歌川広重 東都名所(幽斎書)

高輪之明月

たかなわのめいげつ

秋の風景には欠かせない月と雁。広重が得意とするところです。

品川沖に停泊する漁船が描かれています。

額縁風に絵のまわりには模様があり、欄外には版元川口正蔵の名が見られます。

藍色のぼかしで海を色鮮やかに表現しています。摺師の腕の見せどころです。

本図は、広重が手がけた風景画の最初のシリーズ東都名所の傑作です。

人間国宝・岩野市兵衛氏が作る和紙(越前生漉奉書)を使用。木版独特の鮮やかな発色や柔らかな温かみのある風合いを作り出しています。

日本橋を発ち、東海道を下っていくと、品川の手前、江戸湾の眺望が開ける所が高輪です。夕暮れの空には大きな白い満月がのぼり、雁の群れが飛んでいます。空の藍色と海の藍色のぼかしが、画面に果てしない奥行きを生み出し、見る者に、自分も雁の群れの一羽になって空を飛んでいるような錯覚を覚えさせます。入相の日に日に早まる秋。静かな哀愁に満ちた広重の名作です。

標準価格 13,000円(税抜)

画寸法21.4 × 35.7 cm
用紙越前生漉奉書
解説日本語・英語併記
のし対応あり
歌川広重について
天保年間に保永堂から出版された全55図の「東海道五十三次」が大ヒットし、以降数々の東海道の風景画を描きました。 花鳥画にも詩情溢れる優品を残し、最晩年に手がけた一大連作「名所江戸百景」では、四季折々の江戸の風景を、独特の視点と豊かな感性で描き出しました。同シリーズは、ゴッホが模写したことでも知られています。
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