歌川広重 木曾海道六拾九次

大井

おおい

題字の下には木曽駒ヶ岳の一際白い頂が見えています。

人も馬もただ声もなく寒気に耐えながら、雪深い山道を歩いています。

日本橋から信濃国木曽路を通って京都まで行く木曽街道の宿場を描いたシリーズの傑作。

東海道五拾三次で有名な広重。抒情性豊かな風景画を描かせたら一番です。

下からの吹き上げぼかしで、しんしんと雪が降る暗い空を演出しています。

人間国宝・岩野市兵衛氏が作る和紙(越前生漉奉書)を使用。木版独特の鮮やかな発色や柔らかな温かみのある風合いを作り出しています。

「木曾海道六拾九次」は、渓斉英泉が24図を手がけ、そのあとを広重が継いで完成されました。本図は中山道の46番目の宿場で、現在の岐阜県恵那市にある大井宿へ向かう一行を描いたもの。暗い空から舞い落ちる粉雪の中、人も馬もただ声もなく寒気に耐えながら雪深い山道を音もなく歩く姿は、広重の得意とした叙情溢れる情景を見事に表現しています。

標準価格 22,000円(税込)

画寸法21.8 × 35.2 cm
用紙越前生漉奉書
解説日本語・英語併記
のし対応あり
納期ご注文より5営業日以内に発送
歌川広重について
天保年間に保永堂から出版された全55図の「東海道五十三次」が大ヒットし、以降数々の東海道の風景画を描きました。 花鳥画にも詩情溢れる優品を残し、最晩年に手がけた一大連作「名所江戸百景」では、四季折々の江戸の風景を、独特の視点と豊かな感性で描き出しました。同シリーズは、ゴッホが模写したことでも知られています。
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