歌川広重 広重花鳥大短冊撰

雪中椿に雀

せっちゅうつばきにすずめ

「烏鳶争食雀争○ 独立池辺風雪多」

冬から春にかけて咲く椿。冬に咲く深紅の花びらと葉の緑とが印象的です。

羽を広げて飛んでいる雀の顔が何とも愛くるしいです。

風景画で有名な広重ですが、短冊型の花鳥図を多く描いています。

雪は、和紙のそのままの肌を活かしており、本当に雪がふわっと積もっているようです。

人間国宝・岩野市兵衛氏が作る和紙(越前生漉奉書)を使用。木版独特の鮮やかな発色や柔らかな温かみのある風合いを作り出しています。

雪綿が椿の花の上に重たげに降り積もり、二羽の雀が激しく羽ばたいています。庭前の一風景をそのまま絵にしたような親しみを覚えます。この親しさと現実感こそ花鳥画の生命であります。雀は欧州からアジアにかけて広く分布し、日本では最も親しまれた鳥のひとつです。雀には竹を配した絵が多く、冬の日に餌を求めて訪ねる姿も風情があります。

標準価格 14,300円(税込)

画寸法38.8 × 17.4 cm
用紙越前生漉奉書
解説日本語・英語併記
のし対応あり
納期ご注文より5営業日以内に発送
歌川広重について
天保年間に保永堂から出版された全55図の「東海道五十三次」が大ヒットし、以降数々の東海道の風景画を描きました。 花鳥画にも詩情溢れる優品を残し、最晩年に手がけた一大連作「名所江戸百景」では、四季折々の江戸の風景を、独特の視点と豊かな感性で描き出しました。同シリーズは、ゴッホが模写したことでも知られています。
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広重花鳥大短冊撰について
広重の作品持つ豊かな叙情性、句や歌が添えられ縦長の画面を巧みに利用した構図の妙、優れた色彩感覚は、浮世絵のジャンルの中でも特に芸術性の高い作品が揃う花鳥画の分野においても遺憾なく発揮されており、四季折々の情緒あふれる作品は今なお時代を越えた感動を私たちに与えてくれます。
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