窪俊満 

茶摘

ちゃつみ

明るい黄緑色が瑞々しい、籠いっぱいに摘まれた茶葉の新芽。

茶摘みの二週間ほど前から茶葉を葭簀(よしず)で覆って日光を遮るようにします。

細かい髪の毛の一本一本を彫り上げるには熟練の技が必要です。彫師の腕の見せ所です。

窪俊満は、北斎などとほぼ同時期に活躍した浮世絵師。「紅嫌い」の作品を多く手掛けました。

墨の濃淡だけで表現された着物。色数を抑えた「紅嫌い」の特徴のひとつです。

人間国宝・岩野市兵衛氏が作る和紙(越前生漉奉書)を使用。木版独特の鮮やかな発色や柔らかな温かみのある風合いを作り出しています。


茶葉を摘む三人の女性を描いた「紅嫌い」の作品。「紅嫌い」はその名の通り紅色を避けたシックな色遣いが特徴で、寛政の一時期に流行しました。本図も、墨色、紫、緑を主として描かれています。色数は少なく、それだけに茶葉の明るい黄緑が美しく映え、新芽の瑞々しさが感じられる作品です。

【新復刻完成記念コラム vol.1】 紅嫌い

標準価格 22,000円(税込)

画寸法32.5 × 22.5 cm
用紙越前生漉奉書
解説日本語・英語併記
のし対応あり
納期ご注文より5営業日以内に発送
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