歌川広重 東都名所

亀戸天満宮境内雪

かめいどてんまんぐうけいだいのゆき

池の水の青が、柔らかに積もる雪の白さと美しいコントラストをもって響きあっています。

太鼓橋の間にある岩島には小さな祠や紅梅が描かれ、雪景色の中に鮮やかな赤が美しく映えています。

降り積もる雪は和紙の地色であらわされています。

空の奥行きを表現する「拭き下げぼかし」。均一でムラのないぼかしは、摺師の腕の見せどころです。

喜鶴堂版「東都名所」は横型の大錦版21図からなるシリーズ。画面枠外にシリーズ名が記されています。

期間限定特別価格
静かな雪の亀戸天満宮を描いた本図は、広重が手掛けた喜鶴堂版「東都名所」の一図。亀戸天満宮へ向かう二つの太鼓橋を画面中央に、奥には池沿いに広がる天満宮の建物を配した構図は、近景の太鼓橋を印象深いものとして引き立てています。広重の卓越した情景描写が冴える傑作です。

標準価格 22,000円(税込)

特別価格 14,300円(税込)

画寸法34.8 × 24.5 cm
用紙越前生漉奉書
解説日本語・英語併記
のし対応あり
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