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2016.04.01
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2015.12.04
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このたび新作が完成し、大変ご好評いただいている鈴木春信の「夜の梅」。
制作から見る――「夜の梅」の見どころ◎ 見どころ、その1――和紙の『白』
◎ 見どころ、その2――『空摺』の質感
色彩だけでなく質感までも含めた表現を追求した春信。そこからは、素材や技術を駆使し、より美しい作品を作ろうとする強いこだわりが感じられます。 職人たちのこだわり◎ 彫師のこだわり:『梅の花』
◎ 摺師のこだわり:『美人の着物』
作品の魅力を最大限に引き出すため、アダチの職人たちも技を尽くし創意工夫をしていました。実際に作品をご覧の際は、ぜひ職人たちの技にもご注目ください。
世間を驚かせた多色摺りの「錦絵」を完成させた春信とその周りの職人たちは、シンプルな表現の中にひと手間かけることにより、多色ということだけにとどまらない質感にもこだわりをみせていたことがわかりますね。彼が「錦絵」を誕生させることが出来たのは、より優れた表現への飽くなき探求心があったからこそではないでしょうか。
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2015.11.20
「錦絵」が誕生するまで今年、250年を迎えた「錦絵」。その誕生と春信の関わりとはどんなものだったのでしょうか。
この限られた色数で便宜上の色を表現していた「紅摺絵」に対し、目に見える色をそのまま再現できる「錦絵」が出現したときの圧倒的な存在感には、当時の人々はさぞ驚いたことでしょう。 「錦絵」誕生のきっかけこの「錦絵」誕生のきっかけとなったのは、明和2年に起こった絵暦交換会のブームでした。絵暦とはその名の通り絵入りのカレンダーのこと。
絵暦の交換会が流行すると、裕福で教養のある趣味人たちがそれぞれに趣向を凝らした絵暦を作り、互いに優劣を競い合いました。その中心となったひとりが旗本・大久保甚四郎、俳名を「巨川(きょせん)」と言います。 職人たちの創意工夫では、それまで不可能だったフルカラーの「錦絵」を可能にした、職人たちの工夫とはどんなものだったのでしょうか。 ◎ 画期的な発明――「見当」
「紅摺絵」の頃にも版木に印をつけ目印にしていた可能性はあるものの、紙一枚分の溝がつくられた「見当」が開発されたことで、精度が高くより効率的に多色摺りが実現したと考えられます。ちょっとした工夫が浮世絵の発展を促したと言えますね。
◎ 丈夫で発色の美しい和紙――「奉書」
巨川の指揮のもと春信と職人たちが試行錯誤の末、完成させた色鮮やかで美しい絵暦。その美しさに目を付けた版元が私的な配り物だった絵暦を一般向けの賞品として売り出すと、「錦絵」は江戸庶民の評判を呼びました。
今回錦絵誕生250周年を記念して新復刻、完成した「夜の梅」は、現存数の少ない貴重な作品であるとともに、作品の随所に春信の世界観をご堪能いただける傑作です。和紙に色鮮やかに摺りあげられた、まさに「錦」のような本作をどうぞお楽しみください。 |
2015.10.10
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2015.06.29
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2015.05.18
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2015.03.20
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2015.01.01
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