ミヤケマイ氏が独自の視点で描いた平成版・新七節句

ミヤケマイ氏が独自の視点で描いた平成版・新七節句

ミヤケマイ

新作完成!七日の猫
-Seven Tales of A Cat-

現在、活躍中のアーティスト・ミヤケマイ氏を絵師に向かえ、伝統的な年中行事として日本人が大切にしてきた「節句」を独自の現代的視点で描いていただき、アダチ版画研究所の彫師・摺師と共に制作した「現代の浮世絵」がこのたび完成しました。

ミヤケマイ氏が独自の視点で描いた平成版・新七節句

家族の健康と幸福を願う日本の節句

節句と言えば、人日(1月7日)・桃の節句(3月3日)・端午の節句(5月5日)・七夕(7月7日)・重陽の節句(9月9日)の五節句ですが、今回ミヤケ氏は、現代の我々にとって欠かせない年中行事であるお花見とクリスマスを加えた新七節句を描きました。

江戸の浮世絵にも良く描かれてきた節句。そこには季節を通して、子供の成長や長寿、そして子孫繁栄など家族互いの健康と幸福を願う時間を人々が大切にしてきたことがうかがえます。「現代の浮世絵」として新たに誕生した平成版・新七節句は、季節毎に掛け替えてお楽しみいただくことで、現代の我々が忘れがちな季節感や家族とのつながりの大切さを思い起こさせてくれる作品です。

国芳も顔負け!平成版「猫づくし」

また、各節句とも猫の視点から描いた「平成版猫づくし」は、猫好きの方だけなく親しみ深いものになっています。こうした発想は、その時代の風俗を描き、日常の娯楽として様々な題材を取り上げて来た浮世絵のスタイルにならうもので、誰もが暮らしの中で季節の移ろいを楽しめる身近な作品となっています。

標準価格 367,500円(税込)

画寸法天地約415mm×左右161mm
限定部数国内版80部 国際版30部
用紙越前生漉奉書
のし対応あり
納期ご注文より3営業日以内に発送
制作アダチ版画研究所
彫師:新實護允、岸千倉
摺師:久保田憲一、川合千春

ミヤケマイ

横浜生まれ。独学にて2001年より作家活動を開始。日本独自の感覚に立脚しながら、展示される空間を活かし、繊細かつ大胆に作品を展開している。画廊や美術館、アートフェアでの展示のみならず、企業とのコラボレーション(JAL、銀座メゾンエルメス、高島屋、森アーツセンター)、本の装丁など活動は多岐にわたる。2008-9年、奨学金を得て、Ecole Nationalesuperieur des Beaux-Arts(パリ国立美術大学大学院)に留学。

ミヤケマイ氏コメント

日本では家族の一員として最も人間の生活に寄り添い身近にいる猫が、死ぬ姿をあまり主人に見せないところから、猫はもの凄く長生きすると思われてきた。人間の寿命を超越して長生きした猫はしっぽがそのうち7つや9つに別れ、多生を持つと言われ神格化されてきた。最も人間に近い存在でありながら人間を超越した英知と力を感じるその存在は、昔から美術家の心をつかんできた。それはまるで生活に埋め込まれた四季折々の節句や行事のようではないだろうか?

季節ごとの節句は私達の生活に根深く根ざしていて日常で有りながら、人間を超越した自然の脅威と恵み、人間の有限な生に比べ脈々と途切れる事もなく存続し続ける。自然とその節句の前で何千年も前から人は感謝し、立ち止まり考えるのである。節句こそ猫以上に長生きして物語を紡いでいく永遠の英知なのである。

デジタルと伝統技法の幸せなコラボレーション

山下裕二

ミヤケマイは、コンピュータも駆使して制作する作家である。ただし、彼女が産み出す作品は、映像やインスタレーションだけではなく、掛軸など日本の伝統的なフォーマットによるものが多い。手描きの絵をコンピュータに取りこんで加工、着彩し、和紙などに出し、又顔料、アクリルなどで手彩する。ときにはそれを丁寧に切って、半立体の作品として構成することもある。独学で試行錯誤してきた彼女ならではの、ユニークな方法である。
私は、2005年、水戸芸術館で彼女の作品をはじめて見た。日常的なモティーフに着眼する姿勢に共感した。淡い色彩が美しかった。そしてなにより、作品タイトルなどに見る、ユーモアあふれるシャレの効いた演出に瞠目した。
それ以来、彼女の作品を引き続き注視してきて、2011年には、東京で有数の古美術商・壺中居で開催された、陶磁器などとコラボ レーションする個展をプロデュースする機会もあった。

そしてこのたび、アダチ版画研究所によって、彼女の原画をもとにした木版画が制作されるという。
いうまでもなく、東京・目白にあるアダチ版画研究所は、浮世絵木版画の技法を伝える、いまではまったく希少となってしまった本格的な工房である。
歌麿や写楽の木版画を制作した江戸時代とまったく変わらぬ技法で、彫師、摺師が研鑽を積み、浮世絵の復刻や現代作家の 原画による木版画を手がけている。私はごく最近、現場を取材する機会があったのだが、徹底した職人仕事の素晴らしさに驚嘆したのだった。
ミヤケマイがコンピュータによって制作した原画が、木版画の伝統技法によって摺られる。デジタルとアナログとの関係が、普通とは逆だ。なんとも痛快ではないか。この幸せなコラボレーションによる作品が、どんなテクスチャーになるのか、いまから楽しみにしている。

ロンドンで話題になりました!

日本での発売に先駆け、10月に英国・ロンドンのICNギャラリーで開催されたミヤケ氏の個展で発表されました。オープニング当日には250人の方が訪れ、話題に。また、11月毎年ロンドンで開催されるアートの祭典「Asian Art in London」にも出品され、摺師川合による実演も行われ、日本の伝統の技術で制作された現代の浮世絵に現地の人々も高い関心を持っていただきました。

実演の模様はこちら

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品質へのこだわり

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製作工程

制作工程

一切機械を使うことなく一枚一枚職人の手仕事により丁寧に作られている木版画です。

厳選素材・道具

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江戸当時の風情を感じられる当時の浮世絵の再現にこだわり、厳選した素材と道具を使用。

職人紹介

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最高の作品を創り出すために、日々技術の研鑽を積む熟練の職人たち。

浮世絵の基礎知識

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