「アダチ版画 現代の浮世絵」では、メールマガジンを配信しています。新作のご紹介や販売・予約のご案内、関連イベント・展示情報などをお伝えいたします。また、メルマガ読者様限定のお得な情報も随時お送りさせていただきます。是非、この機会にメールマガジンをご購読ください。
※本メールマガジンは、弊社運営の別サイト「浮世絵のアダチ版画 オンラインストア」にて配信しているものとは異なる内容となります。
アダチ版画研究所は、浮世絵を生んだ日本伝統の木版技術を継承するとともに、
現代のアーティストとのコラボレーションにより創造する
「現代の浮世絵」の魅力を日本から世界へ発信してまいります。
イラストレーターとして、また近年は現代美術アーティストとして活躍中のfeebee氏。この度、feebee氏とアダチ版画研究所のコラボレーションとして、十二支全てを一つの体に持つ めでたい生き物、キメラ(合成獣)を描いた「寿という獣」シリーズの新作「寅」が昨年の「丑」に続き、完成しました。工筆画の伝統技法を取り入れて描かれた緻密で神秘的な作風を存分に活かした、堂々たる現代の浮世絵です。
本作品の販売は12月10日午前10時から行う予定です。12月26日までのご注文の品は、年内発送いたします。新作「寅」と共に2022年をスタートされてはいかがでしょうか?
また、本作品はアダチ版画ショールームにて展示いたします。是非、実際の作品を見にいらしてください。
feebee「寿という獣 寅」 作品詳細 ≫
※コロナ禍によりショールームの営業時間が予告なく変更になることがあります。事前に営業時間をご確認の上、ご来場ください。
2021.12.08
人気ファッションブランドとのコラボレーションをはじめ、ストリートアートの世界で国際的に活躍する花井祐介氏とアダチ版画研究所の彫師・摺師が共に手がけた初の木版画作品がこのたび完成しました。
何気ない日常の一コマを人間味あふれる表情やポーズで描く花井氏の世界観と木版画の持つ温かみのある風合いが一体となり、大変味わい深い作品が生まれました。
本作品の販売につきましては、抽選とさせていただきます。ご購入を希望されるお客様は、作品ページより受付期間内にお申し込みください。
花井祐介「無題1」 作品詳細 ≫
本作品の販売は、11月27日午後3時(日本時間)から行う予定です。インターネットのみの受付となりますので、ご了承ください。
発送は12月中旬以降を予定しています。
2021.11.26
アーティスト
イラストレーターとして、また近年は現代美術アーティストとして活躍中のfeebee氏。この度、feebee氏とアダチ版画研究所のコラボレーションとして、十二支全てを一つの体に持つ めでたい生き物、キメラ(合成獣)を描いた浮世絵シリーズ「寿という獣」の新作「寅」が完成しました。2020年「子」、2021年の「丑」に続く待望の新作です。工筆画の伝統技法を取り入れて描かれた緻密で神秘的な作風を存分に活かした、堂々たる現代の浮世絵です。
アーティスト
ストリート系ファッションブランド「BEAMS」「VANS」などとのコラボレーションをはじめ、国内外で活躍の場を広げている花井祐介氏が、このたび伝統木版による現代の浮世絵制作に初挑戦しました。
1950~60年代のカウンターカルチャーの影響を色濃く受けたその作風は、日本の美的感覚とアメリカのレトロな風合いのイラストレーションを融合した独自のスタイル。
本作品は、花井氏のアイディアにより、額装した16点の小さな木版画を立体的にレイアウトし、一つの作品として見せる新しいスタイル。花井氏独特の世界観が存分に楽しめる作品です。
アーティスト
K-POPグループ・BTSとのコラボレーションがソウルの「HYBE INSIGHT」ミュージアムで2021年11月14日まで展示されるなど、世界を舞台に活躍するジェームス・ジーン氏。そのジーン氏が再びアダチ版画研究所の彫師・摺師とともに手がける、木版のための特別な女神シリーズ第5弾となる「Chrysanthemum」が、完成しました。
純粋なデジタル作品としてスタートした「Chrysanthemum」ですが、「手作業による木版の制作工程を通じて、本作に込められた精神が作品に移し込まれていった」とジーン氏は語ります。炎のトルネードの中に囚われた菊の女神。破壊と再生のプロセス。ジーン氏の魅力が余すところなく表現されたファン待望の新作です。
アーティスト
半世紀以上にわたり、日本のアートシーンを牽引し続けるアーティスト・田名網敬一氏。近年も、川崎市市民ミュージアムやギンザ・グラフィック・ギャラリーでの大々的な個展開催で注目を集め、アディダスやユニクロとのコラボレーションで幅広い世代からの支持を得ています。
そんな田名網敬一氏の初の木版画作品が完成しました。サイケデリックな色彩の中に、私たちが生きる時代を映し出した、まさに浮世の絵。エロスとタナトスが織り成す、田名網作品の世界を木版画でお楽しみください。
アーティスト
絵画、彫刻、リトグラフなどの様々な表現方法を通じて、独自の世界を作り上げてきた加藤泉氏が、このたび伝統木版による新しいUKIYO-E制作に初めて挑戦されました。島根県の自然豊かな土地に生まれ育った加藤泉氏。人物をモチーフに、プリミティブなイメージを持ちつつも、そこには収まりきらないような力強く生命力に満ち溢れた加藤氏の魅力が、伝統木版の技術によって新しいUKIYO-E第1弾として完成しました。
アーティスト
山形を拠点とし、「目に見えない存在の具現化」をテーマに精霊や妖怪、神などの精神的な存在を作品として描き出す期待の若手アーティスト・金子富之氏。このたび金子氏が描く神獣の世界が「赤虎・青虎」として、伝統木版技術により色鮮やかに完成いたしました。
アーティスト
(公財)アダチ伝統木版画技術保存財団は、現代の彫師や摺師と共に作品を制作する浮世絵師を発掘することを目的に、「アダチ浮世絵大賞」を平成21年度から毎年実施してきました。そして今春、大賞を受賞した宮﨑優氏の現代の浮世絵がこのたび完成いたしました。宮﨑氏が木版画のために書き下ろした下絵をもとに、アダチ版画研究所の彫師・摺師が作り上げた現代の浮世絵美人画です。
photo by Yohei Sogabe
アーティスト
現在、道後温泉で開催中の「道後アート2016」において当代の人気絵師・山口晃氏が描いた名所絵「道後百景 伊佐爾波神社」が現代の浮世絵としてこのたび完成いたしました。
過去2回にわたってアダチ版画とのコラボレーションで制作した現代の浮世絵「新東都名所シリーズ」に続く、ファン待望の新作です。
アーティスト
現在、グローバルな活躍をしている南インド出身のアーティスト、N・S・ハルシャ氏。このたび日本初の個展「N・S・ハルシャ展 ~チャーミングな旅~」(森美術館、2017.02.04-06.11.)が開催されるのを記念して、ハルシャ氏が絵師に挑戦し、アダチ版画研究所の彫師・摺師と共に創造した現代の浮世絵がこのたび完成いたしました。
透明感あふれる色彩を特徴とするハルシャ氏の作風と和紙と水性の絵具から生まれる伝統木版画特有の風合いが見事に調和したオリジナル木版画です。インドの伝統文化に向き合い独自の表現を確立してきたハルシャ氏と日本の伝統の木版技術を継承するアダチ版画とのコラボレーションをここに紹介します。
撮影=川本聖哉
アーティスト
魅惑的な現代の美女を繊細な描線と独自の色彩で表現する現在国内外で活躍中の画家・池永康晟氏。このたび、池永氏が絵師となり浮世絵制作技術を今に継承するアダチ版画研究所の彫師・摺師と共に創造した初の美人画が完成いたしました。
池永氏が描く優美な女性を木版独特の滑らかな輪郭と柔らかい和紙の質感で余すところなく表現した書き下ろしのオリジナル木版画です。
© YAYOI KUSAMA
アーティスト
今、世界で最も注目される前衛芸術家・草間彌生さん。色鮮やかな水玉模様に代表される作品は、一度目にすると忘れることのできない魅力にあふれています。その草間さんがアダチ版画研究所の彫師・摺師とともに、世界で今なお評価の高い日本伝統の“浮世絵”に初挑戦しました。この模様は、2015年元旦のNHK BSプレミアム『ザ・プレミアム 草間彌生 わたしの富士山 ~浮世絵版画への挑戦~』にて放映され、多方面から大きな反響をいただきました。
今回「常に想像を超える作品」を生み出し、世界の注目を集め続ける草間さんのご協力を得ることで、伝統木版技術の継承にとって大切な、伝統の中に「新しい表現の可能性」を見いだすことが出来ました。ついに完成した“前衛と伝統のコラボレーション”をここに紹介します。
プロジェクト
1979(昭和54)年、アダチ版画研究所は、伝統木版の技術を後世に伝えるためには過去の浮世絵を復刻するだけでなく、時代にあった「現代の浮世絵」を作ることも不可欠であると考え、「伝統木版と現代の絵師の出会い」をコンセプトに、オリジナル木版画集『木版と現代』を制作出版しました。当時第一線で活躍されていた粟津潔・勝井三雄・田中一光・山藤章二・和田誠の5人のデザイナー・イラストレーターの方々がこの企画に賛同いただき、アダチ版画研究所の職人たちとオリジナル木版画を制作しました。
プロジェクト
江戸時代の天才浮世絵師・葛飾北斎。「冨嶽三十六景」をはじめとする風景画が世界的に知られていますが、彼はまた一流のデザイナーでもありました。北斎が制作した着物のパターン集『北斎模様画譜(新形小紋帳)』は世紀を超えたベストセラー。掲載されている模様は「北斎模様」の通称で親しまれています。そんな北斎の仕事にインスパイアされたデザイナーたちが、「北斎模様」をモチーフに木版画をデザイン。江戸時代の浮世絵版画の制作技術を継承する職人たちが、新たな「浮世絵」を生み出しました。
プロジェクト
世界を代表するトップクリエーター6人が浮世絵の絵師となり、アダチ版画研究所の彫師・摺師とともに現代の浮世絵を創造する本プロジェクトは、「TOKYO DESIGN WEEK in Milano Salone2015」の企画として実現しました。ゴッホやモネに影響を与えた江戸の浮世絵に対し、“Homage to UKIYOE”というテーマで現在活躍するクリエーターがそれぞれの解釈で表現した現代の浮世絵が誕生しました。
アダチ版画研究所は、これまで継承に努めてきた日本伝統の木版技術をより輝かせるために、
伝統を大切にしながら、現代のアーティストとのコラボレーションを通じて
新しい表現を追求してまいります。
幕末以降、印象派の画家をはじめ多くのアーティストに影響を与え、今なお世界中で高く評価されている浮世絵。その魅力は、他には類を見ないほどの繊細な線描、色彩の鮮やかさ、そして商業印刷ゆえに生まれた徹底した省略美などに見つけることができます。
また、桜の版木、水性の絵具、手漉き和紙といった日本独特の素材から生み出される独特の温かみがその魅力をさらに引き立てています。アダチ版画研究所は、このような浮世絵に培われた木版技術を余すところなく反映したオリジナル木版画「現代の浮世絵」の制作を目指しています。
アダチ版画研究所は、創業当初より、最高の作品を創り出すために、高度な技術をもつ彫師・摺師をかかえる工房形式をとり、制作活動を行ってきました。
そして、この日本が世界に誇れる伝統木版技術の保存・継承を目的に、1994年に「公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団」を創設し、その活動の中で若い技術者の育成も行っています。明日を担う若手職人たちが熟練の職人とともに日々技術を研鑽し、その向上に努めています。