磯田湖竜斎 風流小児十二支 大尾

いのしし

子どもたちが猪の描かれた絵馬を、神社に奉納しようとしています。

声を掛け合いながら絵馬を運んでいるようです。指をさす方に向かって進んでいるのでしょう。

おしゃれ着でしょうか、華やかな柄の着物です。肩あげや腰あげの縫い目も描かれています。

湖竜斎は、春信と同時代の作家で、作画期は1760年代-1780年代前半と言われています。

本図は、通常の浮世絵のサイズ(大判)より小さいサイズの作品です。

人間国宝・岩野市兵衛氏が作る和紙(越前生漉奉書)を使用。木版独特の鮮やかな発色や柔らかな温かみのある風合いを作り出しています。

期間限定掲載
5人の子どもたちが、猪が描かれた絵馬を神社に奉納するところを描いています。浮世絵版画の中には十二支を題材として描いたものがいくつか存在しており、本図もそのひとつと考えられています。画中の絵馬には、安永2(1773)年の文字ありますが、この年は巳年ですのでシリーズの完成年を記したものでしょう。当時の子どもの衣裳や髪形が鮮明に描かれており、大変興味深い作品です。

標準価格 22,000円(税込)

画寸法25.3×19.4 cm
用紙越前生漉奉書
解説日本語・英語併記
のし対応あり
納期ご注文より5営業日以内に発送
その他の絵師について
歌川国貞、歌川豊国、歌川豊重、窪俊満、歌川国政、磯田湖竜斎、小松軒百亀、葵岡北渓、鳥文斎栄之、八島岳亭、鳥高斎栄昌、栄松斎長喜、渓斎英泉など個性豊かな絵師の作品も取り扱っております。
その他の絵師の商品一覧

東京新大橋雨中図

小林清親 東京名所図

東京新大橋雨中図

特別価格 ¥14,300~ (税込)

菊模様着立美人

懐月堂安知

菊模様着立美人

¥33,000~ (税込)

雪中秋色女

栄松斎長喜

雪中秋色女

¥14,300~ (税込)