エレガントな浮世絵デザインのヒントミント!お歳暮やクリスマスプレゼントにも

エレガントな浮世絵デザインのヒントミント!お歳暮やクリスマスプレゼントにも

アーティスティックなデザイン、上質な素材とナチュラルなおいしさにこだわったミントタブレット「ヒントミント」。世界のセレブリティーにも愛されるこのミントに、今秋、限定プレミアムラベルが登場しました。そのデザインは、なんと浮世絵! いまだかつてないスタイリッシュな浮世絵デザインがネット上で大反響を呼び、一瞬にしてレアアイテムに。そんなコレクションを、お好きなもの1点から購入でき、ギフト発送もできる通信販売がついにスタートします。

取り出す所作にまでこだわった、シガレットケース型のミント缶

皆さんは「ヒントミント」というオシャレなミントタブレットをご存知でしょうか。ヒントミントは、米国・ロサンゼルスで生まれたミントブランド。世界中にファンを持ち、アカデミー賞、エミー賞をはじめとする国際的なレセプションにおける公式ギフトにも採用されています。日本では、全国のPLAZAや成城石井などで購入でき、ヨドバシカメラの通販なども利用できます。実は編集部スタッフの一人も、ヒントミントのファン。いつも鞄の中に入れて持ち歩いています。

ヒントミント「クラシックラベル」。写真はペパーミント。(画像提供:ヒントミントジャパン)

ヒントミント「クラシックラベル」のカーブを描くスタイリッシュなケースは、1920年代のシガレットケースがモチーフ。ミント一粒分の厚さなので、ジーンズのバックポケットにもすっと入り、ミントがケース内で上下しないので、缶ケース特有のガチャガチャという音も気になりません。ケースのトップ部分をスライドさせる構造は、ミントを取り出すときの指先の優雅な所作を考慮したものなのだとか。外観から機能性まで、そのすべてが美意識の結晶のようなミント缶なんです。

世界中のアーティストとコラボレーションした限定プレミラムラベル<アーティストシリーズ>。上段から時計回りにJames Jean、Audrey Kawasaki、Shagとのコラボレーション。(画像提供:ヒントミントジャパン)

そして、この美しいケースには、<アーティストシリーズ>と呼ばれる限定プレミアムラベルが存在し、ファンのあいだで密かなコレクターズアイテムとなっています。今回この<アーティストシリーズ>のジャパンプロジェクトに選ばれたのが、我らが浮世絵。今年9月「日本の美を世界へ」をテーマにした<浮世絵クラシックコレクション Vol.1>が発表されました。色鮮やかな6種のデザインには、東京国立博物館が所蔵する浮世絵作品が使用されています。

2020年9月にプレス発表されたヒントミント<浮世絵クラシックコレクション Vol.1>。(画像提供:ヒントミントジャパン)

編集部では、さっそくこのヒントミント<浮世絵クラシックコレクション Vol.1>を入手。さらに開発責任者である、ヒントミントジャパンの里舘さんに取材しました。

風流人が暮らしの中で楽しんだ江戸文化の粋を体感するようなミントケース

——なぜ今回<アーティストシリーズ>のジャパンプロジェクトに浮世絵が選ばれたのでしょうか?

「ヒントミントのブランドフィロソフィーは『デザインと審美が生活のひとコマにある豊かさ』です。ヨーロッパを中心に海外で浮世絵が知られるようになった19世紀当時、芸術は、権威や富の象徴として、王侯貴族や権力者といった特権階級だけが触れることのできるものでした。ところが日本では、人と人の日常にある美しさ、喜び、ユーモア、そして自然を愛でる感性を原動力として、庶民のあいだで浮世絵が制作されていました。

限られた一部の特権ではなく、誰もが芸術に触れ、慈しむことができたのです。西洋が驚嘆し評価したのは、江戸の人々の美意識と市民生活における文化の高さ。国境や時代を超えて、見る人に感動をもたらす浮世絵の世界に、ヒントミントのブランドフィロソフィー、そして今回の<アーティストシリーズ>のプロジェクトの趣旨が共鳴しました。」

——ケースのフォルムとアールヌーヴォー調の飾り枠に浮世絵がぴったりと馴染んでいます。デザインへのこだわりを教えてください。

「絵師・彫師・摺師がワンチームとなって完成する浮世絵版画は、いまにつながる日本の物作りと技術を伝えるものでもあります。今回は、東京国立博物館の監修の下、版画という手法から生まれたディテール表現や風合いを大切に、収蔵品の経年による和紙のシミやくすみ・退色の補正を行い、鉄×立体デザインケースならではの美しさを考えました。

ゆるやかなカーブを描くトップをスライドすると、絵師名、作品名が日英併記してある。(撮影:「北斎今昔」編集部)

具体的にはまず、作品の魅力と個性がもっとも力強く見る人の心に迫ってくるような、トップ面の構図とサイドにつながっていく美しさの答えを創るためのデザイン検証を繰り返しました。浮世絵を額に入れて眺めているような気持ちになるゴールドのフレームは、ひとつひとつ職人が手作業でエンボスを施しています。そしてセンシュアルで優しい、漆のようななめらかな艶をトップの仕上げに施しました。

ケースの両面で江戸の昼夜をイメージし、ボトムは、浮世絵を引き立てる漆黒ブラック。花魁の髪飾りに見られたようなトーンのゴールドの文字を載せて、江戸の雅を表現することを意図しています。すべての商品のボトムに、下記の英文を入れてあります。

This collection is dedicated to world famous Japanese genius artists Hokusai, Hirorshige and Kuniyoshi. All these precious master pieces of art were revived by an Exclusive Hint Mint and Tokyo National Museum Collaboration.
(訳:このコレクションは、日本の偉大な天才絵師、葛飾北斎・歌川広重・歌川国芳に捧げるものです。東京国立博物館とヒントミントのコラボレーションにより、貴重な所蔵作品から選んだマスターピースに、新たな命を吹き込みました。)

ヒントミント<浮世絵クラシックコレクション Vol.1>のボトム。東京国立博物館のロゴも入っている。(撮影:「北斎今昔」編集部)

——今回、絵師3名6図柄がデザインに起用されています。セレクトには、どのような意図があるのでしょうか。

「言語や文化が異なる世界各国の方でも——これまで浮世絵の知識や情報を得る機会がなかった方でも、一瞬で目が惹きつけられ、浮世絵を育んだ江戸文化の粋を体感できるようなアイテムになることを考え、浮世絵史を代表する3名を選び、絵師ごとの個性が際立つ2作品で全6種のコレクションを設計しました。

北斎の作品からは、男性的でシャープな力強さ、広重の作品からは、女性的な気品と優美さ、そして国芳の作品からは、今日の日本のアニメーションが生まれた歴史を彷彿とさせるような、モダンと後世に影響を与えた才能を感じ取っていただけるのではないでしょうか。

ヒントミント<浮世絵クラシックコレクション Vol.1>。6種並べると壮観。(撮影:「北斎今昔」編集部)

3名それぞれの個性が鮮やかなコントラストを描きながら、全6種が揃うと荘厳な力強さとなり、どのような組み合わせにしてもパズルのように楽しめるような全体のバランスをイメージしながら、作品をセレクトしています。

あらゆるディテールが総合的に重なりあって、芸術と文化、そして人の創造の素晴らしさとぬくもりを伝え、手にとる人に美しい感動を届ける『作品』となるよう、開発に時間をかけ、ヒントミントのクリエイティブチームと職人や技術者、ファクトリーの力を結集して誕生したのが、<浮世絵クラシックコレクション Vol.1>です。」

浮世絵とフレーバーのすばらしきマリアージュ

取材を通じて、このヒントミント<浮世絵クラシックコレクション Vol.1>にかける熱い想いと深いコンセプトがひしひしと伝わってきました。徹底したリサーチと妥協のない仕事に脱帽。そしてもちろん、デザインとフレーバーの組み合わせにも、並々ならぬこだわりがありました。ここで<浮世絵クラシックコレクション Vol.1>の各デザインとフレーバーをご紹介します。皆さんは、どのフレーバーが気になりますか?

葛飾北斎の「富嶽三十六景 凱風快晴」(左)と「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(右)(画像提供:ヒントミントジャパン)

葛飾北斎「富嶽三十六景 凱風快晴」<シナモンミント>
南風を受けてそびえ立つ赤い富士山と、青空とのコントラストがエレガントな印象を与える「凱風快晴」。フレーバーは、上質なシナモンの香りとスパイシーな刺激がたまらない赤い<シナモンミント>です。

葛飾北斎「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」<ペパーミント>
世界の名画と謳われる「The Great Wave」。鮮烈なインパクトを与える大波は、涼やかでクリーンな天然ミントハーブのアロマと、ナチュラルな爽快感が魅力の<ペパーミント>と相性抜群です。

歌川広重の「名所江戸百景 亀戸梅屋舗」(左)と「名所江戸百景 両国橋大川ばた」(右)(画像提供:ヒントミントジャパン)

歌川広重「名所江戸百景 亀戸梅屋舗」<ザクロ&アサイ>
広重の構図の大胆さを損なわず、ピンクのグラデーションを効果的に使用した可憐なデザインは「北斎今昔」編集部もイチオシ。フレーバーは、花びらの色合いにマッチする<ザクロ&アサイ>です。

歌川広重「名所江戸百景 両国橋大川ばた」<ペパーミント>
心にすっと染み込むヒロシゲブルーは、リラックスタイムにいつまでも眺めていたくなりますね。神経の疲れや緊張をほぐす効果のある香り高い天然ミントハーブを贅沢に使用した<ペパーミント>が、川辺の爽やかさを思い起こさせます。

歌川国芳の「鼠よけの猫」(左)と「江戸自慢程好仕入・よしのかんとう」(右)(画像提供:ヒントミントジャパン)

歌川国芳「鼠よけの猫」<チョコレートミント>
浮世絵界きっての愛猫家・国芳による「鼠よけの猫」は、まるでお守りのように肌身離さず持ち歩きたくなる愛おしさ。心が安らぐカカオの優しい甘さと香りに、天然ミントハーブの爽やかさがアクセントの<チョコレートミント>フレーバーで、特別先行販売の店頭で人気No.1だったアイテムとのこと。

歌川国芳「江戸自慢程好仕入・よしのかんとう」<シトラス&ジンジャー>
今回のデザインで唯一の美人画は、国芳が描く、キリッと粋な装いの芸妓です。フレッシュな生姜を細かくすりつぶし、柑橘系フルーツの天然果汁コンビネーションで仕上げた<シトラス&ジンジャー>は、元気がわき出るような甘酸っぱいジューシーな美味しさが魅力。こちらは限定フレーバー!

SNSで大反響! 待望のオンライン販売がついにスタート

この素敵な浮世絵デザイン缶の発売ニュースを知りながらも「実際、どこで買えるの?」という方は多かったはずです。それもそのはず。実はこの商品、発売直前にネット上で大きな反響を呼び、特別先行販売の銀座三越の売り場は、初日の9月9日で品薄状態に。翌10日より、伊勢丹新宿本店でも販売を開始したものの、コロナ渦の状況も鑑み、その後の全国展開のスケジュールを再検討することにしたのだそう。

そして10月末より、ついに待望のオンライン販売がスタートしました。これは、繁華街への外出を控えている方にも嬉しいニュース。オンラインストア「ムードマーク」では好きなデザイン缶1点から購入でき、三越および伊勢丹の「お歳暮オンラインショップ」では、ギフトボックスに入った絵師ごとの2点セットで購入可能です。

Instagram上でも話題沸騰。写真はHINTMINT Japanのアカウント(@hintmint_japan

1個900円と、ミントタブレットとしては高額帯ですが、ここにご紹介してきたアートなこだわりと品質を考えれば納得のお値段。ちょっとしたお礼などで渡すプレゼントには最適で、これから年末年始に向けて需要が高まりそうです。

しかも、ヒントミントは、アレルギー表示指定品目である特定原材料(7品目)および特定原材料に準じる原材料(21品目)の全28品目につき一切不使用。保存料不使用・グルテンフリー・Vegan(ヴィーガン)認定食品と、多くの方に安心して贈れるお菓子。

何かと気ぜわしい年末、美しい浮世絵のケースに入った体に優しいミントで、上手に気分転換してみてはいかがでしょうか。

商品情報

■ ヒントミント<浮世絵クラシックコレクション Vol.1>
[価格]各種 900円(税別)
[購入方法]
□ 通信販売:ムードマーク(※ソーシャルギフト対応)三越お歳暮オンラインショップ伊勢丹お歳暮オンラインショップ
※メールやSNSでギフトの送付を通知し、ギフトを受け取る側が、受け取り場所の住所や日時を指定できるサービスです。
□ 店頭販売:銀座三越・菓遊庵(本館地下2階)、伊勢丹新宿店・ISETAN-Seed-Daily-Index(本館1階)、QUEEN‘S ISETAN品川店(FOOD&TIME ISETAN内)、プレシャスデリ東京
[公式サイト]ヒントミント<浮世絵クラシックコレクション Vol.1>スペシャルサイト

協力・ヒントミントジャパン、株式会社三越伊勢丹
文・「北斎今昔」編集部