色の鮮やかさやみずみずしさは、幕末以降浮世絵が西洋へ渡り広まると、広重の名をとった"広重ブルー"として西洋の人々に全く異なるものとして評価されました。

阿波 鳴門の風波
<"ベロ藍"の濃淡を使い迫力ある波を表現している>
歌川広重「 阿波 鳴門の風波」


藍色に代表される明るく軽やかな浮世絵の色彩。油性絵具を重ねて塗っていく西洋の油彩画とは全く異なるそれは、モネたち印象派の芸術家を惹きつけたのでしょう。『光の画家』とも呼ばれるモネは、それまでの西洋画から一線を画す明るい色調で作品を描いていますが、浮世絵からの影響がそこにはあるのかもしれません。

印象派の大家モネの作品が今でも世界中で愛されているように、モネの愛した浮世絵の鮮やかでみずみずしい色彩も今なお世界を魅了しています。



「モネとゴッホが愛した UKIYO-E ベストセレクション」 商品詳細ページはこちら >>

モネとゴッホが愛したUKIYO-Eベストセレクション

 

江戸時代、庶民に愛され大流行した浮世絵。 今なお、日本文化の代表として世界中の人々に高く評価されています。近年、パリでは北斎や国芳の大回顧展が開催され、日本各地でも浮世絵の展覧会が数多く開催されています。

今回アダチ版画では、現在開催中のサントリー美術館『広重ビビッド展』や太田美術館『広重展』でも話題の歌川広重最晩年のシリーズ「名所江戸百景」の作品や葛飾北斎の最高傑作「神奈川沖浪裏」など、浮世絵が世界的に評価される礎となった「ジャポニスム」に関係の深い名作12点を厳選したセット「モネとゴッホが愛した UKIYO-E ベストセレクション」をご紹介いたします!

モネとゴッホが愛したUKIYO-Eベストセレクション
<アダチ厳選の「UKIYO-Eベストセレクション」>

ゴッホが惚れ込んだUKIYO-E

明治期に入り、海外に渡った日本の美術工芸品が特にヨーロッパで高い評価を受け「ジャポニスム」と呼ばれる一大ムーブメントが起こりました。開国後、日本の陶器を海外に送る時の梱包材として使われていた浮世絵に当時の西洋の人が驚き、高く評価したというエピソードを聞いたことがある方も多いかと思います。

本格的には、1862年にロンドンで開かれた万国博覧会で初めて浮世絵が世界にお披露目されたそうです。その頃から、海外の上流階級の人々が浮世絵を評価し、コレクションし始めるようになると、彼らに浮世絵を販売する商人も現れます。その結果、大量の浮世絵が海外へ渡ることとなりました。

このことをきっかけに、浮世絵は多くの芸術家に影響を与えていきました。


■ 浮世絵に魅了された画家・ゴッホ

とりわけ、浮世絵に影響を受けたとされる芸術家として有名なのが、後期印象派の画家ヴァン・ゴッホです。 1853年にオランダで生まれたゴッホは、独学で絵を学び、32歳でパリに移り住んだ際に出会ったのが浮世絵でした。

亀戸梅屋舗 大はしあたけの夕立

ゴッホは、広重最晩年のシリーズ「名所江戸百景」の亀戸梅屋舗を『花咲く梅の木』、大はしあたけの夕立を『雨の大橋』というタイトルでそれぞれ模写作品を残しています。

左/亀戸梅屋舗
右/大はしあたけの夕立


美術の世界において「模写」とは、ただ単に写すということではなく、作風や作者の制作意図を理解するために用いられると言われています。では、ゴッホは広重の名作を模写することで、何を得ようとしたのでしょうか。


■ 西洋にはない広重独特の構図

広重の作品に見られる特徴的な描き方ですが、「亀戸梅屋舗」のように近景を大胆にクローズアップして描き、遠景と対比するように画面が構成させています。

また、大空を羽ばたく鷲がまるで地上の獲物に狙い定めているかのような姿を俯瞰で描いた「深川洲崎十万坪」など、写実的な世界を描くことが主流であった西洋の人々とって、それまでにはなかった広重独特のダイナミックな構図が、ゴッホをはじめ印象派の画家たちを魅了したと言えます。

深川洲崎十万坪
広重 「深川洲崎十万坪


独学で絵を学んだゴッホにとって、それまでになかった構図や浮世絵独特の表現方法など非常に得ることの多い新鮮なものだったのではないでしょうか。それゆえ、400点以上ともいわれる浮世絵のコレクションを所有し、数多くの模写作品を残したとされています。

一大ムーブメントとなったジャポニスムの中でも今なお、日本文化の代表として世界中の人々に愛される浮世絵。

次回は、印象派を代表する画家・モネが愛した浮世絵の魅力について迫ります。



「モネとゴッホが愛した UKIYO-E ベストセレクション」 商品詳細ページはこちら >>

モネとゴッホが愛したUKIYO-Eベストセレクション


江戸時代、庶民の間で大流行した浮世絵は、世界中の人々に日本文化の代表として今なお高く評価されています。近年においても、パリの北斎や国芳の大回顧展をはじめ、日本各地で浮世絵の展覧会が多く開催されています。


アダチ版画では、これまで浮世絵になじみのなかった方でもその魅力を知り、楽しんでいただくために、浮世絵の世界的評価の礎になった「ジャポニスム」と関係の深い浮世絵の名作を厳選したお得なセット「モネとゴッホが愛したUKIYO-Eベストセレクション」をこのたびご用意いたしました。

ベストセレクション

 

モネとゴッホ 浮世絵との関係とは?

19世紀後半、ヨーロッパを中心とした西洋諸国で日本の美術工芸品が大流行し「ジャポニスム」という一大ムーブメントが巻き起こりました。

そのジャポニスムで中心となっていたのが“浮世絵(UKIYO-E)”。

浮世絵はさまざまな西洋の芸術家たちに影響を与えたといわれ、そのなかに皆さん良くご存知の印象派の画家、モネとゴッホがいます。


亀戸天神境内 大はしあたけの夕立

モネは広重の描いた太鼓橋に真似た橋を自宅の庭につくるほど浮世絵に傾倒していたようですし、ゴッホは「亀戸梅屋舗」や「大はしあたけの夕立」の模写を通じて浮世絵に多くを学んだというエピソードが残っているほど、彼らが受けた影響はとても大きかったようです。

また、2人とも浮世絵コレクションを数多く所有し、その数なんとモネが200点以上、ゴッホが400点以上とも言われています。

<左図:広重「亀戸天神境内」/右図:広重「大はしあたけの夕立」>

 

印象派の芸術家に与えた影響とは?

モネやゴッホをはじめとする印象派の芸術家たちは多くの浮世絵に間近で触れることで、どのような影響をうけたのでしょうか。


浮世絵は、独特の鮮やかな色彩や平面的でデフォルメされた大胆な構図が特徴であると言われています。

浮世絵は、版木に染み込ませた水性の絵具を和紙に馬連で摺りこむことにより透明感のある鮮やかな色が生まれます。
これは油性絵具を塗り重ねていく西洋の油彩画とは全く異なるため、当時の西洋の画家たちにとって、これまでにない斬新さを浮世絵に見出したのではないでしょうか。

image

<独特の鮮やかな色彩と平面的でデフォルメされた大胆な構図>


モネの作品を見ると時間や季節と共に変化していく光と色彩の変化を見事に描いていますが、浮世絵のもつ透明感ある色の表現がモネの絵具の使い方に影響をあたえたのかもしれませんね。


摺り込む

また、浮世絵は、人気の役者や名所など当時の流行ものを描き、多くの庶民に楽しんもらうこと目的に出版されていました。商業印刷であったため、採算性が重視され、使用する版木の枚数や色数にも限りがありました。

つまり、制約のなかで優れた作品を生み出すために絵師・彫師・摺師たちは、様々な工夫を凝らし制作に挑んでいたのです。

 

この制約が、浮世絵独特の大胆な構図を生み、日本独特の“省略美”として評価されたのではないでしょうか。

ゴッホの作品などにみられる俯瞰的な構図や前景に大きなモチーフを描いて遠景と対比させる構図などは、まさに浮世絵に学んだことをうかがい知ることができます。

亀戸梅屋舗
<ゴッホを魅了したダイナミックな構図 「亀戸梅屋舗」>

 

モネやゴッホをはじめとする印象派の芸術家たちがその斬新さに魅了され、愛した浮世絵の美しさ。

その評価にに少なからず寄与してきた木版技術を継承するアダチ版画の職人が当時の素材を使い、現代に色鮮やかに蘇らせた浮世絵の粋を今回の「モネとゴッホの愛したUKIYO-E ベストセレクション」で是非、ご堪能ください。


季節に合わせて差し替えられます

今回のセットは、モネやゴッホをはじめとした、印象派の名だたる芸術家たちが愛し、影響を受けた浮世絵の名作を厳選しております。

現在開催中のサントリー美術館『広重ビビッド展』や太田美術館『広重展』でも話題の歌川広重最晩年のシリーズ「名所江戸百景」の作品や葛飾北斎の最高傑作「神奈川沖浪裏」など名作揃いの豪華なラインナップを、春夏秋冬バランスよくセットにしております。

浮世絵を季節で楽しんでみたいけれど何を選べばよいかわからないという初めて浮世絵を購入される方にもおすすめのセットです!



また、セットご購入のお客様には、お得な特典として保存用の布製収納箱(12,960円)、さらにアダチ特製浮世絵専用額(12,960円)1点をサービスいたします!

収納帙
<保管に便利な布製収納箱>

差し替えマット

全12図に対応できるよう、差し替えマット3点も同封しておりますので、季節や気分に合わせて作品を差し替えて楽しむことが出来ます。

差し替え方法の詳細はこちら >>

 

セット内容

 

今回の「モネとゴッホが愛した UKIYO-E ベストセレクション」は、通常価格197,640円(税込)のところ、6月12日までの期間限定特別価格150,000円(税込)にてご紹介中!

印象派の芸術家たちが愛し、魅了された浮世絵の洗練された美しさ。モネやゴッホが手に取ったそんな美しさを持つ作品たちを、是非みなさまもご堪能ください。

「モネとゴッホが愛した UKIYO-E ベストセレクション」 商品一覧ページはこちら >>

初期浮世絵


あっという間に小正月も過ぎてしまいましたが今年のお正月は、皆さんはどうお過ごしになられましたか?各地で開催されていた展覧会に足を運ばれた方も多くいらしたのではないでしょうか?


中でも1月9日から始まった千葉市美術館の「初期浮世絵」展は、大変評判が良く、特に浮世絵好きの方々の間ではイチオシの展覧会となっているようです。

そこで、アダチ版画では展覧会に合わせ、これまで復刻した初期浮世絵の中から傑作をご紹介する事にいたしました!

初期浮世絵展チラシ

初期浮世絵って何?

今回タイトルにもある「初期浮世絵」とは、どんな浮世絵をさすかご存知ですか?
文字通り、最初の頃の浮世絵という意味ですが、それは、北斎や広重の作品のような多色摺りの浮世絵、つまり「錦絵」より前に作られた浮世絵の総称として使われています。つまり、多色摺が可能になる以前ですから、墨一色の墨摺絵やそれに彩色したもの、そして2~3色のみ簡単に版で色を加えた浮世絵などです。

ここに、代表的な作品をご紹介しましょう。


初期浮世絵の変遷 江戸庶民の色への憧れ

墨摺絵

江戸に幕府が移り、そこに生活する人々の暮らしも落ち着いたころでしょう。浮世絵の祖として有名な菱川師宣は、「見返り美人」など肉筆の名品に加え、墨一色の版画(墨摺絵)を残しています。

菱川師宣「秋野嬉戯」

17世紀後期、墨一色の絵本から始まり、さらに挿絵から一枚の絵として独立した浮世絵が出版されるようになったようです。

江戸の人に重要な娯楽であった吉原や歌舞伎に関係したもの、そして春画やあぶな絵も描いています。

菱川師宣 「秋野嬉戯

 

彩色した浮世絵

初代鳥居清倍「春愛でる美人」 石川豊信「桜に短冊を結ぶ娘」

テレビや新聞・雑誌なども白黒からカラーへと変化していったように、いつの時代もより色鮮やかなものに人々は憧れを持つようです。

浮世絵の世界も同じく、墨一色だった浮世絵では飽き足らず、次第に買った人が自分で彩色したり、彩色した浮世絵が売り出されるようになります。使う色によって丹絵・紅絵・漆絵など様々なタイプの彩色浮世絵が出てきます。

左/ 初代鳥居清倍 「春愛でる美人
右/ 石川豊信 「桜に短冊を結ぶ娘

 

紅摺絵

石川豊信「中村喜代三郎 文読美人」

そして、浮世絵を楽しむ人が増えてくるとより多くの人に行き渡るよう大量生産の可能性を版元そして彫師・摺師たちが探ったのでしょう。

18世紀中頃に墨の線以外、赤や緑といった2色程度の色を版で入れることができるようになったようで、2~3色で構成される紅摺絵が出現しました。

石川豊信 「中村喜代三郎 文読美人


ここまでが今回ご紹介する「初期浮世絵」になります。

そして更なる色と量産化を目指し生まれたのが皆さんおなじみ、フルカラーの浮世絵「錦絵」です!その誕生の秘密については昨年の「錦絵誕生250周年」のコラムをお読みください。


初期浮世絵の魅力 みどころ

菱川師宣が生まれる少し前、17世紀初めに現在の歌舞伎の原形が確立されたといわれています。 江戸の街の発展とともに歌舞伎が盛り上がり、人気役者のブロマイドとして出版されるようになった浮世絵が役者絵です。そして、初期浮世絵の題材に役者絵は多く描かれました。

今回は、歌舞伎界の中でも一番の人気者、市川団十郎を描いた初期浮世絵を2点ご紹介しましょう。


丹絵

初代鳥居清倍 「市川団十郎 竹抜き五郎

  初代鳥居清倍「市川団十郎 竹抜き五郎」

市川団十郎演じる歌舞伎の荒事を描いた本図は、鳥居派の画法を完成させた二代目・鳥居清倍が手掛けた墨摺りに丹を筆彩色した「丹絵」を代表する傑作。丹という絵具は、オレンジ色の厚みのある絵具で、本作品では、根の張った孟宗竹を引き抜く五郎の力強さを見事に表現しています。

初代鳥居清倍「市川団十郎 竹抜き五郎」 初代鳥居清倍「市川団十郎 竹抜き五郎」  

 

漆絵

奥村政信 「二代目市川団十郎 助六

  奥村政信「二代目市川団十郎 助六」  

市川家の十八番の中で今でも上演される「助六」を演じる二代目市川団十郎を描いた本図。衣装は漆のように光沢のある墨の彩色が施され、裾などには淡い紅も使われて柔らかい色合いが特徴的です。
見栄を切った颯爽とした助六の姿が印象的な作品に仕上がっています。

奥村政信「二代目市川団十郎 助六」 奥村政信「二代目市川団十郎 助六」  

 

初期浮世絵は、錦絵に比べると流通していた量も少なく、恐らくそのこともあってサイズも大きく迫力満点です。大きい分、絵師の筆づかいも大胆で、リズムを感じることのできる作品が多いのも特徴ではないでしょうか。今回のアダチ版画の初期浮世絵10撰をきっかけに、浮世絵創成期の作品の魅力を感じてみてください。

「初期浮世絵 傑作10撰」 商品一覧ページはこちら >>

新復刻完成 国芳の猫づくし

 

この度完成した新復刻のひとつ、歌川国芳の「たとゑ尽の内」は猫にまつわる様々な言葉やことわざを絵で表現した楽しい作品。通常の浮世絵3枚分の、三枚続の広い画面いっぱいに様々な言葉を表す猫たちの姿が、生き生きとした筆遣いで描かれています。

今回はその見どころと魅力を詳しくご紹介していきます。

  たとゑ尽の内  

 

猫好き国芳のこだわりが詰まった猫尽くし!

国芳は自宅に沢山の猫を飼い、懐には常に猫を抱いていたという愛猫家。本図の猫たちのリアルな仕草や表情は、日々猫たちと触れ合い、その姿を見ていた国芳だからこそ描けたものと言えます。

また画中の擬人化され着物を着た猫たちにご注目ください。着物の柄が小判や鰹節といった猫にちなんだ国芳オリジナルのデザインになっており、ここにも凝り性な国芳のこだわりが感じられます。

  小判柄の着物   鰹節柄の着物  
<猫の着物だけに何と小判と鰹節柄。凝り性な国芳のこだわりです>

 

どの猫が好き?アダチ版画・猫好きスタッフが選んだ人気の猫ベスト3

本図に登場する沢山の猫たち。「猫に小判」「猫舌」などお馴染みの言葉から、今ではめったに使われない珍しい言葉まで、実に様々な姿が描かれています。

では実際にどの猫がどんな言葉を表しているのでしょうか。下記に一覧でご紹介します。(※たとえには諸説あります)

たとえ一覧
<有名なものから珍しいものまで、様々な猫のことわざを描き分けています>

 

これだけの言葉があることを見ても、いかに猫が人々の生活に身近な存在で、愛されていたかが分かりますね。特に国芳が活躍した江戸時代後期頃は、歌舞伎や合巻本、浮世絵の画題に数多く猫が登場するなど、猫ブームに沸いていました。誰より熱心に猫を描いた国芳の作品は、江戸っ子たちに親しみを持って迎えられたことでしょう。

そして猫を愛してやまないのは、江戸っ子だけではありません。
現代の猫好き代表として、アダチ版画の猫が好きなスタッフ達が本図の中で一番お気に入りの猫を選んでみました!

【第3位】
猫顔


猫顔

 

【第2位】
猫と庄屋に取らぬはない


猫と庄屋に取らぬはない

 

【第1位】
猫が顔を洗うと雨が降る


猫が顔を洗うと雨が降る

1位の「猫が顔を洗うと雨が降る」は「前足をなめる仕草が本物の猫っぽくて良い!」と納得の理由。3位の「猫顔」も同じく「恰好が猫っぽい」とのこと。それに対して2位の「猫と庄屋に取らぬはない」は「猫なのに人間っぽい姿が可愛い」という、まったく真逆の理由だったのが面白いところです。

皆さんはどの猫が可愛いと思いますか?ぜひお気に入りの一匹を見つけてください。

 

絵師のこだわりに応える職人の技!

絵師・国芳の猫への愛情とこだわりが詰まった本図。今回の復刻にあたってアダチ版画の彫師や摺師はどんなところにこだわったのでしょうか。

       
  新實

彫師・新實

「この作品は猫の顔に気を遣ったね。人物画でも目元や口元は一番難しいところで、1ミリ以下のわずかな違いで表情がまったく変わってしまうんだ。一匹一匹がどんな場面を表しているのか考えながら顔を彫り分けたんだよ。」

 
       
  猫の顔 彫り風景  
<人も猫も表情が命。1ミリ以下の彫に職人の技術が試されます。>
 

       
 

摺師・仲田

「こだわりは猫の毛並みの空摺だね。空摺は版木に絵具を付けずに摺り、紙に凹凸を付ける伝統的な技法なんだけど、猫の毛のような細い線の凹凸をきれいにつけるのは力任せでも弱すぎてもいけない。力加減にコツがいるところだよ。」

仲田  
       
  摺り風景 野晒悟助  
<猫の毛並みを凹凸で表現する「空摺」には絶妙な力加減が必要です。>
 

 

猫の表情や毛並みといった制作の面から、職人たちはよりリアルに猫を描こうとした国芳のこだわりの強さを感じ取っていました。 作品をご覧の際は、絵師の意図を汲み、作品をもっとも魅力的に見せるべく技を尽くす職人たちの仕事ぶりにもぜひご注目ください!

この度、2回に渡り「国芳の猫尽くし」と題しご紹介してきた新復刻「国芳もやう正札附現金男 野晒悟助」と「たとゑ尽の内」。「猫」という共通点を持ち、それぞれに見どころのあるこの2作品ですが、その一番の魅力は何といっても作品に込められた見る人を喜ばせ楽しませようとする国芳のユーモアではないでしょうか。

作品の随所にちりばめられた様々なこだわりからは、人を楽しませることを自らも楽しんでいた国芳の人となりが伝わってきます。その人柄こそ、かつて江戸っ子に愛され、現代においても人気を呼んでいる国芳の人気の秘密と言えるでしょう。

歌川国芳 「たとゑ尽の内」 商品詳細はこちら >>

品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

厳選素材・道具

江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

職人紹介

最高の作品を創り出すために、日々技術の研鑽を積む熟練の職人たち。

浮世絵の基礎知識

浮世絵の基礎知識

意外と知らない?浮世絵の世界。浮世絵の基礎知識をご紹介。