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葛飾北斎 富嶽三十六景
相州箱根湖水
そうしゅうはこねこすいず
芦ノ湖から見えるスッキリ快晴の富士山。
芦ノ湖は青々として、まわりの木々の深緑も色鮮やかです。
駒ヶ岳が穏やかな表情を見せています。
拭き下げぼかし。版木ではなく摺師が水分の調整でぼかす、高度な技術が必要な部分。
人間国宝・岩野市兵衛氏が作る和紙(越前生漉奉書)を使用。木版独特の鮮やかな発色や柔らかな温かみのある風合いを作り出しています。
広重の「東海道五十三次」の「箱根 湖水図」とは違って、この箱根はとても大らかに描かれています。"天下の嶮"の箱根を越えれば、芦ノ湖の静かなたたずまいに、丸い山形をした駒ヶ岳、湖水のほとりには箱根神社の森もみられます。富士山も湖水の向かいに頭をのぞかせています。静かで荘厳な空気をもった作品です。
| 画寸法 | 26.0 × 38.3 cm |
|---|---|
| 用紙 | 越前生漉奉書 |
| 解説 | 日本語・英語併記 |
| のし対応 | あり |
| 納期 | ご注文より5営業日以内に発送 |
- 富嶽三十六景について
- 葛飾北斎の代表作にして、浮世絵風景画の代表作です。「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」は、余りにも有名です。 初め、題名の通り36図出版されましたが、後から10図が追加され、最終的に46図のシリーズになりました。全図に富士山が描かれていますが、46様それぞれの個性的な富士山の姿は、いつまでも見飽きることがありません。
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