鈴木春信 

蛍狩

ほたるがり

女性が持つ虫かごには、すでに数匹の蛍が入っています。

肌の透ける薄い生地の着物。

闇を表現した墨一色の背景が、奥行きと空間を感じさせます。

上品で繊細なお人形めいた顔立ちが、幻想的な「春信美人」の特徴。

当時は中判と呼ばれる小さめの紙のサイズが標準でした。

人間国宝・岩野市兵衛氏が作る和紙(越前生漉奉書)を使用。木版独特の鮮やかな発色や柔らかな温かみのある風合いを作り出しています。

若い男女が蛍狩りに興じる一図。男性が網を持って蛍を追い、女性が持つ虫かごには蛍が数匹入っています。江戸時代、蛍狩りは男女が夜に合うための格好の口実でもあったといわれています。墨一色の背景で、闇を表現したロマンティックな作品です。

標準価格 22,000円(税込)

画寸法27.8 × 20.6 cm
用紙越前生漉奉書
解説なし
のし対応あり
納期ご注文より5営業日以内に発送
鈴木春信について
明和初年、木版技術の飛躍的な進歩を背景に、春信は、幻想的で可憐な美人画を描いて人気を博しました。 当時の趣味人たちの要請に応え、物語、和歌、俳諧など幅広く取材した作品からは、彼の文学に対する造詣の深さもうかがえます。「錦絵の祖」と呼び称される春信。錦絵草創期の淡く和やかな色彩が特徴です。そのストーリー性豊かでドラマティックな作品は、今も多くのファンを魅了しています。
鈴木春信の商品一覧

雪中相合傘

鈴木春信

雪中相合傘

¥14,300~ (税込)

野分

鈴木春信

野分

特別価格 ¥14,300~ (税込)

雨中夜詣

鈴木春信

雨中夜詣

¥14,300~ (税込)