歌川国貞 

錦帯橋

きんたいきょう

特徴的な形で知られる錦帯橋は現在でもその姿を見ることが出来ます。

画面上で橋を指さす女性達が、見る者の視線を自然に橋へ誘導します。

横書きにされたひらがなの文字は洋風の文字の並びをイメージした物。

画面に奥行きを与える背景のぼかしは摺師の腕の見せどころです。

額縁を思わせる枠取りの飾りに、西洋画の影響が感じられます。

人間国宝・岩野市兵衛氏が作る和紙(越前生漉奉書)を使用。木版独特の鮮やかな発色や柔らかな温かみのある風合いを作り出しています。

「紅毛油画名所尽」はその名の通り油絵のイメージで各地の名所を描いたシリーズ。美人と風景を組み合わせて描いており、額縁のような枠取りに鮮やかな色彩が目を引きます。錦帯橋は山口県岩国の名所となっている橋で、特徴的な形の美しさ面白さで広く知られています。油絵を意識してか鮮やかでめりはりの効いた色遣いが美しい一枚です。

標準価格 22,000円(税込)

画寸法24.4 × 36.6 cm
用紙越前生漉奉書
解説なし
のし対応あり
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