歌川広重 名所江戸百景

水道橋駿河台

すいどうばしするがだい

このあたりは大名屋敷も多く、籠や馬に乗った大名の一行が橋を渡っている姿が描かれています。

端午の節句は江戸時代も重要な年中行事であり、たくさんの鯉のぼりが飾られていました。

スッキリと晴れた空の先には富士山が見えます。富士よりも高く昇る鯉のぼりで子供の成長を願います。

作品毎に地模様が異なり細かい部分ですが凝ったデザインとなっています。

幅を広めにぼかした「拭き下げぼかし」、摺師の腕の見せどころです。

画面を覆い尽くすかのように大きく大胆に描かれた一匹の鯉のぼり。広重ならではの抜群の構図力が光る作品です。この図は本郷台地の方から見た駿河台で、端午の節句の日の風景を描いたものです。7歳以下の男児がいる家では、盛大にこの日をお祝いしました。画面奥には富士がくっきりと姿を見せ、爽やかな五月晴れの一日であることがわかります。

標準価格 14,300円(税込)

画寸法33.7 × 22.0 cm
用紙越前生漉奉書
解説日本語・英語併記
のし対応あり
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