歌川広重 六十余州名所図会

上野 榛名山雪中

こうずけ はるなさんせっちゅう

榛名山は、妙義山・赤城山とともに上毛三山の一つであり、古来山岳信仰を受けてきた山です。

画面正面には、十一面観音像を安置したと伝える「東面堂」が建っています。

全国の名所を描いた広重晩年のシリーズ六十余州名所図会の一図。「上野」とは、現在の群馬県にあたります。

幅を広めにぼかした「拭き下げぼかし」、摺師の腕の見せどころです。

期間限定特別価格
広重が晩年に手掛けた、全国の名所を描いた一大シリーズ「六十余州名所図会」の一枚。現在の群馬県の中央にある榛名(はるな)山に津々と雪が降り積もる状景を描いています。冬の雪深の部分は、和紙の肌を活かしながら墨の濃淡で見せつつ、橋やお堂は朱色で、そして橋の下を流れる川を色鮮やかな藍で配色することで、画面に緊張感を与え、冬の厳しい様を表現しています。

標準価格 22,000円(税込)

特別価格 14,300円(税込)

画寸法34.5 × 22.5 cm
用紙越前生漉奉書
解説日英併記
のし対応あり
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