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■お狐様が大集合、王子稲荷社の大晦日

アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、3ヶ月に一度、3/6/9/12月の第一火曜日に新作を公開します。2022年12月の壁紙は、歌川広重の「名所江戸百景 王子装束ゑの木大晦日の狐火」です。

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■この壁紙に使用されている作品は?

歌川広重の「名所江戸百景」は、四季折々の情趣を織り交ぜながら江戸のさまざまな名所を描いた広重晩年の代表作。題名は「百景」とうたっていますが、好評を博し最終的に120図を越える(※弟子の二代広重が描いた作品を含む)一大シリーズとなりました。のんびりとした素朴な風景を得意とした広重ですが、本シリーズでは風景画としては珍しい縦構図を採用し、大胆なトリミングや独特の遠近感で、百万都市・江戸の風景をモダンなセンスで切り取っています。老境の広重のこの挑戦は、今なお多くの表現者たちを勇気づけ、影響を与え続けています。

大きな木の下にたくさんの狐が集まったファンタジックな本図は、「王子の狐火」の民間伝承を題材にしたものです。東京都北区王子にあった榎の古木は、狐火が出ることで有名でした。毎年大晦日には、この木の下に関東の狐たちが集まり、装束を整え列をなして王子稲荷社へ参詣したといいます。
背景の濃鼠の空は、絵の具に鉱物性の雲母(キラ)の粉を混ぜて摺り、満天の星空を表現。黒々とした榎の古木のシルエットの下、すらりとした狐たちの姿は妖しくどこか儚げです。「名所絵」の表現の可能性を押し広げた、広重の人気作です。

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■広重が描く芝居町の月夜

アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、3ヶ月に一度、3/6/9/12月の第一火曜日に新作を公開します。2022年9月の壁紙は、歌川広重の「名所江戸百景」の秋の名作「猿わか町夜の景」です。

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■この壁紙に使用されている作品は?

歌川広重の「名所江戸百景」は、四季折々の情趣を織り交ぜながら江戸のさまざまな名所を描いた広重晩年の代表作。題名は「百景」とうたっていますが、好評を博し最終的に120図を越える(※弟子の二代広重が描いた作品を含む)一大シリーズとなりました。のんびりとした素朴な風景を得意とした広重ですが、本シリーズでは風景画としては珍しい縦構図を採用し、大胆なトリミングや独特の遠近感で、百万都市・江戸の風景をモダンなセンスで切り取っています。老境の広重のこの挑戦は、今なお多くの表現者たちを勇気づけ、影響を与え続けています。

「猿わか町夜の景」に描かれているのは、江戸時代末期の芝居町、猿若町(現在の浅草)。芝居小屋が立ち並び、役者や芝居関係者の多くが住んだ町でした。木版の透明感のある藍色が、秋の夜空の凜として澄んだ空気を伝えてくれます。煌々と輝く満月は、和紙の肌地の白をそのまま活かして表現。極端な遠近法とうつろな影法師が、いつまでも芝居の余韻に浸っていたい人々の夢見心地を表しているかのようです。広重の「名所江戸百景」から多くのインスピレーションを得たと言われているのが、あのフィンセント・ファン・ゴッホ。名作「夜のカフェテラス」は本作からの影響が指摘されています。

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■北斎による全国名瀑ツアー

アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、月に一度、第一火曜日に新作を公開します(※)。2022年6月の壁紙は、葛飾北斎の「諸国滝廻り」より清涼感あふれる「木曾海道小野ノ瀑布」です。(※今月以降は3ヶ月おきの更新となります。)

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■この壁紙に使用されている作品は?

この春は全国各地で北斎展ラッシュ。そこで3ヶ月連続、北斎の浮世絵でスマホ用壁紙をお届けします。代表作「富嶽三十六景」で、全国各地の富士の眺望を描いた北斎。富士山の次のテーマに選んだのは滝でした。8図から成るシリーズ「諸国滝廻り」は、水のさまざまな様相をとらえようとする北斎の挑戦と、各地の民間伝承や信仰に対する興味がうかがえます。

「木曾海道小野ノ瀑布」は、長野県木曽郡上松町にある小野の滝を描いた作品。真っ直ぐ落ちる美しい滝の姿が、縦構図の画面にすっきりと収まっています。中山道(木曽街道)をゆく旅人たちが、足を止めて眺めていますね。街道沿いにあった観光スポットで、北斎だけでなく広重もこの滝を描いています。国道19号からすぐの場所にあるため、現在もドライブの途中に多くの人が立ち寄っています。

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■傑作の構図を秘めた可憐な罌粟(けし)

アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、月に一度、第一火曜日に新作を公開します(※)。2022年5月の壁紙はダイナミックな構図の葛飾北斎の花鳥図「罌粟(けし)」です。(※2022年6月以降は3ヶ月おきの更新となります。)

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■この壁紙に使用されている作品は?

先月の枝垂れ桜に続いて、今月も北斎の花鳥画をお届けします。北斎が代表作「富嶽三十六景」を刊行していたのとほぼ同時期に発表した10図の花鳥画の中より「罌粟(けし)」。版元(当時の出版社)も「富嶽三十六景」と同じ西村永寿堂です。富士山のシリーズの大ヒットを受け、がらりとモチーフを変えて花鳥画のシリーズを発表するところに、北斎の創意や版元の販売戦略が見え隠れしますね

とはいえ「富嶽三十六景」の成功体験もきちんと活かされています。こちらの作品のダイナミックな構図、浮世絵ファンなら見覚えがあるのではないでしょうか。そう、大波の彼方に富士山を描く北斎の最高傑作「神奈川沖浪裏」。迫り上がる波のカーブは、風に揺れる罌粟の茎と同じです。可憐な道端の花も、天才・北斎の手にかかれば、こんなにもドラマティックに。北斎のチャレンジ精神がうかがえる華やかな春の一図。(10図の花鳥画シリーズについてはこちらのコラムもご参照を。)

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■深い藍色の中に浮かび上がる桜の姿

アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、月に一度、第一火曜日に新作を公開します。2022年4月の壁紙は、桜の小枝に遊ぶ鷽の姿を描いた葛飾北斎の「鷽に垂桜」です。

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■この壁紙に使用されている作品は?

北斎が描いた小ぶりな画面サイズ(中判)の花鳥画。タイトルは「鷽(うそ)に垂桜(しだれざくら)」。深い藍色の背景が潔くモダンです。画中に添えられた句は「鳥ひとつ 濡れて出けり 朝さくら」。朝露に濡れた朝桜の枝を飛び回っていた小鳥が、ひょこっと顔をのぞかせた瞬間をとらえています。
日本の文化が、西洋の芸術に影響を与えたといわれるジャポニスム。その中で北斎が担った役割は非常に大きいものです。特に北斎が描いた花鳥画は、陶磁器やガラス製品、宝飾品などさまざまな西洋の工芸デザインに参照されました。北斎の自然に対する慈しみ深い眼差しと、生命の輝きの一瞬をとらえる確かな描写力を十二分に物語る作品です。

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■桜づくしの衣裳に身を包み、はつらつと踊る少女の姿

アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、月に一度、第一火曜日に新作を公開します。2022年3月の壁紙は、桜づくしの衣裳に身を包んだ少女の舞姿を描く喜多川歌麿の「娘道成寺」です。

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■この壁紙に使用されている作品は?

若い女性たちが有名な舞踊曲を舞う姿をとらえた、喜多川歌麿の「当世踊子揃」というシリーズの中の一図。それぞれの舞踊の主題に合わせた衣裳デザインが見どころです。こちらの作品は画中に「道成寺」とあり、歌舞伎舞踊「京鹿子娘道成寺(通称:娘道成寺)」を描いていることがわかります。「娘道成寺」は、桜満開の紀州・道成寺が舞台。本図の少女が身につけている着物、かんざし、舞扇はすべて桜づくしです。
道成寺伝説の根底にあるのは、恋に焦がれて大蛇となった若い娘の一途な恋心。まだあどけなさの残るこの若い踊り手は、どんな想いで「娘道成寺」を舞っているのでしょうか。背景は、雲母(きら)と呼ばれる鉱物性の物質を混ぜた絵の具を用いており、薄紅色の真珠のような、なめらかな光沢が少女の姿を引き立てています。

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■江戸のイマジネーションが羽ばたく

アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、月に一度、第一火曜日に新作を公開します。2022年2月の壁紙は、空飛ぶ鳥の視点から雪景色の深川を描いた「深川洲崎十万坪」です。

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■この壁紙に使用されている作品は?

歌川広重の「名所江戸百景」は、広重最晩年の風景画の一大連作。江戸およびその近郊の名所を四季折々の情緒と共に描いた縦型構図の風景画シリーズで、その数は120図にも及びます。ゴッホが模写したことで知られる「大はしあたけの夕立」などともに人気が高いのが、本作「深川洲崎十万坪」。ヘリコプターもドローンもなかった時代に、広重はどのように、この鳥瞰の視点を獲得したのでしょうか。
深川の洲崎は、日の出や潮干狩りの名所。ただし広重が描いたのは「十万坪」と言われた洲崎の広大な埋立地でした。人影のない海辺の雪景色を見下ろす孤高の鷹。抑制された色遣いの中に、冠冒の赤が利いていますね。

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■2022年は壬寅(みずのえとら)

アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、月に一度、第一火曜日に新作を公開します。2022年最初の壁紙は干支の寅にちなみ、歌川豊春の「竹に虎」。さて今年はどんな年になるでしょうか。

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■この壁紙に使用されている作品は?

江戸時代、浮世絵師の最大派閥として多彩な絵師たちを輩出した歌川派。豊春はその歌川派の祖にあたります。他の浮世絵師同様に美人画や役者絵を描きましたが、豊春の画業において特筆すべきは風景画です。西洋の銅版画などを参照した独特の遠近法による「浮絵」と呼ばれるジャンルを確立しました。人物について詳しいことは分かりませんが、作品からは豊春の好奇心とどこかファンタジックな世界観を垣間見ることができるでしょう。
「牡丹に唐獅子 竹に虎」と言うように、竹林の虎図は日本美術の伝統的な主題ですが、豊春が描いた虎の顔はなんだか人間臭くて今にも話しかけてきそう。愛着のわく虎ですね。

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■深々と降る雪に、ゆく年来る年を想う

アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、月に一度、第一火曜日に新作を公開します。今回の作品は、歌川広重の代表作「名所江戸百景」より「浅草金竜山」。浅草寺の建造物の赤と、雪の白とのコントラストが美しい作品です。

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■この壁紙に使用されている作品は?

生涯にわたり日本各地の風景を描いてきた浮世絵師・歌川広重。彼が最晩年に描いたのは、自らが生まれ育った江戸の街並みでした。「名所江戸百景」と題されたこの浮世絵シリーズは、120図(二代広重の作品を数点含む)を超える一大シリーズとなりました。縦型の画面の中に、四季折々の都市(およびその近郊)の風景を描き出し、その構図の斬新さと豊かな詩情とで、今も世界中の人々の心をとらえ続けています。現代まで変わらない観光名所である金竜山浅草寺は、雪景色。真っ白な雪は和紙の肌地そのまま、堂宇の赤や緑が鮮やかに映えます。画像ではやや見えづらいですが、絵具をつけずに版木を摺る空摺(からずり)の技法を用い、静かに降る雪も表されています。風景の抒情詩人とも言われる広重の才能がいかんなく発揮された、代表作の一つです。

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■深まりゆく秋を優美な菊の花で味わう

アダチ版復刻浮世絵によるスマートフォン用の壁紙は、多くの方に日常生活の中で浮世絵をより身近に楽しんでいただけるよう、月に一度、第一火曜日に新作を公開します。今回の作品は、勝川春章が描いた「乱菊」。上品でたおやかな美人画を得意とした春章ならではの、優美な菊花です。

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■この壁紙に使用されている作品は?

本作を描いたのは、浮世絵師・勝川春章。現在では弟子の北斎の方が有名ですが、役者絵・美人画で人気を博した、18世紀後半の浮世絵界を代表する絵師の一人です。繊細優美な作風で、多くの傑作を残しています。
浮世絵版画には、広く一般流通した市販品と、オーダーメイドの非売品とがありました。後者のことを「摺物(すりもの)」と呼び、本作も摺物に当たります。狂歌仲間の間での配り物として制作するなど、いわゆる趣味人たちの私家版でしたので、イレギュラーな判型で、文芸的な主題を上品な色彩で表し、細部に技巧を凝らしたものが多いのが摺物の特徴です。それらはまさに春章の最も得意とするところ。
本作では、流れるような曲線と淡い色調で、秋風にしなる菊の花の柔らかさが見事に表現されています。白い菊の花には、空摺(絵具をつけずに版木を摺り、和紙の表面に版の凹凸を出す技法。エンボス加工。)も。奥ゆかしく慈しみ深い、木版画の味わいを余すことなく堪能できる逸品です。

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品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

厳選素材・道具

江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

職人紹介

最高の作品を創り出すために、日々技術の研鑽を積む熟練の職人たち。

浮世絵の基礎知識

浮世絵の基礎知識

意外と知らない?浮世絵の世界。浮世絵の基礎知識をご紹介。