季節のうつろいを浮世絵で感じる

十人十色の雪景色 人気絵師と雪の大競演

今季おすすめの一枚

葛飾 北斎「礫川雪ノ旦」
絵のみ 13,000円

本作品の舞台は、現在東京ドームのある東京都文京区。当時この一帯は台地が多く、どこからでも富士山が見えたそうです。北斎は、前夜まで降り続いた雪の旦に眼下に広がる一面の銀世界を描いています。高台にある茶屋の二階で雪見の宴を開く風流人の賑やかな声が聞こえてきそうです。女性が指をさす先には三羽の鳥が舞っていて、そこから遠くに美しく雪化粧した富士山が見えます。北斎はこの鳥をこの位置に描くことで、茶屋から富士山への距離感を非常に上手く表現しました。画面の大半を占める雪や空の白色は、和紙の地色をそのまま生かして摺られており、それが空や川の藍のぼかしと美しいコントラストを作り出し、雪の旦の凛とした空気を演出しています。意外なことに北斎の描いた雪景色はとても少なく、『冨嶽三十六景』ではこの一図のみです。そんな数少ない北斎の雪景色の中でも、最も優れた作品の一つと言われている本作です。>>作品詳細

葛飾 北斎「 礫川雪ノ旦」
絵のみ 13,000円
  • 雪景色の中の富士山。一層白さが引き立ちます。

    雪景色の中の富士山。富士の白さが一層引き立つようです。

  • 二階で雪見を楽しみ、富士の見える方を指さし、話をしている人がいます。

    茶屋の二階では雪見の宴の真っ最中。遠くに雪化粧をした富士山が見えます。

  • 木々の上に雪が降り積もった様子は、和紙の肌を活かして見せています。

    木々の上に降り積もった雪は、和紙の地色のままで表現されています。

  • 拭き下げぼかし。版木ではなく摺師が水分の調整でぼかす、高度な技術が必要な部分です。

    拭き下げぼかし。版木ではなく摺師が水分の調整でぼかす、高度な技術が必要な部分です。

スタッフのお気に入り

歌川 広重「浅草金竜山」
絵のみ 13,000円

大胆な構図が特徴の広重晩年のシリーズ、「名所江戸百景」の一図。本図でも近景を大きく描く手法が効果的に用いられています。描かれているのは浅草寺の雷門から望む雪景色。赤、緑、オレンジなどの色が雪の白を引き立て、参道や屋根に積もった雪の量感は空摺という絵の具を付けずに摺る技法によって表現されています。 大きな提灯を見上げながら雷門をくぐっているかのような構図は臨場感たっぷりで、この観光名所を訪れた人なら誰しもが感じる、どきどき、そしてわくわくする気持ちを呼び起こしてくれる作品です。
>>作品詳細

杉本

杉本

歌川 広重「大井」
期間限定特別価格
絵のみ 20,000円⇒13,000円

深々と雪が降り積もる夜の木曾海道、大井宿へと向かう一向。厳しい寒さの中、暗い夜道を音も立てずひたすらに進む様子に、物悲しさを感じずにはいられません。舞い散る雪の明るさや華やかさが、かえってこの寂寥感を助長しているようにも思えます。注目すべきは雪の表現。和紙の肌を活かす白抜きと、白い絵具を摺る二通りの技法で、不規則に舞い散る雪を繊細にとらえ、作品の叙情性をより奥深いものにしています。>>作品詳細

※ご好評につき現在増刷待ちのため、送料無料にてご予約承り中 12月中旬頃、増刷完了予定

渡邉

渡邉

喜多川 歌麿「雪の曳舟(銀世界)」
期間限定公開
絵のみ 13,000円

美人画を極めた絵師・喜多川歌麿は、抒情溢れる雪景色も描いています。 本図は、歌麿を一流絵師に育て上げた版元・蔦屋重三郎が手掛けた狂歌絵本「銀世界」 の中に収録されています。本来見開きの本なのですが、アダチ版画では「一枚絵」として お楽しみいただけるよう編集し、復刻いたしました。 色鮮やかでカラフルな浮世絵とは異なり、墨の濃淡だけの表現は、見る人の視点を 絵に集中させると共に、想像力を駆り立てます。 気品あふれる歌麿の銀世界を是非、ご自宅でご堪能ください。>>作品詳細

周

鈴木 春信「雪中太夫」
期間限定公開
絵のみ 35,000円

錦絵の祖、鈴木春信が「柱絵」という細長いサイズで描いた雪中美人。その縦長の画面いっぱいに描かれた女性の全身像は今にも画面から抜け出してきそうです。この作品は、風流人が絵暦として「雪中太夫」というテーマと共に春信に作画を依頼したもの。(とても評判の良かった作品だったようで、その後売り物としても摺られました)傘の中に「明和二年」の文字があり、この絵暦が明和二年のものだったことを示しています。「明和二年」と言えば、春信が錦絵を発明したと言われる年。中世的で華奢な人物描写で知られる春信が、錦絵を発明した年にこのように現実的な肉体を持つ女性を描いているところが興味深いです。襟に顔をうずめるようにした俯き加減のアンニュイな眼差し、太夫の着こなしにふさわしい見事な着物の描写、着物の裾を手繰り上げる指先や高下駄から覗く裸足の足元の妙。小さな作品の多い春信には珍しい等身大の魅力に溢れた逸品です。>>作品詳細

こうこ

こうこ

関連商品のご案内季節ごとに掛け替えて楽しみたい方に、おすすめの商品をご紹介いたします。

アダチ特製浮世絵専用額(大判)

アダチ特製浮世絵専用額
(大判)

浮世絵の定番サイズに合わせた専用額です。木製のフレームに、丈夫で軽いUVカットのアクリル板を使用。縦横両対応で、浮世絵を差し替えてお楽しみいただけます。

差し替え用マット

差し替え用マット

作品によって、画面の大きさや枠の形が異なるため、アダチ版画では各作品にあわせてマットをご用意しております。差し替えの際はご一緒にご注文ください。

額スタンド

額スタンド

壁にかけずに作品を楽しむのなら、「額スタンド」がおすすめです。組み立て式ですので、収納・保管も簡単です。

品質へのこだわり

品質へのこだわり

アダチの浮世絵は、手にして初めて分かる、熟練の技術と日本の伝統が詰まっています。

製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

厳選素材・道具

江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

職人紹介

最高の作品を創り出すために、日々技術の研鑽を積む熟練の職人たち。

浮世絵の基礎知識

浮世絵の基礎知識

意外と知らない?浮世絵の世界。浮世絵の基礎知識をご紹介。