季節のうつろいを浮世絵で感じる

師走の風物詩 11/21(木)~12/19(木)

今季おすすめの一枚

歌川広重 東都名所「日本橋雪中」

本作は広重45歳頃に制作された「東都名所」の一図。日本橋、江戸城、富士山の3要素を描き込む定番の構図で、「これぞ日本橋」という、江戸の繁栄を象徴した豪華な名所絵となっています。画面の大部分を占める雪の白と、日本橋川の鮮やかな藍色の美しいコントラストが印象的な作品です。
庶民の旅へのあこがれを受け、広重はその生涯で数々の名所絵をのこしました。代表作「東海道五十三次」から10余年、浮世絵師として脂の乗り切った広重が描いた本作は、趣深い自然とそこに暮らす人々の巧みな描写が魅力の1枚となっています。

歌川広重 東都名所「日本橋雪中」
  • 日本橋を行きかう人々の営みが豊かな感情表現とともに描き込まれます。

    日本橋を行きかう人々の営みが豊かな感情表現とともに描き込まれます。

  • 色鮮やかな川の藍色。ぼかしがほどこされ、遠近感が味わえます。

    色鮮やかな川の藍色。ぼかしがほどこされ、遠近感が味わえます。

  • しんしんと降る雪を立体的に表現しています。

    しんしんと降る雪を立体的に表現しています。

  • 和紙の白と胡粉の白とのコントラストが、木版らしい風合いを作り出します。

    和紙の白と胡粉の白とのコントラストが、木版らしい風合いを作り出します。

スタッフのお気に入り

歌川豊国
「三世沢村宗十郎の大星由良之助」

当時、役者絵の絵師として人気実力共にNo1だった歌川豊国の傑作。忠臣蔵の大石内蔵助をモデルにした役「大星由良助」を沢村宗十郎が演じた際のブロマイドとして描かれています。顔の輪郭は、薄い茶色で表現され、目元にぼかしを入れるなど、よりリアルな表現に挑戦していることがうかがえます。12月14日に討入があったこの時期にオススメの一品です。

周

歌川国芳
「忠臣蔵十一段目 夜討之図」

幕末に活躍した人気浮世絵師、国芳は「吉良邸討入り」という馴染み深い画題をあえて西洋の銅版画を真似た画風で描きました。日本の浮世絵が海を渡りゴッホやモネなどに影響を与えたように、北斎や国芳などの浮世絵師もまた西洋絵画の表現を自らの作品の中に取り入れました。国芳の斬新なアイデアとセンスがキラリと光る一品です。

浩子

浩子

歌川広重
六十余州名所図会「江戸 浅草市」

現代も続く浅草寺の歳の市を描いた作品です。静かな夜空と対照的に賑わう境内からは、新年の準備をする江戸っ子の熱気が伝わってきます。今から165年ほど前、浅草寺の歳の市が始まって200年ほどの頃に描かれたこの作品。今も昔も変わらない年末の風景に、私たちは当時と地続きの日本を生きているのだなという感慨を覚えます。

杉本

杉本

関連商品のご案内季節ごとに掛け替えて楽しみたい方に、おすすめの商品をご紹介いたします。

アダチ特製浮世絵専用額
(大判)

浮世絵の定番サイズに合わせた専用額です。木製のフレームに、丈夫で軽いUVカットのアクリル板を使用。縦横両対応で、浮世絵を差し替えてお楽しみいただけます。

差し替え用マット

作品によって、画面の大きさや枠の形が異なるため、アダチ版画では各作品にあわせてマットをご用意しております。差し替えの際はご一緒にご注文ください。

額スタンド

壁にかけずに作品を楽しむのなら、「額スタンド」がおすすめです。組み立て式ですので、収納・保管も簡単です。

おすすめ作品を展示中! アダチ版画 目白ショールーム

日本の冬・江戸の冬

現在、年の瀬の風物詩を味わっていただける浮世絵を展示中!
また、江戸東京博物館で開催中の「大浮世絵展」にあわせ、五大絵師の名作浮世絵を一堂に展観しております。ぜひお立ち寄りください。

品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

厳選素材・道具

江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

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最高の作品を創り出すために、日々技術の研鑽を積む熟練の職人たち。

浮世絵の基礎知識

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意外と知らない?浮世絵の世界。浮世絵の基礎知識をご紹介。