歌川広重 東海道五拾三次

沼津 黄昏図

ぬまづ たそがれず

目を引く、巨大な天狗面。白い行衣に天狗面を背負うのが、金比羅参りの独特の習俗でした。

母子のような二人連れ。巡礼の親子とも比丘尼と小比丘尼とも言われています。

月に照らされた沼津宿。静粛な佇まいです。

狩野川を越えて宿場へと渡る三枚橋。

「一」の字を引いたようなぼかしのため、「一文字ぼかし」と言われる。ぼかす色で、時間、季節そして気候などを表現しわけています。

人間国宝・岩野市兵衛氏が作る和紙(越前生漉奉書)を使用。木版独特の鮮やかな発色や柔らかな温かみのある風合いを作り出しています。

画面中央を逆くの字に曲がる狩野川の支流にかかる三枚橋を渡ると、沼津宿の東の入り口です。夕闇が迫り月も昇り始めた頃、沼津の宿に急ぐ親子連れの巡礼を描いた作品です。猿田彦(さるたひこ)の面を背にした金毘羅詣の旅人も、狩野川沿いの街道を足早に後に続きます。物の哀れの風情は、この絵を傑作の一つにしています。

標準価格 13,000円(税抜)

画寸法22.5 × 35.4 cm
用紙越前生漉奉書
解説日本語・英語併記
のし対応あり
納期ご注文より3営業日以内に発送
歌川広重について
天保年間に保永堂から出版された全55図の「東海道五十三次」が大ヒットし、以降数々の東海道の風景画を描きました。 花鳥画にも詩情溢れる優品を残し、最晩年に手がけた一大連作「名所江戸百景」では、四季折々の江戸の風景を、独特の視点と豊かな感性で描き出しました。同シリーズは、ゴッホが模写したことでも知られています。
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東海道五十三次について
日本橋、京都、そしてその間に設けられた53の宿駅を描いた浮世絵のシリーズ。広重は、次々に変わる景色、季節、時間、行き交う人々の生き生きとした営み、全55図を郷土色豊かに描き出しました。。日本の風土に根ざした抒情性こそ、広重の浮世絵風景画最大の特色と言えるでしょう。
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