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葛飾北斎 富嶽三十六景
甲州三坂水面
こうしゅうみさかすいめん
三坂峠から見える夏の富士山。
湖面にうつる富士は、何故か雪をかぶった冬の富士山が描かれています。
湖面に静かに浮かぶ小舟が一艘。穏やかな時間の流れを感じさせてくれます。
拭き下げぼかし。版木ではなく摺師が水分の調整でぼかす、高度な技術が必要な部分。
人間国宝・岩野市兵衛氏が作る和紙(越前生漉奉書)を使用。木版独特の鮮やかな発色や柔らかな温かみのある風合いを作り出しています。
三坂峠は、河口湖の北側にあり、峠から河口湖を通して見る富士山は大変美しいものです。富士山の北側を望むことになり、富士の姿も鋭く、山頂の形も険しく描かれています。湖面に映った富士山は"逆さ富士"として有名な作品ですが、おそらく夏の風景だと思われます。しかし、湖面に映る富士は雪をいただいており、北斎独特のウイットが感じられます。
| 画寸法 | 25.5 × 38.2 cm |
|---|---|
| 用紙 | 越前生漉奉書 |
| 解説 | 日本語・英語併記 |
| のし対応 | あり |
| 納期 | ご注文より5営業日以内に発送 |
- 富嶽三十六景について
- 葛飾北斎の代表作にして、浮世絵風景画の代表作です。「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」は、余りにも有名です。 初め、題名の通り36図出版されましたが、後から10図が追加され、最終的に46図のシリーズになりました。全図に富士山が描かれていますが、46様それぞれの個性的な富士山の姿は、いつまでも見飽きることがありません。
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