
全国浮世絵展カレンダー【2025年7-9月】
年4回、3ヶ月ごとに掲載している「全国浮世絵展カレンダー」。2025年7〜9月に開催される浮世絵、ならびにその系譜に連なる木版画の展覧会情報をお届けします。
なお、展覧会に足を運ぶ以外の方法でも浮世絵の文化とふれ合う機会はたくさんあります。各美術館・博物館では、各種SNSでの情報発信、館蔵品や展覧会を紹介する動画の配信や書籍の刊行など、さまざまなニーズに合わせた企画で、文化施設の機能を拡張しています。当ページを、浮世絵文化を楽しむ知的コンテンツへのリンク集としても、ご活用いただければ幸いです。
浮世絵展カレンダー 2025年7-9月期
カレンダー掲載の情報は、2025年6月30日現在の情報です。(情報は、今後変更される可能性があります。)

展覧会の詳細、休館日などは各館公式サイトにてご確認ください。(PDFファイルの館名をクリックすると公式サイトが開きます。)
2025年第三四半期のトピックス
★全制覇したい、都内5館連携「蔦重手引草」
NHK大河ドラマ「べらぼう」の放送に合わせ、第二四半期から各地で蔦屋重三郎の生きた時代にスポットを当てた展覧会が開催されていますが、第三四半期より、都内5館が連携した企画展示「蔦重手引草」が開催されます。5館の展示を巡ることで、当時の出版文化をより深く楽しめること間違いなし。各館で、漫画家・一ノ関圭先生描き下ろしの特製カードも配布。これは集めたいですね。
「蔦重手引草」連携5館 会期と特製カードの図柄
【8月30日〜9月28日/10月3日〜11月3日】太田記念美術館(東洲斎写楽)
▶︎蔦屋重三郎と版元列伝
【9月2日〜10月19日】大東急記念文庫 五島美術館(蔦屋重三郎)
▶︎展示室2 特集展示:蔦屋重三郎-江戸には江戸の風が吹く
【9月2日〜11月3日】印刷博物館(大田南畝)
▶︎ミニ展示:あれもこれも蔦重! お江戸の名プロデューサー蔦屋重三郎
【10月初旬〜11月初旬】たばこと塩の博物館(山東京伝)
▶︎3階コレクションギャラリーミニ企画:18世紀のおもちゃ絵と蔦屋重三郎版のおもちゃ絵(仮)
【10月初旬〜11月下旬】国文学研究資料館(喜多川歌麿)
▶︎展示室特設コーナー:蔦重、圧巻。大・中・小
★島根県立美術館のビッグプロジェクト、いよいよ第二章が開幕
島根県立美術館には、北斎研究者・故永田生慈氏より寄贈された、県外不出の浮世絵コレクション(永田コレクション)があります。このコレクションの全貌を、およそ2年に一度のペースで、5回にわたって紹介する壮大な展覧会プロジェクトが進行中。島根の北斎ビエンナーレとでも言うべきこの企画、今秋は、北斎の40・50代の作品を中心に紹介する展覧会が開催されます。島根県立美術館はウェブサイトのコンテンツも充実しており、期待が高まります。
【9月10日〜11月3日】島根県立美術館
▶︎永田コレクションの全貌公開〈二章〉 北斎 -「葛飾北斎期」・「戴斗期」編
展覧会特設サイト >>
浮世絵展カレンダー 掲載館一覧
お出かけの前に、必ず最新の開館状況・入館方法をお確かめの上、おでかけください。下記掲載館の一覧の館名をクリックすると、各館の公式サイトが開きます。
- CREATIVE MUSEUM TOKYO(東京・京橋)
- 慶應義塾ミュージアム・コモンズ(東京・三田)
- 上野の森美術館(東京・上野)
- 東京国立博物館(東京・上野)
- 印刷博物館(東京・水道橋)
- すみだ北斎美術館(東京・両国)
- 太田記念美術館(東京・原宿)
- 山種美術館(東京・広尾)
- 五島美術館(東京・上野毛)
- 新宿歌舞伎町能舞台(東京・新宿)★日時指定予約制 ※18歳未満入場不可※
- 川崎浮世絵ギャラリー(神奈川・川崎)
- 藤沢市藤澤浮世絵館(神奈川・藤沢)
- 千葉市美術館(千葉・千葉)
- 茂木本家美術館(千葉・野田)
- 北斎館(長野・小布施)
- 日本浮世絵博物館(長野・松本)
- MOA美術館(静岡・熱海)
- 静岡市東海道広重美術館(静岡・由比)
- 貨幣・浮世絵ミュージアム(愛知・名古屋)
- 中山道広重美術館(岐阜・恵那)
- 逸翁美術館(大阪・池田)
- 島根県立美術館(島根・松江)
- 山口県立萩美術館・浦上記念館(山口・萩)
- 広重美術館(山形・天童)
- 小樽芸術村 浮世絵美術館(北海道・小樽)
※郵便番号順で掲載
編集・「北斎今昔」編集部
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